先日、AI-100: Designing and Implementing an Azure AI Solution に合格し、『Azure AI Engineer Associate』になりました!
AI-100については、合格者の日本語ブログや過去問なども見当たらなかったので、どのように対策したかを紹介したいと思います。
(試験内容については守秘義務契約があるので、あくまでこうやって対策しました。という紹介です!)
AI-100: Designing and Implementing an Azure AI Solution とは?
Azureの認定資格は開発者や管理者などのロール毎に用意されています。
その中で、Fundamentals、Associate、Expertといったレベルが設定されており、AIエンジニアのAssociateレベルがこの資格ということになります。
![スクリーンショット 2020-04-15 17.27.14.png](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F151106%2Ff3e2f4b3-5b9e-96b7-f4b6-a202e50038cd.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=e2f80074467c487fd50fce04968ad72c)
試験の概要は以下の通りです。
◆ 概要
この試験では、ソリューションの要求の分析、ソリューションの設計、AIモデルのソリューションへの統合、ソリューションの展開および管理という技術的なタスクを遂行する能力を測定します。
◆ 評価されるスキル
・ソリューション要件の分析 (25-30%)
・AIソリューションの設計 (40-45%)
・AIソリューションの実装と監視 (25-30%)
◆ 言語
英語、日本語、簡体中国語、韓国語
◆ 試験時間
210 分
◆ 受験料
21,103円
この試験に合格することで、Cognitive Services、Machine Learning、および Knowledge Mining を使用して、自然言語処理、音声、コンピュータ ビジョン、ボット、およびエージェントを含む Microsoft AI ソリューションを設計および実装ができる『Azure AI Engineer Associate』に認定されます!
▶︎ 詳しくは公式サイト
私は、Microsoft Ignite The Tour Osaka(2020年1月23 - 24日)に参加した時に貰ったバウチャーがあったのと・・・
スマートスピーカー向けのアプリ開発やLINE Messaging API を使ったチャットボット開発に興味があり、Azureでも自然言語処理や音声認識、音声合成系のサービスは触ったことがあったので、AI-100を受験してみることにしました!
私の受験前の状態
は以下の通りです。
- AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals
➡️取得済み - LUIS, QnA Maker
➡️業務で使ったことある - Speech to Text, Custom Vision, Face service
➡️触ったことある
AWSやGCPの資格は所持していません。
どうやって勉強したか
ですが、、、
バウチャーがあったのでとりあえず受験してみるという強攻策に出ました。笑
試験当日の持ち物
- 身分証明書2点
私は自動車の免許書とクレジットカードで本人確認してもらいました。
1回目の受験結果
700点以上で合格なのですが、672点で不合格でした。
試験時間は210 分ですが、1時間もかからずに解き終わるボリュームでした。
2回目の受験に向けて
とりあえず受験という強攻策に出ましたが、あと少しで合格でした。笑
AZ-900を取得していたため、Azure で利用できるコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、セキュリティなどの各サービスを広く浅く知っていたことと、LUIS やQnA Maker、Speech to Text などいくつかのサービスを実際に手を動かして触った経験があったことが要因だと思います。
2回目の受験に向けて、まずは公式サイトのLearning path for Azure AI Engineer に記載されているMicrosoft Learn の6つの講座を受講しました。
次に、Cognitive Services の各サービスについては、プレビュー状態のものも含めて何ができるサービスかを知っておいたほうが良さそうだったので、このLearning path for Azure AI Engineer に記載のあるサービス以外もMicrosoft Document で概要やクイックスタートを確認しました。
最後に、Microsoft Learn のサイトでAIエッジエンジニアで検索して出てくるAzure IoT Edge 周りの講座を受講しました。
![スクリーンショット 2020-04-16 21.36.58.png](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F151106%2F74b548c1-39b8-2e22-b8d2-d523e4817bdb.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=c95d100d66c7fa4b74f34a4b2b4ae46d)
Learning path for Azure AI Engineer には記載がないのですが、知っておいたほうが良いです。笑
例えば、Azure Machine Learning は、コンテナーを使用して、トレーニング済みの Machine Learning モジュールをAzure IoT Edge にデプロイして使えます。
このようなエッジデバイスでのMachine Learning や Cognitive services の利用についてもイメージできるようにしておいたほうが良いです。
ここまでやってから、2回目を受験してみました。
2回目の受験結果
844点で合格でした!
まとめ
バウチャーがあったのでとりあえず受験してみるという強攻策で『Azure AI Engineer Associate』になることができました。笑
不合格になった場合、試験で最も成績の低かったスキル領域のトップ3を教えてもらえるので、対策も立てやすく、短期間での合格が狙えると思います。
一方、安くない受験料なので、一発で合格を狙う場合は、
0 . Azureをあまり使ったことがない場合、まずはAZ-900を取得する
今後の開催予定はわかりませんが、私は昨年以下のバウチャー付きの基礎講座を受講し、AZ-900を取得しました。基礎から教えていただき、バウチャーも貰えるのでオススメです!
connpass: Azure クラウド基礎講座(AZ-900受験バウチャー付き)
1. Azure AI Engineer Associate になるためのラーニングパスに記載されている6つの講座を受講
2. 1.以外のCognitive Services についても、プレビュー状態のものも含めてMicrosoft Document で概要やクイックスタートを確認
3. Microsoft Learn でAIエッジエンジニアで検索して出てくるAzure IoT Edge に関する講座を受講
をオススメします!
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以前からMicrosoft Learn の存在は知っていたのですが、今回AI-100を受験するにあたって、かなり活用させていただきました。
サンドボックスの提供や知識チェックの簡易なテストが用意されているなど、とても使いやすかったです。
Microsoft Learn を活用しつつ、次は、AZ-203を受けてみようかなと思いました!