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MacBook AirにVirtualBoxを入れ仮想マシンにCentOS6.5(64)をインストールしRails環境を構築してHerokuにサンプルをデプロイするまでの手順

Last updated at Posted at 2014-01-05

###これを記述した日時

  • 2014年01月05日

###前提条件

  • VirtualBoxを多少使ったことがある。
  • Linuxのインストール経験が一度以上ある。
  • Linuxの(CUI)コマンド操作の経験がある。
  • Herokuの操作経験がある。
  • viでファイルの編集ができる。
  • やる気がある。

###説明内容

  • VirtualBoxのインストールする(省略)
  • 仮想マシンの新規作成する(省略)
  • 仮想マシンを設定する(省略)
  • CentOSのインストールする(省略)
  • ネットワークを設定する
  • 必要なモジュールをインストールする
  • 外部のリポジトリを追加する
  • リポジトリの優先順位を有効にする
  • モジュールを追加する
  • シンボリックリンクを設定します。
  • VBoxAdditionsをインストールする
  • 共有フォルダをマウントする
  • Node.jsのインストール
  • 一般ユーザを作成する
  • ファイヤーウォールの設定を変更する(追記:2014/1/5)
  • rbenvをインストールする
  • Rubyをインストールする
  • Railsをインストールする
  • Railsの簡単なアプリを作成する
  • Herokuにデプロイする

###使用した機器

  • MacBook Air(OSX Mountain Lion)(ACアダプタの接続を推奨)
  • WiFiのアクセスポイント(終端は光へ接続している)

###事前ダウンロード先

###何か利用できるようになるか

  • CentOS 6.5(64ビット)
  • macとCentOSの間でファイル共有
  • rbenv 0.4.0-89-g14bc162
  • Ruby 2.0.0-p353
  • Rails 4.0.2
  • Heroku

#VirtualBoxのインストールする(省略)


#仮想マシンの新規作成する(省略)


#仮想マシンを設定する(省略)


#CentOSのインストールする(省略)


#ネットワークを設定する

#この作業はrootで行ないます。
ホストOS:mac
ゲストOS:CentOS
アダプター1:NAT
アダプター2:ホストオンリーアダプター

ゲストOSからインターネットへ接続するためのネットワークを準備します。
以下のファイルをvi等で編集します。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
TYPE=Ethernet
UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
ONBOOT=no
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=dhcp
変更内容
ONBOOT=yes

ホストOS(mac)と通信する為のネットワークを設定します。
以下のファイルをvi等で編集します。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
DEVICE=eth1
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
TYPE=Ethernet
UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
ONBOOT=no
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=dhcp
変更内容
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.56.101
NETWORK=192.168.56.0
NETMASK=255.255.255.0

######ONBOOT=yesにしたことで次回はブート時に有効になります。

今回は以下のコマンドでネットワークを有効にします。

ネットワークを有効にする
ifup eth0
(参考コマンド)

ifup [インタフェース名] ・・・有効にする
ifdown [インタフェース名] ・・・無効にする
ifconfig ・・・(IP)ネットワークの確認


* * *

#必要なモジュールをインストールする

>###### #この作業はrootで行ないます。


```bash:インストール直後のモジュールを最新にアップデートする
yum check-update
yum update
確認の入力が要求される
Total download size: x.x M
Installed size: x.x M
Is this ok [y/N]: 

yを入力しenterキーを押す。

(補足)
 [y/N]: yes または no の入力を求める意味。大文字がデフォルトを示す。この場合はNoとなる。  

無事にアップデートが完了しました。

アップデートが完了すると、
Complete!
[root@localhost ~]# 

更に必要なモジュールをインストールします。

#確認が表示されら y を入力する。

#外部のリポジトリを追加する

wgetをインストールします。
yum install wget
RPMをダウンロードしてインストールします。
wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
rpm -Uvh remi-release-6.rpm epel-release-6-8.noarch.rpm

#リポジトリの優先順位を有効にする

使用するリポジトリに優先順位を付けるモジュールをインストールします。

プラグインをインストールします。
yum install yum-plugin-priorities

以下のファイルにpriorityを編集します。

/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
[base]
・・・
priority=1

#released updates
[updates]
・・・
priority=1

#packages used/produced in the build but not released
[addons]
・・・
priority=1

#additional packages that may be useful
[extras]
・・・
priority=1

#additional packages that extend functionality of existing packages
[centosplus]
・・・
priority=1

#contrib - packages by Centos Users
[contrib]
・・・
priority=2
/etc/yum.repos.d/epel.repo
[epel]
・・・
enabled=0
・・・
priority=5

[epel-debuginfo]
・・・
enabled=0
・・・
priority=5

[epel-source]
・・・
enabled=0
・・・
priority=5
/etc/yum.repos.d/epel-testing.repo
[epel-testing]
・・・
enabled=0
・・・
priority=5

[epel-testing-debuginfo]
・・・
enabled=0
・・・
priority=5

[epel-testing-source]
・・・
enabled=0
・・・
priority=5
/etc/yum.repos.d/remi.repo
[remi]
・・・
enabled=0

[remi-php55]
・・・
enabled=0

[remi-test]
・・・
enabled=0

[remi-debuginfo]
・・・
enabled=0

[remi-php55-debuginfo]
・・・
enabled=0

[remi-test-debuginfo]
・・・
enabled=0

#モジュールを追加する

モジュールを追加する
yum --enablerepo=epel install libyaml libyaml-devel
yum install zlib-devel
yum install readline-devel
yum install openssl-devel
yum install libxml2-devel
yum install libxslt libxslt-devel
yum install curl-devel
yum install gcc kernel-devel kernel-headers
yum --enablerepo=epel install dkms
yum install gcc-c++
yum install git
yum install sqlite-devel
yum install subversion
yum install byacc
yum -y install xorg*
(補足)
 yum -y とすると、確認時にすべて y を入力したことと同等になる。ただし予め結果が分かっている場合に使うべきです。
(補足)
 yum --enablerepo=epel とすると、先ほど追加したリポジトリを対象にモジュールを検索する。この場合は、epelリポジトリを対象に追加したことになる。

インストールが終了したらリブード(再起動)します。

リブート
reboot
リブートしたら、
CentOS release 6.5 (Final)
Kernel 2.6.32-431.1.2.0.1.e16.x86_64 on an x86_64

localhost login: 

rootでログインします。

(例)
CentOS release 6.5 (Final)
Kernel 2.6.32-431.1.2.0.1.e16.x86_64 on an x86_64

localhost login: root
Password: パスワードは表示されません
Last login: 前回ログインした日時 on tty1
[root@localhost ~]# 

#シンボリックリンクを設定します。

#これはVBoxLinuxAdditionsに必要な設定です。
設定する
cd /usr/src/kernels/`uname -r`/include/drm/  
ln -s /usr/include/drm/drm.h drm.h  
ln -s /usr/include/drm/drm_sarea.h drm_sarea.h  
ln -s /usr/include/drm/drm_mode.h drm_mode.h  
ln -s /usr/include/drm/drm_fourcc.h drm_fourcc.h

以下のファイルを編集し環境変数を追加します。

/root/.bash_profile
export KERN_DIR=/usr/src/kernels/`uname -r`

再ログインします。


VBoxAdditionsをインストールする

#この作業はrootで行ないます。
#VirtualBoxの共有フォルダをマウントできるようにする準備

VirtualBoxのメニューからCDイメージを挿入します。

VirtualBoxのメニューから以下の順番で選択します
デバイス -> Guest Additions のCDイメージを挿入… (Host+d)

CDイメージをマウントしてCentOSから読めるようにします。

マウント用のディレクトリを作成する
mkdir /media/cdrom
マウントする
mount -r /dev/cdrom /media/cdrom

マウントしたCDへディレクトリを移動します。

ディレクトリを移動する
cd /media/cdrom
CDのファイル一覧を表示する
ls -l

スクリーンショット

Guest Additionsをインストールします。

インストール
./VBoxLinuxAdditions.run

リブートします。

リブート
sync;sync
reboot

#共有フォルダをマウントする

#この作業は一般ユーザで行ないます。
#VirtualBox側の操作

VirtualBoxのメニューからCDイメージを挿入します。

VirtualBoxのメニューから以下の順番で選択する
デバイス -> 共有フォルダー設定...

右側のアイコンをクリックします。

スクリーンショット 2014-01-04 20.53.16.png

「フォルダーのパス:」にホストOS(mac)のフォルダーを指定します。
「フォルダー名:」にゲストOS(CentOS)の共有デバイス名をしています。

(例)
フォルダーのパス:/Users/ユーザ名/Share
フォルダー名:vboxshare

スクリーンショット 2014-01-04 20.53.39.png

設定をしてOKをクリックします。

#CentOS側の操作

マウントポイントのディレクトリを作成します。

マウント用のディレクトリを作成する
mkdir /media/share

共有デバイスをマウントします。

マウントする
mount -t vboxsf vboxshare /media/share

#Node.jsのインストール

#この作業はrootで行ないます。
解凍する
cd
tar -zxvf /media/share/node-v0.10.24.tar.gz
cd node-v0.10.24
./configure
make
make install

#一般ユーザを作成する

#この作業はrootで行ないます。
ユーザを作成しパスワードを設定
useradd admin
passwd admin

#ファイヤーウォールの設定を変更する(追記:2014/1/5)

#この作業はrootで行ないます。

デバック用のwebサーバーのポート3000を通す。
以下のファイルを編集しサービスを再起動します。

/etc/sysconfig/iptables
# Firewall configuration written by system-config-firewall
# Manual customization of this file is not recommended.
*filter
:INPUT ACCEPT [0:0]
:FORWARD ACCEPT [0:0]
:OUTPUT ACCEPT [0:0]
-A INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT
-A INPUT -p icmp -j ACCEPT
-A INPUT -i lo -j ACCEPT
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 22 -j ACCEPT
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 3000  -j ACCEPT
-A INPUT -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited
-A FORWARD -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited
COMMIT
追加した部分
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 3000  -j ACCEPT
サービスを再起動する
service iptables restart

#rbenvをインストールする

#この作業は一般ユーザで行ないます。
rbenvのインストール
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

設定を確認します。

ログインプロセスからシェルを起動する
$SHELL -l
type rbenv
(結果)以下のように表示されれば成功!
rbenv is a function
rbenv () 
{ 
    local command;
    command="$1";
    if [ "$#" -gt 0 ]; then
        shift;
    fi;
    case "$command" in 
        rehash | shell)
            eval "`rbenv "sh-$command" "$@"`"
        ;;
        *)
            command rbenv "$command" "$@"
        ;;
    esac
}

rbenv installが実行できるようにします。

プラグインをインストールする
git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

インストール可能なRuby一覧を表示します。

コマンド
rbenv install -l
一覧
Available versions:
  1.8.6-p383
  1.8.6-p420
  1.8.7-p249
  1.8.7-p302
  1.8.7-p334
  1.8.7-p352
  1.8.7-p357
  1.8.7-p358
  1.8.7-p370
  1.8.7-p371
  1.8.7-p374
  1.8.7-p375
  1.9.1-p378
  1.9.1-p430
  1.9.2-p0
  1.9.2-p180
  1.9.2-p290
  1.9.2-p318
  1.9.2-p320
  1.9.2-p326
  1.9.3-dev
  1.9.3-p0
  1.9.3-p125
  1.9.3-p194
  1.9.3-p286
  1.9.3-p327
  1.9.3-p362
  1.9.3-p374
  1.9.3-p385
  1.9.3-p392
  1.9.3-p429
  1.9.3-p448
  1.9.3-p484
  1.9.3-preview1
  1.9.3-rc1
  2.0.0-dev
  2.0.0-p0
  2.0.0-p195
  2.0.0-p247
  2.0.0-p353
  2.0.0-preview1
  2.0.0-preview2
  2.0.0-rc1
  2.0.0-rc2
  2.1.0
  2.1.0-dev
  2.1.0-preview1
  2.1.0-preview2
  2.1.0-rc1
  2.2.0-dev
  jruby-1.5.6
  jruby-1.6.3
  jruby-1.6.4
  jruby-1.6.5
  jruby-1.6.5.1
  jruby-1.6.6
  jruby-1.6.7
  jruby-1.6.7.2
  jruby-1.6.8
  jruby-1.7.0
  jruby-1.7.0-preview1
  jruby-1.7.0-preview2
  jruby-1.7.0-rc1
  jruby-1.7.0-rc2
  jruby-1.7.1
  jruby-1.7.2
  jruby-1.7.3
  jruby-1.7.4
  jruby-1.7.5
  jruby-1.7.6
  jruby-1.7.7
  jruby-1.7.8
  jruby-1.7.9
  maglev-1.0.0
  maglev-1.1.0-dev
  maglev-2.0.0-dev
  mruby-dev
  rbx-1.2.4
  rbx-2.0.0
  rbx-2.0.0-dev
  rbx-2.0.0-rc1
  rbx-2.1.0
  rbx-2.1.1
  rbx-2.2.0
  rbx-2.2.1
  rbx-2.2.2
  rbx-2.2.3
  ree-1.8.6-2009.06
  ree-1.8.7-2009.09
  ree-1.8.7-2009.10
  ree-1.8.7-2010.01
  ree-1.8.7-2010.02
  ree-1.8.7-2011.03
  ree-1.8.7-2011.12
  ree-1.8.7-2012.01
  ree-1.8.7-2012.02
  topaz-dev

#Rubyをインストールする

#この作業は一般ユーザで行ないます。
Rubyをインストールする
rbenv install 2.0.0-p353
rbenv global 2.0.0-p353
rbenv rehash
アップデート
gem update
gem update --system

#Railsをインストールする

#この作業は一般ユーザで行ないます。
gem install rails -v '4.0.2'
gem install bundler
gem install execjs
gem install heroku
rbenv rehash

#Railsの簡単なアプリを作成する

#この作業は一般ユーザで行ないます。
アプリのスケルトンを作成する
rails new helloworld
cd helloworld
コントローラを作成する
rails generate controller welcome

以下のファイルを作成し簡単なページを作成します。

app/views/welcome/index.html.erb
<h2>Hello World</h2>
<p>
  The time is now: <%= Time.now %>
</p>

webサーバにアクセスしたときのページを指定します。

config/routes.rb
  root 'welcome#index'

ローカルでwebサーバを起動します。

webサーバーを起動する
rails server

ブラウザーでアクセスし以下のように表示されたら成功。

スクリーンショット


#Herokuにデプロイする

Gemfileを編集します。

Gemfile
gem 'sqlite3', group: :development
gem 'pg', group: :production

# Heroku
gem 'rails_12factor', group: :production

データベースの設定をします。

config/database.yml
production:
  adapter: postgresql
  database: helloworld_production

Gemfile.lockを更新します。

更新
bundle install

Herokuへデプロイします。

デプロイ
git init
git add .
git commit -m "init"
heroku apps:create
git push heroku master

Herokuへブラウザでアクセスし表示されたら完成!!

スクリーンショット



#参考

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