STM32 nucleoは、STマイクロエレクトロニクスが販売しているSTM32のマイコン評価ボードです。
nucleoを使うために、開発環境としてSTM32CubeIDEのインストールするまで記載します。
STM32 nucleoについて
nucleoボードは、STM32にArduinoコネクタとST. Morphoヘッダが付いています。
電源はUSBから供給されます。ST-Link内蔵のためPCとUSBで接続するだけで開発ができます。
nucleoボードというかSTM32は種類が多いので目的にあったものを選ぶのが大事です。
プロトタイプとして使うのであれば、CPU性能、メモリサイズ、低消費電力対応、内蔵ペリフェラルなどを考慮しますが、学習で使うのであればCPU性能、メモリサイズと値段から選ぶと良いと思います。
今回は汎用的に使いたいので、CPUクロックとメモリサイズ、それと値段でSTM32F303REを選びました。秋月電子で1600円でした。
STM32F303REは
- ARM Cortex-M4コア
- 周波数:最大72MHz
- Flashメモリ:512KB
- SRAM:80KB
- ADC:12bit x 4ch
- タイマー:10ch
- USART:5ch
- USB2.0:1ch
- CAN:1ch
ととても豪勢なマイコンです。
これにデバッガまでついて1600円で買えるとは、素晴らしいですね。
では使っていきましょう。
STM32CubeIDEのインストール
開発環境にはmbedの他にEclipseベースのSW4STM32がありますが、今回はSTM32CubeIDEにしました。
インストールしたのはWindows10です。
こちらからインストーラーをダウンロードします。
https://www.st.com/ja/development-tools/stm32cubeide.html
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
インストール先を選択
コンポーネントを選択
デフォルトのままでOK。Installボタンを押すとインストールが始まります。
起動するとworkspaceを聞かれるので、場所を設定します。
(Use this as the default and do not ask againにチェックを入れなけば、起動時に毎回聞かれます)
この後はボード上のSWとLEDを使って簡単なプログラムを動かしてみます。