#はじめに
最近基本からDBの勉強を始めていて、その中で性別の規格が存在することを知ったので記録しておく。
#概要
ISO 5218とは、言語に依存しない1桁のコードによるヒトの性別の表記に関する国際規格。
国際標準化機構(ISO)のData Management and Interchange Technical Committee(データ管理と交換技術委員会)が、この国際規格の作成に携わり、1976年11月に勧告し、2004年7月に更新された。
#内訳
- 0 = not known(不明)
- 1 = male(男性)
- 2 = female(女性)
- 9 = not applicable(適用不能)
###項目名
- 「SEX」を利用する。
- 生物学的性別を表記することが目的のため。
#日本工業規格は?
対応する日本工業規格として、JIS X0303(性別コード)が規定されていたが、廃止された。
ただし、ISO 5218に内容が包含されるため、廃止の影響は殆どない。JIS X0303における表記は以下のとおりである。
- 1 = male(男性)
- 2 = female(女性)
#所感
SDGsの促進で、世界的にLGBTが承認されつつあるのが影響しているのだろうか。
個人的にではあるが、単純な「男女」という切り分けから、より深い部分での人間の尊重を表現できるように仕様を変更していく、というのは良い流れだと思う。
#参考文献
ISO 5218
https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_5218
https://lab.syncer.jp/Document/ISO_5218/
https://www.iso.org/standard/36266.html