情報処理技術者試験ドットコムの紹介
はじめまして、5月に還暦を迎え、定年退職したプログラマ 泓原敏夫@toshio_fukeharaと申します。
転職後の九州国際情報ビジネス専門学校での講師業務のために「情報処理技術者試験ドットコム」というサービスを個人開発して立ち上げました。
学生にはもちろん、ITパスポート試験の取得に向けて一所懸命に教えています。そこで、これまでの経験もふまえ、資格取得の意義や実務にどう役に立つか考えてみたいと思います。
これまで取得してきた資格
約33年間、システム開発に携わってきました。その中で、技術不足を感じた際には、関係する情報処理技術者試験の資格を積極的に取得してきました。ベンダー系は受験料が高くて、一時金の手当では赤字になるため、ほとんど挑戦してません。今どき(?)の競技プログラミングもやってません。
取得年 | 資格 |
---|---|
1992年 | 第二種情報処理技術者(現 基本情報技術者) 取得 |
2005年 | ネットワークスペシャリスト 取得 |
2008年 | データベーススペシャリスト 取得 |
2011年 | IT ストラテジスト 取得 |
2012年 | 情報セキュリティスペシャリスト 取得 |
2018年 | 応用情報技術者 取得 |
上記以外にもハングル検定4級とか危険物取扱者丙種とかの変わり種も取得しました。
資格取得の意義、実務に役に立つか
レベル | 資格 |
---|---|
Level 1 | ITパスポート試験 |
資格=実力とはなりませんが、資格試験の内容は先人の智慧の塊です。実務には一生使わない知識も出てきますが、体系的に整理されています。実務の中でのみ学習してきた人は、系統的に学べておらず抜けがあると思います。
ITパスポート試験
第一種(現 応用情報)・第二種(現 基本情報)の時代にIT業界へ入ったので、資格自体が存在してませんでした。が、教えるために市販のテキストやシラバス、過去問サイトをあたり、用語の整理や解説を書いたりして、どんな資格かはわかっているつもりです。
資格の概要
情報処理技術者試験の中でも最も初級の試験です。職業人として、情報機器及びシステムの把握や、担当業務の遂行及びシステム化を推進するための基礎知識・活用・活動が問われます。
- CBTによる試験であり、結果はすぐにわかる
- 疑似言語による出題は、100問中2問程度とプログラムの問題は少ない
- 受験者は77%が非IT関連とIT業界以外が多い。IPA 令和5年度統計情報
- 合格率は50%ほど。社会人の合格率が60% 学生は40% と、社会人の方が合格率は高い
実務にどう役に立つ?
情報処理関連の前職では「新規事業の評価をするならば、ITパスポート試験レベルの知識もない人に評価されたくない。実際に受験するかどうかは別として、点数クリアしないと評価者から除外すべき」と言ってました。それぐらい、役員や管理職も含めて職業人として基本の知識だと思ってます。
- テクニカル面だけでなく、経営に関する知識やプロジェクトマネジメントなどについても学べます。例えば、損益計算書の見方とか、情報セキュリティ上でのリスクや注意すべき行動など、社会人として知っておいた方が良い知識を学べます
- 就職の際に有利に働きます
- 専門学校卒の求人でITパスポート試験合格が条件の会社があります
- SIer1系の企業に上記の条件が多い印象です
- 資格手当がもらえます
- 一時金だと10,000円からが相場。前職では20,000円でした
- 大昔は基本情報以上になりますが、毎月5,000円~の手当が付いてました。現在でも毎月手当の会社もごく稀に存在します
- 開発の実務に活かせるか
- 資格を持っているからとバリバリ開発できるわけでは、もちろんありません。が、ベースにはなります。IT系に転職したい場合など、まずはITパスポート試験にトライして感触をつかみ、その後に専門学校で本格的に学ぶとか、個人開発してスキルを磨くなどのルートはありだと思います。
- 前職で、パートナー会社の要員に多数協力頂いてきましたが、ポンコツな人も結構いました。SQL組めなかったり、トランザクションもわかってなかったり… ITパスポート試験を持っていれば、大丈夫とはなりませんが、基本的な知識はある程度持っている証明になります
試しに情報処理技術者試験ドットコムで問題を解いてみてください。
終わりに
最後まで読んで頂いてありがとうございます!
無料でも結構使えます。情報処理技術者試験にトライされる際はぜひ使ってみてください。
副業で開発を請け負ってますので、ご依頼などありましたらご連絡ください。
情報処理技術者試験ドットコム お問い合わせ
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システム インテグレーター。システム開発や運用などを請け負います。多重下請け構造になっている業界です。 ↩