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Rhino.Computeの環境構築手順(ローカルでGrasshopperをWebアプリと連携する)

Last updated at Posted at 2025-06-05

はじめに

Rhino.Compute は Rhino + Grasshopper を Webアプリと連携させる強力な仕組みです。
この記事では、ローカル環境で Rhino.Compute を起動し、McNeel公式のJavaScriptサンプルが正しく動くところまでの手順をまとめます。

動作環境

  • OS:Windows 11
  • Rhino 8
  • Python(3.x)
  • Visual Studio 2022

Step1: ローカルマシンでのRhino.Computeのセットアップ

こちらを参考に

リポジトリをクローン

  • githubにアクセス
  • 左上のドロップダウンから、Rhinoのバージョンに合わせて8.x or 7.x を選択
    image.png
  • 緑の<>codeのボタンを押して、URLをコピー
  • リポジトリをクローンするフォルダでコマンドプロンプトを開き、下記を実行
git clone https://github.com/mcneel/compute.rhino3d.git

compute.rhino3dというフォルダがクローンされる

ソリューションをコンパイル

  • C:\Users\"ユーザー名"\compute.rhino3d\srcのフォルダ内の、compute.slnをvisual studioで開く
  • 画面上左のドロップダウンがDebugになってる
    image.png
  • ファイルメニューの”ビルド”→”ソリューションのビルド”
  • →compute.geometry, rhino.computeがビルドされる
  • ソリューションエクスプローラーパネルで、rhino.computeプロジェクトを右クリック→「スタートアッププロジェクトに設定」を選択
  • ソリューションエクスプローラーでrhino.computeを選択し、上の三角マーク+rhino.computeのところを押す
    image.png
  • →rhino.computeが立ち上がる
    image.png

Step2: GitHubからサンプルを取得

公式のサンプルリポジトリ:
🔗 https://github.com/mcneel/rhino-developer-samples

ダウンロード方法:

  • 上記URLを開き、ブランチを 8 に切り替える
  • 緑の「Code」ボタン → 「Download ZIP」
  • ZIPを解凍後、以下のディレクトリを開く:compute/js/SampleGHText/

Step3: ローカルサーバーを立てる(Python)

今回はSampleGHTextというサンプルファイルを動かしてみる。

  • ターミナルでSampleGHTextのフォルダに行き、ローカルサーバーをたてる
cd rhino-developer-samples\compute\js\SampleGHText
python -m http.server 8000
  • →成功すると、下記のように出る
Serving HTTP on :: port 8000 ...
  • ブラウザで以下を開く:
http://localhost:8000/
  • →RhinoCompute Server URLが要求される。
  • ここに、http://localhost:5000/といれる。(最後に"/"が必要!)
    image.png
  • 最後の数字の部分はrhino.computeのコンソールでNow listening on: http://localhost:5000のようにでている数字に合わせる
    image.png

サンプルが立ち上がった!

image.png

  • 上部のスライダーで文字の高さを操作
  • テキストボックスに入れたテキストがモデルに反映される
  • downloadボタンから3dmファイルをダウンロードできる

トラブルシュート

問題: ブラウザでローカルサーバー(http://localhost:8000)にアクセスしてもポップアップが表示されない
解決策: ブラウザのローカルストレージに保存されたcompute_urlを削除して再読み込み

  • ブラウザでF12をおしてデベロッパーツールを表示
  • 上部のApplicationタブ(なければ右の>>を押せば出てくる)のLocal Strage
    image.png
  • keyのRHINO_COMPUTE_URLを右クリックしてDelete
  • もしくは、ここのValueを書き換える(最後の/抜けてないか?)

問題:ローカルサーバーhttp://localhost:8000でファイルAを開いた後、同じローカルサーバーでファイルBを開こうとしてもファイルAが表示されてしまう
解決策:Ctrl + Shift + Rでリロード。キャッシュを無効化

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