こんばんは。torippy1024です。
先日、会社の研修にて、TOGAF9 トレーニング・コース(資格試験付き)を受講しました。
試験に向けて現在勉強中のためメモを書いています。何回書けるかわかりませんが、よろしくお願いします。
TOGAFとは
TOGAFとは、The Open Groupのアーキテクチャフォーラムが開発しているITアーキテクチャ作成フレームワークです。
「グローバルでオープンであること」が売りのフレームワークで、外資系IT企業のアーキテクトやプリセールスフェーズを担当するテクニカルセールスやコンサルタントは学んでおくと実務に役立つことがあると思われます。
ただ一方で、このTOGAF、ITシステムのためのフレームワークではありません。もっと一般的なエンタープライズアーキテクチャ(Enterprise Architecture;EA)を作成するためのフレームワークです。このため、ITの知識は必要なく、どちらかというと必要な知識はEAに関するものだったりします。
(日本はEAの普及が遅れているので、ピンと来ない人が多い・・・と講師の方が嘆いていました)
最新のバージョンは10なのですが、私が受講した時は9.2でした。
英語版でかつ非商用利用であれば90日間、無料で参照可能です。(ただし企業が商用利用する場合はライセンス購入が必要)
https://publications.opengroup.org/c182 (本編)
https://publications.opengroup.org/c180 (ガイド類)
https://publications.opengroup.org/i182 (本編 90日トライアル版)
日本語翻訳版は公開されていないようです。
欲しい方はOpengroup公式サイトから購入するか、研修を受講しましょう。税抜き30万円で、3日間の研修+1日間の試験のコースです。
https://opengroup.or.jp/togaf.html
TOGAF Certifiedとは
TOGAFの資格試験に合格すると、資格が取得できます。
試験には以下の二つがあるそうです。
TOGAF Foundation (Level 1)
TOGAF Certified (Level 2)
Level1とLevel2で、それぞれ異なる試験があり、Level1に合格しないとLevel2は受験できません。
(正確には、研修に参加すると試験日に両方受験することになるが、Level1に落ちるとLevel2は採点されない様子)
合格率は決して低くなさそうです。(というか、研修を受講すると講師の方がかなり試験に向けたヒントを教えてくれると思いました)
日本ではまだあまりメジャーな資格ではないですし、資格保有者はもっと増えてほしいと思っているのでは?と勝手な推測をしています。
また、3日間の研修は日本語で行われ、試験も日本語になっているようですが、英語での受験もできるそうです。
資料は公開されているわけですし、独学で勉強して英語で試験を受ければ格安で資格取得ができるなとちょっと思いました。
(研修自体がためになったので、個人で数十万のお金は出せないけどTOGAFの資格を取りたいという奇特な人でないとこのパスは取らないと思いますが)
TOGAF9の概要
3日間の研修(ご時世上、オンラインにて受講)を受けて、ざっくりとしたTOGAFの個人的な概要理解を書くと、以下です。
TOGAFとは、ADM(Architecture Development Method;アーキテクチャ開発手法)の技法とガイドラインを使うフレームワークのことである。
では、ADMとは何かというと、ざっくりとは以下です。
ADMとは、大企業向けのエンタープライズアーキテクチャを策定するためのフレームワークで、初期フェーズ、フェーズA~Hの9つのフェーズと、アーキテクチャ要件管理というプロセスからなり、9つのフェーズを反復的に行うことでアーキテクチャ策定を行うものである。
画像引用元:https://opengroup.or.jp/togaf.html
※無断の画像引用なので、NGだったら消します。すいません。。
ということは、ADMさえわかればTOGAF試験には合格できるのか?と思われるかもしれませんが、そうではありません。
TOGAFでは、非常に(日本人には)難解な専門用語が含まれており、TOGAFの専門用語を理解した上で、ADMとそのガイドラインを学ぶ必要があります。
ですので、やることは以下の2点です。
- TOGAF用語を理解する
- ADMとそのガイドラインの内容を理解する
この2点を理解すれば、Level1、Level2両方の試験に受かるはずです!たぶん!(まだ受かっていないので根拠なし)
とりあえず初回の概要は以上です。