概要
- Visual Studio for Macを
7.3(797)にアップデートしたときに特定の.slnファイルを開こうとすると、ファイル単独で開いてしまいソリューション全体を開けませんでした - (たぶん本質的ではないですが、).slnの最初の2行を変更して開けるようになりました。
「ソリューションが開けない」とは?
こういう状態です。
- ファイルの開き方として「ソリューションワークベンチ」を選べない
※ちなみに、ここで「現在のワークスペースを閉じる」のチェックを外すと、複数のソリューションを1つのVS for Macで開けます。
- .slnファイルを単独で開いてしまう
.sln変更before / after
もともとVS for Macで開けていたファイルのソリューションは次のような2行で始まっていました。
Microsoft Visual Studio Solution File, Format Version 15.00
# Visual Studio 2012
変更後はこうです。
Microsoft Visual Studio Solution File, Format Version 12.00
# Visual Studio 15
VS for Macの7.2系でも開けます。
.slnの仕様
「仕様」というまでは調べられていません。
Visual Studio 15 の15はプロダクトとしてはVisual Studio 2017を意味してそうです。
また、元のようにFormat Version 15.00のままでVisual Studioのバージョン番号を15にして.slnファイルを開こうとしても、.slnファイル単独で開いてしまいました。
Developer Communityでも、(今回のケースとは異なりますが)Format Version 15.00関連でうまく開けず12.00に戻している人がいたみたいです。
Solution created with VS 2017 for Mac can not be opened with VS 2017 for Windows
まとめ
Format Version 15.00とVS for Mac7.3(797)の組み合わせがよくない感じでしょうか?
とりあえず開けるようにしたかったので現状開けるバージョンにして回避しましたが、動向追ってみようと思います。