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エッジAI端末を使ってみた 〜Node-RED編〜

Last updated at Posted at 2022-01-17

概要

  • データの発生源に近い場所でデータを処理する「エッジAIコンピューティング」が注目されている
  • まず、エッジAIのおおまかな概念を理解し、実際にエッジAI端末を購入して使ってみる
  • 前回までで、YOLOというアルゴリズムを利用して物体検知のデモの動作を確認した
  • Node-REDを使って検出結果のペイロードを拾ってみる

エッジAIとは何か

  • 通常AI利用する場合は、センサーから収集された各種データはマイコンボードやスマホ、ネットワークを経由し
    、クラウド上や従来型のサーバーで解析処理を行う
  • エッジAIを利用すると、センサーから収集された各種データはマイコンボードやスマホ内で解析される

スクリーンショット 2021-11-05 9.57.47.png

スクリーンショット 2022-01-16 17.45.15.png

用意するもの

  • Jetson Nano開発者キット 2GB
  • RaspberryPi4 対応 電源セット(5V 3.0A) ←Jetson Nanoにも使えます
  • USBカメラ
  • microSDカード(32GB以上推奨)
  • USB接続のマウス・キーボード
  • HDMI接続のディスプレイ(4K推奨)

インストール

tiny_yolov2というライブラリで物体検出できるようにしておく
https://github.com/tsutof/tiny_yolov2_onnx_cam
【過去記事】
https://qiita.com/cami_oshimo/items/55406a7c5e532d53cc9a

MQTTブローカーのmosquittoをインストールする  

# sudo apt install mosquitto

mosquittoの動作状況を確認する

# systemctl status mosquitto 

IMG_0607.JPG

Node-REDをインストールする

Jetson Nano 2GBの場合は、メニューからPreferences→Softwareをクリックする
検索窓にNode-REDと入力し、インストールする
(表示されない場合はOSのアップデートを行ってみる)

Jetson NanoのIPアドレスを確認しておく

# ip a

Node-REDを起動する

メニュー→Run→node-red.desktop.launch
mqtt in/outノードの設定は以下の通り(伏せている部分はJetson NanoのIPアドレス ポート1883は自動でセットされる)

IMG_0610.JPG
IMG_0611.JPG
IMG_0612.JPG

Tiny YOLOV2からMQTTでデータを送る

# cd tiny_yolov2_onnx_cam
# python3 tiny_yolov2_onnx_cam_mqtt.py --host (Jetson NanoのIPアドレス) --topic test --port 1883

Node-REDのデバッグ表示部分に検知されたデータ(この場合はTV Monitor)が確認できる

名称未設定-1.gif

IMG_0610.JPG

次回に向けて

  • 他の物体でも検出結果を確認し、デバッグログと照合して精度を確かめてみたい
  • MQTTで他の機器が制御できないか考えてみる
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