ご挨拶
こんにちは。たいちゃんです。
12月ももう後半に差し掛かってきました。
今回は前回の『FreeCADで作ったBlockのデータを3Dプリントしてみました〜その1〜』の出力方法の変更を試してみたことについて、紹介していきたいと思います。
前回迄のあらすじ
『FreeCADで作ったBlockのデータを3Dプリントしてみました〜その1〜』では以下のようにことが運びました。
- 元々は同じ秋葉原ロボット部の @KumahideSoukichi さんのレゴブロックのエレベータの説明図に使うブロックの図を、FreeCADで描けないかという話がありました。その後、技術書典15終了後の懇親会にて「3DCADデータからブロックを3Dプリンタを使って出力してみたらどうだろう」と @nanbuwks さんから提案を頂き、挑戦してみることにしました。
- 3Dプリンタでの出力方法はサポート材と出力時間が若干少なそうだったので、その1ではひっくり返して出力する事にしました。
- 肝心の接合部に当たる凸部周辺はボコボコになってしまいました。
では今回の作戦は・・・
- 裏返しにせず、そのままで出力します。
- 更に、底面の品質を安定させる為、ラフトを付けます。
以上2点です。
スライサーにインポートした状態です。今回も層の厚さは0.1mm、材質はABS樹脂で出力しました。
表示モードを『造形プレビュー』モードにして表示したところです。
出力結果
1個目の出力物の正面側上面です。下についている板のようなものがラフトです。表面は綺麗です。
1個目の出力物を側面から写したものです。こちらも表面は綺麗です。
2個目の出力物の正面側上面です。こちらもラフトを付けたままです。表面は綺麗です。
2個目の出力物を側面から写したものです。こちらも表面は綺麗です。
1個目と2個目の出力物のラフトとサポート材を取り除いたものです。画像では分かり難いですが、実物だと内部がボコボコしています。狭くてサポート材が取り切れないという要因もあります。
結果
・裏返しにせず出力すると表向きはとても綺麗に出力することが出来ました。
・一方で裏側がボコボコになっていました。
・接合は1回目の物、2回目の物どちらを下にしても一先ず接合しました。
・しかし、何度か接合と分離を繰り返しているとゆるくなってきました。
考察と感想
・裏側はボコボコになっていたので、もし、高さの低いブロックを出力するときはもうひと工夫いるかもしれないと思います。
・接合と分離を繰り返してゆるくなっていくのを防ぐのは、線状の樹脂を並べたり、積み重ねたりして形成している3Dプリンタの特性上難しいと思います。
最後迄お付き合い下さり、有難うございました。