こんにちは,としきふです.
2025年,毎月投稿3ヶ月目です.
今回は,タイトル通り,ターミナルでGitHubの情報を表示する方法を共有しようと思います.
これをすることで,いちいち
git branch
しなくて良くなります.
なぜなら見た目がこのようになるからです.
┝ hello-rust <master> (25-03-31 17:18:42)
% ここにコマンドが打ち込まれる
また,ささやかな機能としてそのブランチの状態(pullできる・特殊なgit状態など)で色も変化するようにしたいと思います.
実装
完成イメージ
改めて,設定後は以下のようなスタイルになります.
┝ hello-rust <master> (25-03-31 17:18:42)
% ここにコマンドが打ち込まれる
-
main
:現在の Git ブランチ - 色付きで変更状態を表示(ステージ済みなら緑,未ステージなら赤)
- 日付・時刻表示
設定ファイル
変更の適応は簡単です.以下のコードを .zshrc
の最後にコピペしてください👇
# Git ブランチと変更状態をプロンプトに表示する設定
autoload -Uz vcs_info
setopt prompt_subst
# Git 状態の色付け設定
zstyle ':vcs_info:git:*' check-for-changes true
zstyle ':vcs_info:git:*' stagedstr "%F{green}" # ステージ済み → 緑
zstyle ':vcs_info:git:*' unstagedstr "%F{red}" # 未ステージ → 赤
zstyle ':vcs_info:*' formats "%F{blue} %c%u<%b>%f" # 通常の表示形式
zstyle ':vcs_info:*' actionformats '%B%F{yellow} [%b|%a]%f%b' # マージ中などの表示
# プロンプトの見た目設定
PROMPT=$'\n''%F{cyan}┝ %f%U%c$vcs_info_msg_0_ (%D %*)%u'$'\n''%B%F{cyan}%#%f%b '
# プロンプト表示の直前に Git 状態を取得
precmd(){ vcs_info }
.zshrcに編集を加える方法
下記を実行し,vimエディタを開きます.
vi ~/.zshrc
i
を一回押し,入力モードにすることで編集可能になります.
vimエディタの脱出方法
esc
を押したのち,:wq
+enter
を押す.
各設定の解説
autoload -Uz vcs_info
vcs_info
は Git/SVN などのバージョン管理情報をプロンプトに表示する zsh 組み込み機能です.
このコマンドで有効化しています.
setopt prompt_subst
PROMPT
変数内での変数展開(たとえば $vcs_info_msg_0_
)を有効にします.
Git 情報の表示形式(zstyle)
設定 | 意味 |
---|---|
check-for-changes true |
変更があるかを検出する |
stagedstr "%F{green}" |
ステージ済み変更を緑色で表示 |
unstagedstr "%F{red}" |
ステージされていない変更を赤色で表示 |
formats "%F{blue} %c%u<%b>%f" |
通常の表示:<ブランチ名>(色付き) |
`actionformats '%B%F{yellow} [%b | %a]%f%b'` |
プロンプトの見た目(PROMPT)
PROMPT=$'\n''%F{cyan}┝ %f%U%c$vcs_info_msg_0_ (%D %*)%u'$'\n''%B%F{cyan}%#%f%b '
表示される内容:
-
1行目:
-
┝
:プロンプト記号 -
<ブランチ名>
:Git 情報(色付き) -
(%D %*)
:日付と時刻
-
-
2行目:
-
%#
:一般ユーザーなら%
、root なら#
-
まとめ
この設定を入れることで,Git のブランチと状態がプロンプトに自動で表示され,作業効率がグッと上がります!
zsh を使っている方は,ぜひ .zshrc
に追加してみてください.
見た目もわかりやすく,ターミナルでの作業がちょっと楽しくなりますよ😊
おまけ:より高機能な代替
より多機能な Git 表示を求めるなら powerlevel10k
などのテーマもおすすめです