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【個人開発】還暦プログラマ謹製「情報処理技術者試験ドットコム」のフロントエンド

Last updated at Posted at 2024-06-10

はじめに

はじめまして、5月に還暦を迎え、定年退職したプログラマ@toshio_fukeharaと申します。

転職後の講師業務のために「情報処理技術者試験ドットコム」というサービスを立ち上げました。

今回は、現職の九州国際情報ビジネス専門学校の生徒に教えるつもりで、フロントエンドの技術面の話をしたいと思います。

フロントエンドの選定

  • SSR1にするかCSR2にするか
    • React を使って CSR にする手もあるが、セキュリティ面と SEO 対策で SSR にする。フレームワークはなじみの Laravel にするので Blade を利用する
      • CSR はセキュリティの問題を抱える可能性がある
      • CSR は改善が進んでいるが、クローラーがコンテンツを認識できない可能性がある
    • 今後追加で開発するメンテナンスの機能は、CSR で React を利用する
      • 教室の管理者または内部で使うのみなので、SEO を考慮する必要なし

Grid.js

選定経緯

解答履歴、模擬試験履歴など表形式にしたい

  • 並び替えできるようにしたい
  • リロードせずに表示内容を更新したい
  • 簡単にページングを実現したい
  • セルの幅も変えられるようにしたい

HTMLでゴリゴリ組むのはムリ。とりあえず grid javascript でググる

  • Grid.js が先頭に出てきた
  • 詳しく調べる。まずは公式のサイト を見ないと
  • わかりやすい!学習コストも低そう
  • 並び替え機能あり
  • 非同期で更新できる
  • ページネーション機能あり
  • セル幅も変更できる
  • React でよく使っていた MUI X Data Grid なみの機能?
  • github で 4.3k stars
  • 直近のアップデートが 2024-03-03 で定期的に行われている

非同期での更新も簡単

  • Config にサーバーへの url 等を書いて、サーバー側の処理を準備すればOK
server.js
server: {
    url: "{{url('/data/chart/results')}}" + "?ipaType={{session('ipaType')}}",
    then: data => data.data.map(exam => [exam.correction, exam.category, exam.summary, exam.shortName, exam.review, exam.examCd, exam.seq]),
    handle: (res) => {
        if (res.ok) return res.json();
        throw Error('サーバーでエラーが発生しました。');
    },
},

利用シーン

guide_history.png

苦労した点

ページネーションでの良くわからないエラー

  • ローカルでは発生しないが、サーバーで以下のエラーが発生
  • "An error happened while fetching the data"
    • stack overflow では pagination: true にする対応が載っていたが、それでもエラーとなる場合がある。pagination の行数は指定したいので、以下の対応を行った
  • Config で 'error': '情報処理技術者試験ドットコム', を設定して、メッセージを隠した。苦肉の策です

日本語化

  • 公式 Grid.js ローカライズ
    • 公式にある Config の language に jaJP を指定する方法は CDN の gridjs.umd.js では l10n にある言語ファイルがないのでうまくいかず
      • TypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'ja_JP')
    • github から gridjs のソースを取ってきて、jaJP の定義を確認して、自プロジェクト内に定義して、language: GRID_JS_LANGUAGE_JP と指定するようにしました
const.js
const GRID_JS_LANGUAGE_JP = {
    'search': {
        'placeholder': '検索...'
    },
    'sort': {
        'sortAsc': '昇順でソート',
        'sortDesc': '降順でソート',
    },
    'pagination': {
        'previous': '< 前',
        'next': '次 >',
        'navigate': (page, pages) => `${page} / ${pages} ページ`,
        'page': (page) => `${page} ページ`,
        'showing': '表示',
        'of': '件目(全',
        'to': '',
        'results': () => '件)'
    },
    'loading': 'ロード中...',
    'noRecordsFound': 'データがありません。',
    'error': '情報処理技術者試験ドットコム',
}

Chart.js

選定経緯

  • javascript でチャートを出す定番
  • 以前から利用していて機能不足はあまり感じてなかった
  • わかりやすい!学習コストが低い

利用シーン

guide_chart.png

苦労した点

  • グラフの更新
    • 非同期で更新する機能はGrid.jsのように標準ではない
    • 再描画するには破棄(destroy)が必要

Boostrap5

選定経緯

  • 一から CSS 作成するのはムリ筋
  • 以前から利用していて、わりと好きなデザインなので

利用シーン

  • 全般にわたって使用しています
    • Bootstrap5 の Class を使ってデザインの統一性を持たせてます
      guide_answer_sel.png

終わりに

最後まで読んで頂いてありがとうございます!
無料でも結構使えます。情報処理技術者試験にトライされる際はぜひ使ってみてください。
副業で開発を請け負ってますので、ご依頼などありましたらご連絡ください。
情報処理技術者試験ドットコム お問い合わせ

  1. サーバーサイドレンダリング

  2. クライアントサイドレンダリング

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