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UiPathを触り初めてからの難しかった点を振り返る

Last updated at Posted at 2019-12-21

UiPathを初めて触ったのは2017年の3月だったかと思います。
その時は、こんなに簡単に自動化できてしまうのかとかなり衝撃的だったですが、
それからUiPathを扱っていくなかでいくつかの困った事がありました。
本記事ではそれら困ったことを、これまでを振り返りながら整理したいと思います。

UiPathを初めて触ってから

今思い出すのは、まずRPAチャレンジです。
RPA Challenge

おそらくUiPathを使用している人は挑戦しているのではないかと思います。
UiPathを使用して10個あるフォームに指定のデータを入力するのですが、フォームのパターンが様々で位置がバラバラだったり順番がバラバラだったりと、始めたての頃は案外難しいものでした。
久しぶりに見てみるとなんだか見た目が変わっていますが、内容は変わってませんよね?
セレクターというものを理解したのもこのRPAチャレンジがきっかけでした。

次に行ったことが、webのページからスクレイピングでした。
具体的なサイトは忘れてしまったのですが、webの情報ページからリスト表示されている各詳細ページにアクセスして、その内容をとってくるというものでした。
ここでは、単純にスクレイピングしただけでは表面上の情報しか取ることができず、リンク先のURLを取得するために色々と苦労しました。
また、リスト表示も1ページ目、2ページ目とあり、最終ページがループする形になっていたため、スクレイピングの標準のページ送りが正常に機能しないトラブルも発生しました。
結局その機能は使用せずに、自作の次ページへの遷移を行う処理を実装しました。
セレクタを自動取得するだけでなく、セレクタに変数を埋め込み動的に変化させるなど、より自在に扱えるようになりました。
要素を探すなどのアクティビティもここで使用方法を学びました。

その次に行ったこともwebスクレイピングだったのですが、上記の場合に比べて必要な処理が非常に多く、重厚長大なワークフローになりました。
そのころはまだ、フローチャートを上手く使えておらず、ひたすらシーケンスで対応していたり、「ワークフローファイルを呼び出し」アクティビティ(Invoke Workflow File)の存在を知らなかったりと、超縦に長いワークフローができてしまい、更にはIF文の中にもIF文が多重に入っているため横にも太いという、なんとも人に絶対に見せられない形になっていました。
フローチャートを使用したり、適度にワークフローを分割したりと、UiPathといえども予め設計を考えて置かなければ大変な事になるなと気が付かされました。
また、設定をExcelに外だししておいて、ワークフローの初期化処理で読み込みをしたり、そこから派生してRe:Frameworkの扱い方を学んだりと、もう1歩進んだワークフロー作成ができるようになりました。

1年経過後

UiPathの扱いはかなり分かってきて、簡単なことならちょちょいとできるようになったのですが、UiPath Orchestratorを扱うことも増えてきたところで、マシンやらロボットやらロボットグループといった概念に少し戸惑いました。
ただ、理解すれば全然たいした問題ではなかったのですが、各端末のロボットで使用されるパッケージの配布元がどうなっているのか、ライセンスの消費方法がどうなっているのかといった細かい不明点が多く出てきたのも印象深いです。
正直、今でもよく分かっていない部分もあったりしますが、UiPath社さんのOrchestrator研修に参加させて頂いたおかげで広範囲に渡って理解することができました。

思い返せばもっと色々と困ったことがでてきそうですが、一旦ここまでで、また後日続きを投稿したいと思います。

そういえば、困ったことではありませんが、今年になってからはUiPath DevComにも毎回参加させていただき、様々な情報共有やユーザ同士のふれあいといったとても多くの刺激をうけることができました。
ご興味ある方は是非ご参加されることをオススメします。

一応、下記の記事も今回のアドベントカレンダーに合わせて書きましたので、良ければ覗いてみて下さい。(一方に時間を割き過ぎて、こちらがラフな感じに…)
Alteryx Designerによるデータ処理をUiPathで自動化してみる

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