2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

任意のコマンド実行が終わったらSlackに通知を送りたい

Posted at

動機

いま在籍している大学の研究室では、設置されているワークステーション(すごく性能のいいPC)に数日かかるようなすごく重い処理を実行させて、ちょくちょく**処理終わってるかな~?**と様子を見に来る、という使い方をしています。

わざわざ様子を見るためだけに来るのも手間なので、終了したことを通知してくれるツールがあると便利だな~と思って作りました。

環境

Ubuntu 18.04
Python 3.6

使用例

これは実行したいコマンド

python aaa.py

以下のように、コマンドの前にslacknoticeを付けると…

slacknotice python aaa.py

slackに開始と終了が通知されます。
キャプチャ.PNG

方法

  1. Slack Incoming WebhooksというSlackアプリケーションを用いてPOSTリクエストでメッセージを送信するためのエンドポイントを作成
  2. ローカル側で「slacknotice」というスクリプトを作成。ここでは引数に受け取ったコマンドを実行し、その実行前と後にPOSTリクエストを送る。ディレクトリにPATHを通して全体から呼び出せるようにする。

1. Slack Incoming Webhooksの設定

アプリをSlackに追加する という画面から「Incoming Webhooks」というアプリケーションを検索して追加します。
投稿するチャンネルや通知するメッセージのアイコンなどの設定を行うと、進めていった先の画面で Webhook URL を取得できます。これを次の手順で使用します。
※くわしい設定方法:SlackのIncoming Webhooksを使い倒す

2. スクリプトの準備

2-1. スクリプト作成

「slacknotice」というスクリプトを作ります。
Pythonで書いています。なのでPythonの入っている(Pythonコマンドでインタープリタが起動する)環境でしか動きません…
(シェルスクリプトでcurlなどを使用して書く方法でもできるとは思います)

以下は一番シンプルなパターン

#!/usr/bin/env python

# ここを取得したWebhook URLに変更
webhook_url = "https://hooks.slack.com/services/AAAAA/BBBBBB/CCCCCCCC"

import json, os, requests, sys
from subprocess import run

# 通知を送る関数を定義
def notice(msg):
    post_data = json.dumps({"text": msg})
    requests.post(webhook_url, data=post_data, headers={"Content-Type": "application/json"})


# 引数から実行するコマンドを取得
command = sys.argv[1:]

# 実行前通知
notice("実行開始")

# コマンド実行、ユーザーのカレントディレクトリ(os.getcwd())で実行するようにしている。
run(commands, cwd="{}/".format(os.getcwd()))

# 実行後通知
notice("実行終了")

これを保存します。
今回は~/scripts/slacknoticeにあるという前提で話を進めます。

2-2. 実行権限の付与

chmod u+x ~/scripts/slacknotice

でスクリプトを実行可能にします。

2-3. PATHを通す

echo export PATH='$PATH:$HOME/scripts/' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

でスクリプトが保存されているディレクトリ~/scripts/にPATHを通します

2-4. 実行

slacknotice ls -altr

など適当なコマンドを実行すると、実行前と後に通知が飛びます。

まとめ

Slackは手軽にメッセージ送信を行えるので、便利ですね。

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?