4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Minisforum V3のTIPsその1(付属品とか周辺機器とか)

Posted at

まえがき

Minisforum V3の情報置き場その1です。走り書きメモ。
V3付属品+オプション品については後から買うと送料かかるので買う前に見た方がいいかも。周辺機器はV3買った後でいいです。

VLinkとUSB4の話、BIOS設定の話、スリープ設定の話を今後別記事に書く予定です。

TIPsとして改良可能な箇所を列挙する性質上、どうしても良いところは抽象的、悪いところは具体的になるので批判寄りな記事になりますが、決して買うなと言っているわけではないということは念頭に入れておいてほしいと思います。まあいつものMinisforumということです。案件とかでもないです。

こういう記事をQiitaで書いていいのか良くわからないので怒られたらNoteあたりで書きます。

外部ハードウェア編

適当にランク付けしています。
☆5: 買え。
☆4: 積極的に買った方がいい。
☆3: 僕は使う。使わない人もいると思う。
☆2: 僕は買ったが需要はあんまり無いと思う。
☆1: 誰も必要としていない。捨てろ。

付属品・オプション品

時期によってオプション品がタダでついてきたりして区分が曖昧なので、公式ページにあるものはまとめてここに書きます。

ペーパーライクフィルム (☆☆☆☆)

指紋跡はつきますが、ガラスフィルムより劣っている部分がないです。全員買ってください。
公式のものが十分優れていると思いますが、後から買うと送料2000円かかります。
試してないですが、本体と一緒に買いそびれた人はPDA工房でも一通りのラインナップが揃ってるのでそっちでもいいんじゃないかな。

Vペン (無評価)

何も描かないので無評価。見たままって感じです。アルミ製で冬は冷たそう。
ペンタブのペンほど握り心地は良くないですが、タブレットPCのスタイラスって全部そういうものでは?
ペン先を10mm以上離すとスタイラスからタッチモードに切り替わるので、タッチ無効設定が機能しづらいかも。TouchSwitchとか使った方がいいかも。
VLinkでは使えないので注意してください。

Vキーボード (☆☆☆)

キーボードは液晶カバー兼ねてるから持ち運ぶならあった方がいいです。
ポゴピンの有線接続オンリーです。バッテリー無いならもうちょっと軽くても良かった。
キーボードつけたままでもノートPCでいう逆パカ状態にすればタブレットモードになって誤動作しなくなります。
マグネットで若干傾斜するモードがあるけど忘れていいです。使うと打鍵感が終わる。
VLink時もキーボードとタッチパッドは使用可能です。
こだわりがないならUSキーボード推奨。Minisforum製品はJISキーボードだとセットアップ時とかちょくちょく面倒らしいです。

PD充電器とUSBケーブル (☆☆☆)

普通の65W充電器と普通のUSB-Cケーブルです。付属のUSBケーブルは電源ケーブルと書いてありますが普通のUSB4ケーブルで、VLink(DPAlt入力)にも使用可能です。

ガラスフィルム (☆)

品質は普通だけど反射、指紋、手触りでイライラします。無料でついてきても開けなくていいです。ペーパーライクフィルムを貼れ。

背面スタンド (☆)

諸悪の根源。 Minisforum V3のネガティブレビューの半分ぐらいはこいつが原因だと思っています。
このスタンド、Surface等の普通のタブレットと違ってスタンドの上半分をヒンジ135度開いて足にします。つまり既製品とスタンドの互換性が皆無です。自立角度の自由度も低く垂直近くまで立ちません。そして重い。
さらに最悪なのが、このスタンドを閉じた状態だとV3本体裏面上部のファンの穴を塞ぐことです。
ポジティブに言うとスタンドを立てない低負荷のタブレットモードではファンの口を塞ぐことで静かになり、パワフルなラップトップモードではファン全開にできる優れた設計・・・そんなわけない。
V3の改善はこのスタンドの代替品を探すことから始まります。詳細は後述。

タブレットケース (☆)

重くて分厚くてゴワゴワしてて蓋の留め具の位置がバチッと合わない。捨てていいです。

周辺機器(追加購入品)

持ってる製品群は適宜代用して下さい。個々人の環境があるので勿論いらなそうと思ったらスルーしていいです。
使用できるけど規格違反のものも紹介しています。自己責任でお願いします。

背面スタンドの代替 (☆☆☆☆☆)

結論から言うとこれがおすすめです。
ergomi アレスメガ
引用元:Amazon商品ページ

  • 背面覆うタイプのスタンドはファンを塞ぐので駄目。Surfaceカバーも互換性無い
  • MagSafe系は14inch1kgのV3を到底支えられない
  • タブレットスタンドによくある下側の出っ張りに乗せる方式は付属キーボードと併用できない
  • 左右からバネアームで挟み込む方式は到底持ち運べない

ということで僕が2日探し回った限りではこれが最適解です。
こういうオリガミスタイルってMOFTが最王手だと思ってるんですけど、MOFTはだいたい垂直に立たずに20°くらい傾斜するのでノートPCスタイルだと微妙です。アレスメガはノートPCで使いたいヒンジ角度はほぼ網羅していて、V3を横向きに使用する限りはほぼすべての要求に答えてくれます。縦使用は重心的にちょっと厳しい。
まあ縦型タブレットモードメインの人とかは付属キーボード併用しないと思うので、お好きなタブレットスタンド選んでください。

USB4ドッキングステーション (☆☆☆☆)

V3の外部I/OはUSB4ポートx2とイヤホンジャックとSDスロットのみです。言うまでもなく外部機器が何かしら必要です。
USB3ドックでもThunderboltドックでも別に構いませんが、持ち運ぶならバスパワーでも動作して専用電源不要の小型USB3orUSB4ドックをオススメします。僕はSparkleのポータブルUSB4ドックを使っています。
Sparkle TD-8140
引用元:Amazon商品ページ

ドッキングステーションは区分別にざっくりと以下のような特徴があります。

製品カテゴリ USB4ドック USB3ドック Thunderbolt4or3ドック
USB-C映像出力
バスパワー 製品による 製品による 不可(給電必須)

コンセントとかモバイルバッテリーがないと動かせないドックは基本的に据え置き専用です。
多機能ドックは下手すると本体より重い200W級の専用ACアダプタを持ち運ぶ羽目になります。電源周りの仕様をちゃんと確認しましょう。ドックはPD状態の変化で不安定化しやすいので据え置きも短所ばかりではありません。
USB-C映像出力はV3本体からも出力可能なので必須ではないですが、廉価なUSB3ドックはデータ専用USB-Cポートさえなかったりするので購入前に注意してください。
商品説明をよく読まないとデータ通ると思っていたUSB-CポートがPD給電専用ポートだったという事故が発生します。(一敗)
余談として、SurfaceやMacbookとUSB-Cコネクタ距離が同じ(中心間距離15mm)なので、Type-Cプラグ2個が並んでるタイプの横付けドックも寸法的には適合します。(未検証)
尚上記のSparkle TD-8140ですが、ヒートシンクのネジ止めが甘く、縦にして持ち運ぶとカラカラ音がします。分解してM2サイズのタッピングビスにM5くらいのトルクを加えてねじ込むと静かになります。
ケーブル着脱式はほぼTD-8140一択だと思います。ケーブル直付けタイプなら選択肢けっこうありますが、最低30cmぐらいはケーブル長あったほうがいいと思います。

2mのUSB4ケーブル (☆☆☆☆)

僕はUSB4 20Gbpsの2mケーブルをわざわざ別途購入して使っています。
Belkin USB4 240W 20Gbps 2m ブラック
運用シーンは主に机下のデスクトップPCとV3の接続です。
僕のデスクトップPCはThunderbolt4 PCIe拡張カードからPD給電できるので、V3のUSB4ポート(右側)につないで充電とバックアップ、VLinkポート(左側)につないでサブディスプレイ運用の二役を担当しています。
USB4やThunderboltでPC2台を接続すると何ができるかについては、そのうち別記事を書く予定です。

なぜフルスペックが出せる40Gbpsのケーブルを使っていないのかについては過去記事に書いています。
ざっくりいえば転送速度と最大ケーブル長と互換性にはトレードオフがあって、2mだと20Gbpsが一番バランス的にいいということです。
過去記事: BelkinのThunderbolt4ケーブル(2m)は本当に万能なのか?
まあ拡張カードとV3の間だけなら40Gbpsの2mケーブルでも一切問題ないので僕の思想の話です。

充電用ケーブル (☆☆)

サンワサプライ USB2.0 Type-Cコネクタ540°回転ケーブル(PD100W・1.8m) KU-CCP100KA18BK

引用元:Amazon商品ページ

普通のタブレット全般そうですが、ディスプレイ・キーボードカバー間にトルクヒンジが無いので、抵抗なく1kgのタブレットがぱたっと閉じます。
いつか事故ってコネクタを破壊しそうなので精神衛生のためになるべく自由度が高いケーブルを使っています。
一番安全なのはこういうマグネット脱着式ですが、1ポートを充電専用にするのが嫌だったので使わなくなりました。
なお、ギミックのないL字コネクタ型ケーブルやアングルアダプタはオススメしません。経験上Type-Cコネクタはひねり方向にかかる力に弱いからです。

スティック型じゃないUSBストレージ(☆☆)

V3のUSB4ポート2口の間隔(コネクタ中心間距離)は15mmで、SurfaceやMacbookと同じです。
ケーブルタイプなら問題になりませんが、適当にスティック型USB-CメモリやUSB-C SSDを買って差し込むと隣の充電ポートを塞ぎます。
前述のコネクタ破壊の観点からもスティック型はよくないです。あえて直挿し型を使いたいなら超スリムとかコネクタ偏心のものを検討してください。

HDMI to USB-Cケーブル with USB2.0 (☆☆)

こういうのです。リンクのものは動作確認しました。
HDMI to Type-C 変換ケーブル
引用元:Amazon商品ページ

USB-C映像出力がないデスクトップPCやラズパイでVLinkを使おうとすると、HDMIやDisplayPortをUSB-C DPAltに変換する必要があります。
単純にVLinkで映像を映したいならそこまで苦労しませんが、V3のキーボードやタッチパッドを使いたいならかなり面倒です。
現行の映像規格を例にざっくりと説明すると、

  1. USB-C(映像+USB3.x)
  2. USB-C(映像+USB2.0)
  3. USB-C(映像のみ)
  4. DisplayPort
  5. HDMI

上から下(例: USB-C to HDMI, DP to HDMI)への変換は簡単ですが、下から上への変換は大変です。

特に映像信号にUSBを追加するものは非常に数が少なく、素性がはっきりしている製品だとWacom Link系(終売)かRextron VCPUC-60(業務用)ぐらいで、他は何かのオプション品で他の製品と組み合わせることを禁止していたり、あとは素性が怪しい何かです。

なので怪しい中華製品群の中から動きそうな確率の高い製品を探します。

  1. HDMIコネクタとUSB-Cコネクタだけのシンプルなケーブルは除外します。
  2. 追加のUSBコネクタが生えてたりUSB-Cの穴があったら説明を見ます。
  3. 追加コネクタが給電専用と書いてあったら除外、タッチ対応と書いてあたら動く可能性があります。
  4. レビューにセンサーが動作すると書いてあったら動く可能性が高いです。

注: 音が出る出ない云々のレビューは現在ではUSB2.0有無の判断基準にできなくなりました。

主にARグラス用のケーブルから探します。同じような見た目のものに液タブ用のケーブルがあるのですが、これらは液タブ側の独自規格で動かしてることが多いのでオススメしません。(Wacom Oneの3in1ケーブルとかなら動くかも)
リンク貼った上記のケーブルは普通に動作しますが、電源ケーブルをPDポートに挿さないと動きませんでした。電力見てると5V200mAぐらいなんですけどね•••

microSDカードアダプタ (☆☆)

BaseQi iSDA 750A
引用元:Amazon商品ページ

V3はタブレットにしては珍しくスタンダードサイズのUHS-II SDカードを接続できますが、普通のSDカードを刺すと8mmぐらい出っ張るので常用はできません。
このアダプタを使うと音量ボタンとツライチになります。ただし速度はUHS-Iに落ちます。

値段1/10の下のMacBook用のアダプタもあります。
オーディオファン microSD変換アダプター microSD to SD 長さ24mm 2点セット
引用元:Amazon商品ページ

性能は同じですが、こちらはV3本体とツライチになって指で取り出せなくなります。
テープで取り出し用のタブを作ったりすれば普通のUHS-Iアダプタとして使えるので、安価(数百円)で済ませたい人はどうぞ。


以上。何か購入して役たちそうだったら追加します。

4
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?