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Railsのルーティング

Last updated at Posted at 2023-03-31

ルーティングとは

Railsにおいてルーターとは、Webアプリケーションに対するリクエストの処理を担当する機能である。URIによるHTTPリクエストを、どのコントローラーの、どのアクションに渡すべきかを判断する。

ルータが行うアクションへの振り分け作業をルーティングと呼び、どのコントローラーのどのアクションを呼び出すかという振り分けの設定をルートと呼ぶ。

ルート設定には、configディレクトリにあるroute.rbというファイルを使用する。

HTTPメソッド

主なHTTPメソッド

メソッド 目的
GET 情報をサーバーから取得する
POST 情報をサーバーに取り込む
PUT 情報を置き換える
PATCH 情報の一部を置き換える
DELETE 情報を削除する

基本の書き方

route.rb
Rails.application.routes.draw do
  get  "posts/new"  => "posts#new"
  post "posts/create" => "posts#create"
end

このように記述している場合、「posts/new」は、ドメイン:ポート番号/posts/newという宛先に相当し、「posts#new」は、PostsControllerのindexアクションであることを示している。

リソースフルルート

モデルを介したリソースに対するデータの追加、既存データの更新、削除、取得、および複数データの一覧表示といった、リソースを満たすルートをリソースフルルートと呼ぶ。

Railsではresourcesとして表現される。resourcesルートを設定すると、対象となるモデルに対する7つの標準的なアクションに対応するルートを一括して設定してくれる。

Userモデルに対するリソースフルルートを設定するには、route.rbに次のように記述する。

$ resources :users

この設定の結果、以下のルートが実装される。

Prefix メソッド URI コントローラー#アクション 処理
users GET /users users#index 一覧画面表示
users POST /users users#create 登録処理
new_user GET /users/new users#new 新規画面表示
edit_user GET /users/:id/edit users#edit 編集画面表示
user GET /users/:id users#show 詳細画面表示
user PATCH/PUT /users/:id users#update 更新処理
user DELETE /users/:id users#destroy 削除処理

また、Railsでは1つのリソースに対するリソースフルルートとして、resourceルートが用意されている。

リソースフルルート以外のルートの設定方法

リソースフルルート以外のルートの設定には、getやpostを使用することができる。基本的にはこれらはHTTPメソッドに対応している。その際、リクエストされる宛先は 「URIパターン」として指示する。

設定の基本形式は次のようになる。

HTTPメソッド 'URIパターン', to:'コントローラーアクション'

ルートの実装は、

$ rails route

で確かめることができる。

ルーティングのネスト

Userモデルとその子モデルとしてのHobbyモデルを考える。それぞれのリソースに相当するデータベースのテーブル名は、usersとhobbiesになる。
親子関係のルートを入れ子にするには、親のリソースルートのブロックの中に、子のリソースルートを設定すればよい。

resources :users do
  resources :hobbies
end

このように記述することで、どのuserに対してのhobbyであるかをルーティングで紐づけることができる。

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