この記事は Howtelevision Advent Calendar 2022 の3日目の記事です。
2日目は夏のインターンのLT会でも大盛況(大爆笑)だったI'm a brain f*cker.
でした。
3日目の本記事ではタイトルの通り、エンジニア×ユーザーインタビューについてお話できればと思います。
ざっくり話す内容と簡単な自己紹介
ユーザーインタビューをエンジニアと一緒に行ってみたところ、良いこと尽くしだったので詳しくお話できればと思います。
再現性がかなり高いやり方だと思っているので、HOWの部分も具体的にお伝えします。
アドベントカレンダーの記事なので、簡単にチームと自己紹介をさせてください。
現在ハウテレビジョンで外資就活ドットコムという成長志向の強い学生向けの就活支援プロダクトのPdM(プロダクトマネージャー)をしております。
PdM歴は3年が過ぎたところで、その前はセールスや新規事業立ち上げなどをやってきた所謂BizあがりのPdMです。
また、私が所属している外資就活チームは8名のエンジニアが所属しており、日々一緒にプロダクト開発に勤しんでおります。
※ちなみに、今までずっと二人三脚で一緒にやってきたリードエンジニアはW杯のため、現在カタールでリモートワークしてます。 カタールでのリモートワークの様子はHowtelevision Advent Calendar 2022 6日目に公開されますのでそちらもお楽しみに。
なぜやろうと思ったか
色々と理由はあるのですが、まとめると以下3点です。
- ユーザーファーストというバリューを掲げている
- 就活という特殊なドメインかつ、数十年来の大きな変化の渦中にある
- 上記を考慮するとプロダクト志向を今よりも更に高める必要がある
ユーザーファーストというバリュー
日々プロダクトを通してユーザーと向き合うプロダクト開発チームは、社内でもより高い次元でユーザーファーストを体現する必要があると考えています。
まずは徹底的にユーザーを知り、解像度を高めることがユーザーファーストなプロダクト開発に繋がります。
就活という特殊な事業ドメインかつ、大きな変革の時期である
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新卒の就活は一般的には人生一度きりのものであり、キャリアを重ねる(年齢を経る)毎に自分自身の就活経験は過去のものになり、薄れていく
- ToCサービスでよくある自分がユーザーになることができない
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加えてコロナにより従来と大きく就活のやり方自体が変わった
- オンライン化
- リモートワークの普及による就活生の新たな価値観の醸成
- リアルな場で情報交換する機会の減少
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ジョブ型化という数十年来の大きな変化が目の前まで来ている
- 総合職採用→ジョブ型採用に移行する企業の増加
- より専門性やスキルが求められるようになる
- どの会社で働きたいから、どんな仕事、職種に就きたいかが重視される
といったように、そもそも特殊なドメインであることに加え、大きな変化の渦中にあるので、今までのユーザー像や固定概念を大きく変えていく必要がありました。
プロダクト志向をより高めるため
技術志向とプロダクト志向の2つで分類されるケースが多いと思います。※二原論的に語りたいわけではないです。
弊社の開発ブログを見ていただければと思うのですが、技術志向の非常に高いメンバーが集まっていますし、ユーザーファーストをバリューで掲げている会社なので、プロダクト志向も兼ねております。
とはいえ、お伝えしたとおり就活市場が大きな変化の渦中にあるため、プロダクト志向をより高める必要があると考えました。
何をどのようにやったか【ナレッジ共有】
再現性がかなり高いやり方だと思っているので、ナレッジ共有の意味も込めて、何をどのようにやったかを記載します。是非皆さんもやってみてください。
参加ハードルを下げる
滅茶苦茶下げました。当日zoomに入ってユーザーインタビューの様子を見てもらうだけにしました。
インタビューと議事録作成は基本私かPdMのインターン生で行います。
というのも、インタビューは割とどれだけ場数をこなすかが肝であり、いきなりインタビューお願いはハードルが滅茶苦茶高いです。※私も初めてのときは死ぬほど緊張したしグダグダでした。
また、議事録作成に気が行って集中して話を聞くことができないようになることを避けました。
※そのために効率化・仕組み化を沢山したのですが、それはまた別の記事で書きます
↑毎週のチーム定例で直近の予定を共有して参加希望者を募った
もし、この記事を読んで始めてみたい!けどインタビューやったことない….という方がいれば、経験のある方(PdMやリサーチャー、デザイナーなど)を巻き込むのが得策です!
時間を固定する
弊社はスクラム開発を導入しており、日中は開発の集中力を切らしてほしくなかったので、17:00~19:00にしかユーザーインタビューを行わないようにして、時間を固定しました。
↑まずはPdMの私の予定をこのようにブロックして、上記時間帯の中でユーザーインタビューが決まり次第、エンジニアのメンバーを招待していく形式。(一つ予定が入っているのは見なかったことに….笑)
終わった後は感想会を行い、それぞれの学びを共有し合う
インタビューが終わった後は10分ほど、印象に残った点や感じた点をシェアし合う時間を作り、インプット効率を高めました。
チーム定例で読み合わせを行い共通認識を持てるようにする
とはいえ、一回のユーザーインタビューの参加者は限られる(1~2名)ので、チーム定例で議事録を皆で読んで同様に気づきをシェアする時間を作りました。
いろんなアイデアや課題、気付きが生まれて良いです。
やってみた結果良かった点
本人たちにも、感想は聞いていますが、今回はPdM視点で良かった点や感じた変化をあげます。
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日々の会話や企画検討のときにユーザーが主語になる割合が増えた
- 個人的には一番大きく感じた変化かつ、良いなと思った点です
- 自然とユーザーが主語になるチーム、素敵ですよね
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ユーザー解像度が高まった
前提として、就職活動の流れや、どういう考えや変化があったのかに重きを置いた質問設計にしています
- 今の就活生ってこんな風に就活してるんですね(自分の頃と違う)
- コロナで結構変わったんですね
- 滅茶苦茶動き出し早いし、しっかりキャリアについて考えてますね
などなど、各人発見や気付きがあり、ユーザー解像度が高まったと感じています。
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自分たちが開発したプロダクトや機能の生の声を直接聞ける
- 厳しいご意見ももちろんあるけど、自分が作ったものに対して、生の良いフィードバックが貰えると嬉しいよね
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課題や提供したいユーザー体験の共通認識が取りやすい
- 例えばこの前インタビューした〇〇さんのイメージですなど
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プロダクトへの愛着が強まった
- つ、強まってくれたよな…..
まとめと今後について
この記事を書くことを通して改めた実感したのですが、インタビューを快諾してくれるユーザーの皆様がいるからこそできたことだと思っています。
外資就活ドットコムというプロダクトに愛着を感じていただき、自分の経験や考えが少しでも後輩のためになればと考え、インタビューを快諾してくれたユーザーの方々に感謝をしたいです。
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まとめ
- ユーザーインタビューはいいぞ
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今後について
- 継続していきたい
- 主に工数の問題ですが、外資就活チームでは継続できるようにかなり試行錯誤して仕組み化、効率化をしました。そちらの内容については別途記事を出せればと思います。
- チームでのプロダクト企画にどんどん還元していきたい
- オンボーディング向けのユーザー理解の録画集を作りたい
- まずはこれを見てユーザー理解を深めましょうてきな
※注 インタビューしたユーザーの方々には、社内利用で活用する旨を伝えた上で許可をいただき、録画をしております。
- まずはこれを見てユーザー理解を深めましょうてきな
- 継続していきたい
最後に
就活市場は今滅茶苦茶面白いフェーズですし、数十年来のシステム変革期にあたります。
技術も高めたいし、プロダクトにもどんどん関わっていきたい方にはハウテレビジョンは滅茶苦茶良い環境です。
少しでも興味が湧いた方は是非、ご応募お待ちしております!!
ほぼ全職種で募集中です!!