はじめに
この記事ではAWS re:Invent 2023に参加した際のラスベガスの様子をお伝えします。
来年参加する方に参考になれば幸いです。
(あまり技術的な内容は含みません)
ラスベガスへの道のり
今回は近畿日本ツーリストさんのJapan Tourを利用しました。
ホテルや航空券の手配などがパッケージになっているので出張の手続きがとても楽でした。
また、空港や現地でも様々なサポートをしてくださり、安心して過ごせました。
ただし9月上旬には締切でしたので、社内手続きは8月中に終えておくことが必要です。
ツアーではメインの航空会社はJALとANAが選べましたがマイル保持状況からJALにしました。
日本時間11/26の夕方に羽田から出発しました。
夏にアメリカ系の航空会社で出張をしましたが、JALは席も広めで機内食もおいしく、ビールはアサヒ、キリン、サッポロ、サントリーから選べる、何より寒くないので着込んだりブランケットをかぶるなどの必要がありませんでした。
(行きの機内食)
経由地のサンフランシスコで入国手続を行い、一度スーツケースをピックアップしてアメリカ国内線にてラスベガスに向かいます。(SFO→LASは1.5時間くらい)
ラスベガスについたらバスでホテルへ移動します。
ホテルはFlamingoでした。部屋は広めでしたがホテルのWi-Fiはほぼつながらず、スマホの電波も弱かったのが難点でした。
badge pickup
前日のうちにBadgeとパーカー、ウォーターボトルSWAGを確保したくホテル到着直後にメイン会場であるホテルベネチアンに向かいました。20時まででギリギリに到着したのですが手続きしてくれました。
今年のパーカーはグレーがベース、ウォーターボトルは黒がベースです。
バッジは事前に認定資格をre:inventのサイトとリンクをしておくと、バッジに"✔"がプリントされ、これはベネチアン会場の認定者ラウンジに入るときにバッジを見せるだけで済むので事前にリンクしておいたほうが良いと思います。
セッション会場とセッション選びのときの注意
Venetian, Wynn, Encore, MGM Grand, Mandaray Bayの各ホテルとCaesars Forumという会議場がセッション会場になりますが、これらの移動は結構歩きます。VenetianとWynn、Caesars Forumは隣どうしですが、それぞれのホテル自体が超広いので隣どうしといえどもセッション会場間は15分~20分くらいかかると思ったほうが良いです。隣どうしではない、例えばVenetianから一番遠いMandaray Bayはシャトルバスが走っていますので利用します(歩くと40~50分)。ただ昼間は15分くらいですが夕方以降、道がかなり渋滞するので30分くらいかかります。
(公式サイト上では近そうに見えますが、実際はかなり歩きます)
この移動時間を考慮して見たいセッションを選ぶことになりますので、同じセッション会場内での移動ではない場合はセッション前後を少なくとも30分以上はあけないといけません。
また、セッションが予約できたとしても10分前には到着しないと強制的に予約が解除されて当日並んでいる人が入ってしまいますので注意が必要です。
人気のセッションはすぐに完売(Walk-up Availableと表示されます)、聞きたい場合はキャンセル待ちに並ぶことになりますが、1時間くらい前から並ばないと入れなさそうです。
(reservedが事前にセッション予約できた人が進むところ。Fast Pass持ってますというイメージ。それ以外の人はWalk-upというところにキャンセル待ちとして並びます。)
ただし、一部のセッションは再演するケースがあります。セッション一覧(Catalog)で[REPEAT]と表示されたものは再演です。
また、期間中ないしは期間直前に発表されたものは[NEW]とか[NEW LAUNCH]というセッションとして続々と追加されます。なので事前に計画をたてたとしても崩壊するので、これだけは聞きたいというセッションは1日1つまでにしておくと、フレキシブルにリプランできると思います。
セッション会場は寒いという事前情報がありましたので、ヒートテックインナーにスウェットを着て、さらにその上にre:Invetパーカー(実は裏起毛)を着てましたが暑かったです。屋内会場はヒートテック不要でした。むしろエアリズムがいいです。
各セッション会場では朝食と昼食、そして飲み物(コーヒー、紅茶、水、コーラなど)と軽食がおいてあります。これは自由に取ることできるので飲み物にはほぼ困りません。
(軽食はサンドイッチやスナック、ケーキが出たりもする。これはWynn会場)
なお、朝食や昼食は各会場(ホテル)ごとにテイストが違います。テーマは似てるものの味やメニューが異なったりします。
ちなみに私はWynnがおすすめです。おいしい上に会場がきれい、給仕さんたちも上品・丁寧でした。反対にメイン会場であるベネチアンはちょっと味が落ちる印象です。
(WynnのMeals会場)
ベネチアンはメイン会場という性質上、人がとても多いことと会場も広く、そのため凝ったものは出せないんじゃないかという話でした。(by 某AWSさん)
(ベネチアンのMeals会場。とてつもなく広い)
基本的にはブッフェですが、ゆっくり食べてる場合じゃない人向けにお持ち帰りパック(サンドイッチなど)もあります。ご自由にお持ち帰りくださいというスタイルです。
一部セッションにはメイン会場でのセッションを他会場で見ることができます。
([SIMULCAST]とついたセッション)
聞きたいところに行って、ヘッドホンをするという形です。
聞きたいセッションのスケジュール上、他会場まで行けないという場合に便利です。
keynote
キーノートは朝早く、Adamさんは朝8時から、SwamiさんとWernerさんは8時半からでした。
やはりキーノートは新しい機能が発表される場で、一番盛り上がるセッションでもあるので朝早くから並びます。Adamのセッションは5時に起きて6時から並んだところ、ほぼ並んでる人のほぼ前列でした。反対に翌日のSwamiさんのキーノートは8時すぎ(開始30分前)に到着するとギリギリ入れたという感じです。入れなかった場合はサテライト会場に回されます。(Max Capacity!と叫ばれて入れてもらえません)
(朝7時時点での開場前の待ち部屋。ほぼ埋まっており、この外にも列がある)
(Adam keynoteでAmazon Qが発表された瞬間)
Swamiさんの発表では新サービスが連発され、まだあるんかいとツッコミをいれたくなるほど"we are exiting announce"が出てました。現場でこれが体感できたのはすごく興奮しました。
Wernerさんの発表は、新サービスは少なかったもののエンジニア、アーキテクトとしての行動指針を示されており、これはこれで大変勉強になりました。
特にコストはもはや非機能要件、というメッセージは事業会社のアーキテクトである私にとっては強く印象に残りました。(FRUGAL Architectを目指します)
その他
認定者ラウンジ
認定者ラウンジはメイン会場であるベネチアンにありました。
入るとスナックや飲み物(ここにはペリエもあった)が自由です。
レゴやステッカーももらえます。(ステッカーはAWS Summit Tokyoでもらったものと同じ)
私はAssociate資格しかないのですが、なぜかFundationalとProfessionalのブロックをもらい、渡してくれたお姉さんの真意をしばらく考えたところです。
re:Play
木曜日の夜はパーティで、屋外フェスみたいな感じです。寒いので防寒必須です。
PartyRockというBedrockをベースとしたアプリ生成をしてくれるAIが発表され、さっそくExpo内のAWSブースでデモを見せてもらいました。そこで少し仲良くなったのでお前もパーティーメンバーだ!ということで作業員的なベストをもらったのですが、re:Playもパーティだなと(むしろここしか使い所がない)と思って着ていってみたところ、他の参加者に警備員だと思われて10回くらい間違えられました。もう着ません。
(シャトルバス降りたところにある案内)
re:Playは会場内にバッグを持ち込めません。パスポートサイズの小さなものを首から下げるぐらいしかできませんので、チャックがついたアウターがあると便利です。
(必須なのは参加者バッジのみですが、スマホは持っていくと思うので)
EBC
今回AWSJの方にエントリーいただいて、Cloud Ops(オブザーバビリティなど)に関する特別セッションを開いていただきました。実際にAWS USのプロダクトマネージャやエンジニアと私がいま困ってることをベースに議論でき、とても充実した時間でした。本当に感謝です。
防犯対策
期間中、スリなどの被害にあわれた方がいらっしゃいました。パスポート、お金、スマートフォンはかなり狙われています。私は小さいサコッシュでちゃんとチャックができるものを体の前に下げていました。
パスポートをなくしてしまうと再発行にロスの総領事館まで行く必要があるので、チャック付きが必須です。
SWAG
主にExpoでもらえます。AWSブースではAWSメンバーと会話したりするともらえるケースもあります。
(チケットとしてもらったSWAGはSWAGカウンターにて引き換え)
さいごに
今回素晴らしい機会を得て、re:Inventに参加させていただきました。会社には本当に感謝しています。また来年も行きたいですし、若者たちをぜひ連れていきたいですね!
それではまた来年お会いしましょう!