概要
文字列を扱うときに、string型とString型どちらも扱えてしまえてどちらを使用すればいいんでしょう…となって調べました。
- 結論どちらを使用しても一緒です。
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int型はInt32でなくてintって宣言してるのでstringって宣言した方が統一感ありそうです。
本題
共通型システム
- .NET Frameworkには共通ランタイム(Common Language Runtime、CLR)という実行環境があります。
- CLRはC#をはじめとする.NET Framework対応の言語で書かれたプログラム1を動かすための環境です。
- CLRの機能の1つに共通型システム(CTS)があり、型と演算をサポートしています。
CTSとC♯
- C#が用意している基本データ型はCTSが提供するデータ型のエイリアスになっています。
- 下表の様な対応関係になっています。
| C#の型 | CTSの型 | 型の種類 |
|---|---|---|
| object | System.Object | クラス |
| bool | System.Boolean | 構造体 |
| char | System.Char | 構造体 |
| ushort | System.UInt16 | 構造体 |
| int | System.Int32 | 構造体 |
| long | System.Int64 | 構造体 |
| double | System.Double | 構造体 |
| string | System.String | クラス |
- 同じ意味
int num = 123;
System.Int32 num = 123;
参考
- 『C#プログラミング入門』
- MSDN: .NET
-
C#の他にはF#、Visual Basic等。 ↩