しくじり
まだ新人エンジニアでやる気に満ち溢れていた頃の話。
100人以上のSEが参加しているような大規模プロジェクトで、20人ほどのチームの一員としてアサインされていました。
その中で唯一の新人だった私はまだ大して役に立てることはなく、周りについていくのと、認めてもらおうという想いで必死でした。
その中で、ある1画面を任せてもらうことになり、「この仕事で結果を残してやる!」と息巻いて臨みました。
求められている以上の要件を盛り盛りに盛り込んで設計をし、顧客との設計レビューで「この方がもっと便利ですよね!」と鼻息荒く説明してたところ
「いいですね! でも、これって他の画面も仕様合わせた方が良いですよね?」
「あ・・・そう・・・で・・・すね・・・」と背中冷たいものが走りながらめっちゃ小さい声で返しました。
そう、画面内には他の画面との共通的な動きをする部分があり(システム的には共通ではなかった)、普通に考えてある1画面だけ違う動きをすると違和感が出るような部分でした。
結局、顧客は私の提案を喜んで受け入れ、他の画面にも共通で私の提案したお節介機能が追加されることになり、なんならもう開発完了している画面まで改修することになってしまい、チームメンバーからは大分白い目で見られました。
どうすれば良かったか
システム全体を見通して考えて〜みたいな反省点もありますが、それ以前に、過度に求められていること以上のことをするのはやめましょう。
時間をかければかけるほど良いものができるのは当然で、限られた予算と時間の中で一番良い結果を残すにはどうすべきかを考えるバランス感が一番大事だとのちに思いました。