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Raspberry Pi 3 Model BでClementineのビジュアライゼーションを楽しむ方法

Last updated at Posted at 2018-12-04

#はじめに
こんにちは。たいちゃんです。
初めて投稿しますので行き届かない面もあるかと思いますが、
頑張って記事を書きます。

#タブレット作ってみたけど・・・
まず、最初の投稿はRaspberry Pi 3 Model Bと公式の7"touchscreenで
タブレットっぽいものを作ったことを記事にしようと思います。

まずはこちらがそのタブレット(っぽいもの)です。
KIMG0198.JPG
筐体はムトーエンジニアリングさんの3Dプリンターを使用して作りました。

画像は画面のある本体とスピーカーがドッキングした画像で、分離すると以下のようになります。
まずは画面のある本体から
KIMG0191.JPG
次にスピーカーの部分
KIMG0213.JPG

これで出版社から購入したDRMフリーのPDFの電子書籍をEvinceで
読んだりしていましたが、Clementineのビジュアライゼーションがカクカクだったり、有料音楽
配信サイトで購入したミュージッククリップ等がVLCでうまく見られなかったりしていました。
この時はまだスピーカー部は出来ておらず、本体もプロトタイプを繰り返して完成度を
上げていっている状態でした。でもどうしても出来ない。そんな中インターネットで調べてみると
以下の情報に行き当たりました。

1)raspi-configでGL Driverを操作するとグラフィック関連が良くなる。
2)VLCで動画が見られないときはアクセラレーティドビデオ出力(オーバーレイ)のチェックを外す。

情報を掲載して下さった方には本当に申し訳ないのですが、どのサイトでこの情報を私が得たか
もうわかりません。この情報を得たのは今から1年程前の話なのです。只、この情報をもとに
調整をすると Clementineのビジュアライゼーションが割とスムーズに動き、
VLCでもミュージッククリップを見ることが出来るようになりました。

#調整方法をまとめると
私が調整を行ったポイントは以下の通りです。
1)GL DriverはGL(Fake KMS)にする。GL(Full KMS)だと私の環境だとシステムそのものがダウン
して使えなくなる。(これも情報源がどのサイトか分からなくなってしまって恐縮ですが、
公式の7"touchscreen特有の現象という情報がありました。)
2)VLCのオーバーレイのチェックを外す問題ですが、いつの間にかアップデートを
繰り返しているうちにVLCの仕様が変わってしまったらしく、現在は特にこの設定は
しなくても良いようです。(そもそもオーバーレイの項目が見当たらない。)

さらに私の場合ハイレゾ対応のFLACを聴くので、以下の設定をしなくてはならないようです。
3)Clementineの「バッファーの長さ」を0にする。
これをしないとFLACの再生後MP3等に移るとき音が出なくなってしまいます。
バッファーに何かデータが残るのでしょうか?

後はビジュアライゼーションを楽しむ為に操作しなかったときに画面が消えないように
設定をしたりします。前はファイルを操作して設定をしていたのですが、
ついこの間、Raspbianをインストールし直したので、試しに公式サイトのHelpの
ConfigurationでScreensaverの設定方法が紹介されていたので、
それを試してみました。

このxscreensaverは公式の7"touchscreenには縦サイズがあっておりませんが、
何とか使えるようです。現在はこれで放置しても画面が消えないようにしています。

また、SWAPも増やした方が良いようです。こちらも公式サイトのForumsから。
参考に100MB→1024MBにしてみました。

以上が私がビジュアライゼーションを楽しむ為になんとか辿り着けた設定を記事にしてみました。
この場を借りてネット上のサイトに情報を掲載して下さった方々に感謝の念を表したいと思います。

#おまけ
本体とスピーカーの筐体の3DCADデータは以下のようになっております。
(FreeCADにて作成)
FreeCAD_reader02.png

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