はじめに
xcodeのシミュレータで動画を撮影し，githubの自分のリポジトリのREADMEにgif画像を埋め込むまでの流れを簡単にメモしました．
手順
1. xcodeのシミュレータ動画撮影
方法1
シミュレータ起動時に command + r を入力して録画。Desktopに保存される。
方法2
.movファイルを保存したいディレクトリに移動し，以下のコマンドをterminalで実行．
control + c キーで録画停止．
xcrun simctl io booted recordVideo sample.mov
実行後，次のようなエラーがでた場合，
xcrun: error: unable to find utility "simctl", not a developer tool or in PATH
以下の方法で対処可能．
2. .mov から .gifに変換
ffmpegを利用して.movから.gifに変換する．installしていない場合，homebrewでインストール．
brew install ffmpeg
インストール後，
sample.movが存在するディレクトリで，以下のコマンドを実行すると，同ディレクトリ内にsample.gifが生成される．
ffmpeg -i sample.mov -vf scale=320:-1 -r 10 sample.gif
3. gif画像をGithubのwikiにpush
gif画像を埋め込みたいREADMEが存在するリポジトリの"Wiki"で．gif画像用のリポジトリを別に作成する．
urlは赤丸部分．
urlよりcloneして，cloneしたディレクトリでgif画像を格納するimagesディレクトリを作成する．
階層は以下の感じ．
.
├── Home.md
└── images
└── sample.gif
gif画像をimagesディレクトリに格納後，リポジトリの変更内容をpushする．
push後，以下のurlよりアクセス可能．
https://raw.githubusercontent.com/wiki/<ユーザ名>/<リポジトリ名>/images/sample.gif
4. READMEにgif画像を埋め込み
以下のように，記述すると埋め込まれる．なお，"demo"の部分は任意の名前で良い．
ffmpegでgifの解像度・容量をコントロール
解像度を犠牲にして軽量なgifを作成
画像がかなり荒い。
ffmpeg -i input.mov -r 10 -vf scale=640:-1 -f gif output.gif
綺麗なgifの作成（1より少し容量大きい）
個人的には、この方法が一番おすすめ。
ffmpeg -i input.mov -filter_complex "[0:v] fps=10,scale=640:-1,split [a][b];[a] palettegen [p];[b][p] paletteuse=dither=none" output-palette-none.gif
補足
動画の再生速度を上げる
以下は4倍速にする例。
ffmpeg -i input.mov -filter:v setpts=PTS/4.0 output.mov