はじめに
この記事は以下の環境、前提でyarnコマンドを実行しようとする方のための情報です。
- パッケージマネージャとしてyarnを使っている(そもそも)
- プロキシ環境化でyarnコマンドを実行する
- プロキシサーバの認証が必要である
- 認証情報に記号( "" や "@" など)が入っている
自宅などの環境で自由に開発できる環境があればいいですが、企業など、プロキシ環境で開発・検証をしないといけない場合、認証情報をconfigとして設定する必要があります。また、とくに認証情報に記号が入っているとうまく行かないため、備忘を目的として記載しました。
yarn のバージョン
今回本投稿で前提としているバージョンです。
$ yarn --version
1.15.2
設定方法
プロキシ環境化では、yarnコマンドに対して proxy の設定が必要です。
また、認証が必要な場合はホスト名の前にユーザ名、パスワードをつける必要があります。
【凡例】
username : 認証するためのユーザ名
password : パスワード
hostname : プロキシサーバ名
port : ポート番号
# httpの場合
$ yarn config set proxy http://username:password@hostname:port
# httpsの場合
$ yarn config set https-proxy http://username:password@hostname:port
なお、ドメイン名をつける場合やパスワードに記号( "" や "@" など)が入っている場合は、URLエンコード(例えば "" の場合、 "%5c" )する必要があります。
最後に
一度設定すると、しばらくは設定不要となるため本事象を忘れることが多く、久しぶりに新しい開発環境でセットアップすると、またエラーがでて対処方法をネットで調べることがあり、情報として残しました。
また、今回扱ったyarn以外にもプロキシがあるが故にエラーが起こることが見られますので、少しずつ残していこうと思います。