インストールドキュメントをみるとRustをインストールするにはrustupを使うのが推奨されているみたい。rustupはRustのToolchain management toolとのこと。ホスト側のOSのアーキテクチャ用のRust用のツールのインストールをやってくれたり、ツールチェーンのバージョン管理をやってくれるみたい。他のアーキテクチャ向けのツールチェーンを管理する事で、クロスコンパイルとかも簡単にできるようにしてあるっぽい。
rustupを使ってRustをインストールして簡単なアプリケーションを動かすところまでやってみる。
検証環境
vagrant@vagrant:~$ uname -a
Linux vagrant 3.13.0-92-generic #139-Ubuntu SMP Tue Jun 28 20:42:26 UTC 2016 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
vagrant@vagrant:~$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=14.04
DISTRIB_CODENAME=trusty
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 14.04.4 LTS"
インストール
インストールドキュメントに従ってインストールしてみる。
$ curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
...
$ source $HOME/.cargo/env
$ which rustc
$ which rustc
/home/vagrant/.cargo/bin/rustc
$ ls ~/.cargo/bin/
cargo rustc rustdoc rust-gdb rust-lldb rustup
ユーザ領域にRustの関連バイナリをインストールしてくれた。
簡単!!!
アプリケーションを動かしてみる
$ cargo new test_app --bin
$ cat src/main.rs
fn main() {
println!("Hello, world!");
}
$ cargo build
$ cargo run
$ cargo run
Finished debug [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
Running `target/debug/test_app`
Hello, world!
動いた!!!
まとめ
rustupを使うとRustのツールチェーンを簡単に入れる事ができた