今までは、Remix を使ってSmart Contractを作ってきましたが、そろそろ本格的なプロジェクトを作りたいのでIDE(Visual Studio Code)の準備をしていきたいと思います。
プロジェクト初期化
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Node.js と npm は必要ですので、Macでのインストールはこちらの記事を参考にしてください。
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任意の場所に任意のプロジェクトフォルダを作成します。
mkdir {プロジェクトフォルダ}
- 作成したフォルダに入り、npmを初期化します。
npm init
※ いろいろ聞かれるので、 return
キーで次へと進みます。最後の質問は yes
で完了します。
必要なパッケージをインストール
Solidity コンパイラ
- インストール可能なバージョンを確認します。
npm show solc versions
- 任意のバージョンのコンパイラをインストールします。
npm install --save-dev solc@{バージョン}
web3.js ライブラリ
- インストール可能なバージョンを確認します。
npm show web3 versions
- 任意のバージョンのライブラリをインストールします。
npm install --save-dev web3@{バージョン}
Visual Studio Code
- 次のURLからダウンロードし、インストールをします。
Solidity開発のための拡張機能
- VSCodeを立ち上げ、次の手順でSolidity開発のため拡張機能
Solidity support for Visual Studio Code
をインストールします。
Solidityバージョンの設定
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File > Open...
の手順で、上で作成したプロジェクトフォルダをVSCodeで開きます。 -
Code > Preferences > Settings
の手順で設定画面を開いて、下のように進めて現在開いているプロジェクトのsettings.json
を編集します。
- この例では、Solidityの
v0.4.24+commit.e67f0147
を設定しています。
{
"solidity.compileUsingRemoteVersion": "v0.4.24+commit.e67f0147"
}
これで、一通り Visual Studio Code
で Blockchain
の開発をするための準備は完了です。