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プログラミングスクールに200万円課金してつよつよエンジニア(笑)になったお話

Last updated at Posted at 2024-12-03

これは「Happiness Chain Advent Calendar 2024」の3日目の記事です。

はじめに

みなさん、こんにちは torihaziです。
12月も始まり、息が白く、地面に霜が降りる季節となりました。
年末まで走り切って年始を迎えるために、ぜひ体にだけは気をつけてくださいね。

さて、本日はみなさんにとあるお話をしようかと。

なんてことはない、私の人生最初の転職にまつわるお話です。

「うわ、この人やば、ワイも頑張ったろ」
「いや、普通やん、嘘やろこいつ」
「おめでと〜」

いろいろ読む人によって感想異なるかと思います。

個人的には今の環境に少し物足りなさを感じている人の参考になればと思ってます。

それではお話のはじまりはじまりです( ´ ▽ ` )

今から2年前

前職の企業に新卒として入社しました。IT系の会社でした。

IT系の会社だったからプログラミングできるんじゃないの?と思っていたら、

インフラ系しかなくて、、、というよくあるパターンでキャリア最初は詰みました。

もっと言うと 人生詰んだかもしれない とも思いました。

色々ありましたね。

んー、感想としては

これが会社か、という一言ですね。

バイトとはスケールが違いました。

「よろしくお願いいたします。トリハジと申します!」とか。

人に頭を下げたり、納期とかいうものがあったり、

上の機嫌を伺うようなことをしたり。

一生懸命仕事をしている人がいたり、寝ている人がいたり

頑張る人、やたら休憩する人。

仕事もない日とかあったし。もちろん勉強になることもありましたよ。

ただ何もかもがふーん、という感じでした。

IT未経験として入った自分はとにかく業務知識がなかったので、

資格という資格を片っ端から取得しましたね。

LPIC lv1, lv2, OSS-DB Silver、AWSとか云々・・・

朝の5時に起きて課金したPing-tをして、通勤時間もPing-tして、昼休憩もPing-tして

帰りの電車、寝る前にPing-tをしてととにかく勉強してました。

そんなこんなで頑張って報奨金とかもらったりしていたのですが、

それでもお金の心配が拭えなくてさっきの勉強もしつつ色々なものにも手を出しました。

本当に手当たり次第いろんなものに。

ブログ副業、動画編集、クラウドワークスとか。

ワードプレスとかでブログやってましたね。雑記ブログとかいうやつ。

ただネタがなくなってキツかったのですぐやめました。

ブログで収益稼ぐためにはまずSNSをやろうとか言われたので、

X立ち上げたら途端に見知らぬ人からいろんなDMとかきておろおろしてたのはいい思い出です。

副業も考えましたけど、売れるものがなかったので諦めました。

クラウドワークスはそもそも仕事自体取れませんでした。

とまぁこんな感じでプログラミングやりたくて入社したつもりが

インフラやって資格とってたらなんともう1年目が終わっていました笑

これが私の新卒1年目としてのお話でした。。。

プログラミングとの再開

新卒2年目が始まり、資格にも取り飽き、さほど効果も見込めないことに気づきました。

大学からの友人と話しても彼らは私の知らない技術用語で話して

かつプログラミングをしており、「大変だ〜」と嘆いていましたがその裏には

「充実」という2文字も透けて見えるほどでした。

羨ましかったです。

自分で選んだ道なので妬ましいとまでは行きませんでしたが

いいなぁと思ったのは確かでした。

「どうしてもプログラミングやりたい」

「リモートとか云々どうでもいいから、コード書いてあーだこーだの仕事がしたい」

と気づいたらネットで調べてました。

スクリーンショット 2024-12-03 8.11.37.png

やめとけだのカモだの、正直不安でした。

実際、新卒の時の就活エージェントではカモられた経験があるので。(詳しくは私のブログに載ってます)

「やっぱまたカモられるのかな〜」

「スクールなんて所詮スクールよな〜」

とは思ったもののなんとしてでも現状を変えたい、抜け出したいと思っていたので

少しでも望みを増やすべくそこからさらに調べました。


いろいろ調べて、確かその時に見たサイトが勧めていたスクールに決めました。

それがこちらですね、侍エンジニアさんです。

入校するためにはカウンセリングを受ける必要があったので、

とりあえず載ってあった予約フォームから適当に時間予約して返答を待ちました。

ついにスクールに手を出したわ、ついに始まるわと

内心ハラハラしたのを覚えています。

その翌日くらいに返事が来てLINEか何か登録して、

いついつのこの日に面談しましょうかとなって、

ついに面談当日。

弱弱のネット環境の中、

Windowsのでっかい排気音わんわん鳴らしながら、

一人暮らしの部屋で寂しく

担当の人といろいろ話しました。

コースとしては色々なものがありました。

転職補償コース?とかフリーランスコースとか

さらにそのコースの中にも期間の長さがさらにあって、

3、6、9ヶ月だったかと思います。

「副業から始めたい」とか「転職したい」とかいろいろ話しました

そうしたら、

「わかりました。ではフリーランスコースの9ヶ月にしましょうか。」

「言語はPHPとかですかね」

と言われたので即答で了承する旨を示しました。

「そうしたら金額が90何万で、税込みで100万ちょいになります」

「学費ローン組む方多いので学費ローン組みましょうか」

結局、明細的なもの見たら

48回払いの手数料込みで 110万ちょい

でした。(こちらは今も払い続けてます。)

正直金額の多さにはビビりました。

ただもう後には引けなかったし、なんとしてでも!という思いが強かったので

そのまま突き進むことに決めました。


その面談から少しして新規生の顔合わせがあり、担当の先生が決まりました。

「講義だけに閉じたプログラミングを教えるつもりはありません」

そう言っていただけてとても安心したのを覚えています。

コースの進み方としては

  • 週1の講師との講義
  • 質問は随時可能
  • 別枠で設けられている独自コースを受講

という形でした。

課題というものがあったのでバリバリにこなしました。

簡単なアルゴリズムの問題から少し進んで上級者の問題まで。

とにかくできて褒められるのが嬉しかったから、クイズ感覚で解いてました。

この頃から前年やっていた"Everytime Ping-t"生活から

ネットで技術記事を漁る日々が始まりました。

毎日楽しかったです。

あの課題はどうやって解くんだろう。

こういうやり方でもいけるのでは。

とかあれこれ自分で考えてやるのはやっぱり楽しかったです。

こんな感じで毎日を爆速で駆け抜けていました。

そうそう、この頃からX(旧Twitter)に学習進捗報告というのも出し始めました。

ハッシュタグとかいろいろつけてとにかく上げ続けることだけは意識してました。

(ちなみにこの頃から次のスクールHappinessChainの存在をXで知りました。)

いいねつくたびにいちいち嬉しくなってましたね。

そして新卒2年目の6月くらいに最終成果物作成のコースに突入しました。

とある書籍に掲載していたフレームワーク(その書籍独自のもの)で成果物は作成していきました。

Laravelとかではないものです。

その書籍のものを写経して実際にCRUDできるくらいのとこまでをまずはやりました。

「写すだけやん」

とか舐めていましたが、どこかしらでタイポしていたりが原因で

すんなりとはいきませんでした。

その頃からエラーのログを読んで、原因解明する習慣が身についていったと思います。

先生のエラー解明速度は異次元でした笑

2度目になりますが、本当に毎日楽しかったです。実務を除いては。

自分の手で動くものが作れている。

その実感が何よりありました。


ところがぎっちょん。

最終成果物を進めていくうちにとある不安が募っていったのもの事実です。

どういう不安かというと、

この技術で他の人と未経験転職市場で戦えるのか

という不安です。

いつものように進捗報告をXであげているとちらほら

(ちなみにこの頃から次のスクールHappinessChainの存在をXで知りました。)

このスクール生の方の進捗報告が流れてきていた時がありました。

進捗管理はGit、Githubで、フロントはReact、バックはRails

「成果物はAWSにデプロイ」

え、ちょっと待って知らん知らん。

何、フロントとかバックって何。

Gitとか言葉は知ってるけど使ってないよ。

このままこのスクールで大丈夫?

この頃から少しづつ不信感が出てきました。

めっちゃ優秀な方ですとか言われたけど本当にそうなの?

正直スクール今からでも変えようかとも思っていました。

でも110万近く払っていたし、返金可能期間みたいなのもすぎていたし

腹を括って最後までやり切ろうと決めました。

次のスクールに通うのはここで転職決めてその後勉強がてら通う感じにしようかなと。

同時にこの焦りで侍さんの転職エージェントサービスにも相談を開始しました。

さらに同時に次のスクールであるHappinessChainの情報収集もちらほら始めていました。

あと少し

最終成果物制作も佳境を迎え、スクールの期間も残すところあと少しになりました。

同時並行している転職エージェントの方とも少しづつ面談が増えていき、

いつから面談練習を開始しましょうか、

職務経歴書の作成も進めないとですねとかしながら

1日1日がすぎていきました。

この時も進捗報告いろいろやってましたね。

JavaScriptとか使ってやってましたね。

Jqueryとか使ってました。

Ajax使って非同期通信して、

JavaScriptはバニラでした。

いろんなものの見様見真似で動かしてどうしてこれで動くかはつゆ知らず。

もうこの時はこの画面とか扱うのが

フロントでReactとかTypeScriptとかいうやつ使うんだなくらいは理解してました。

そしてそれを使っていない現状にも「・・・・」となってました。

そしてついに

12月初旬、制作していたものが一旦作り終わり、スクールも走り切り無事卒業しました!

これは卒業1ヶ月までのものですが、こんな感じで毎日走ってました。

と、同時に

HappinessChainに入会しました

転職ならぬ転スクールです。

転職すら決まっていないのに、新しいスクールに手を出しました。

どうしても現状の力で戦っていける自信がなかったのと

入ってやってみたかったというのがありました。

同時並行

侍さんでの学習期間は終わりましたが、転職エージェントサポートは継続していました。

そのためHappinessChainで学習をしながら、転職活動を進めながらという感じです。

かなりきつかったです。

エージェントの方の話を受け、

もう少し最終成果物ブラッシュアップした方が良いと思ったので

Windows開きながらPHPの修正をしつつ、

新しく20万くらいで買ったMacBookでHappinessChainの課題を進めました。

特にPHPの方はもうモチベが皆無だったので本当にきつかったです。

本職の方も忙しかったので尚更でした。

あとそうそう、HappinessChainのオフ会にもいきました。

最初はめちゃくちゃ緊張しましたね。

Xで知り合った人と会うなんて大丈夫かな、なんて思ってもいました。

退勤直後のスーツで向かって、電車で1時間かけて、

入り口狭い東京のビルの階段登って、

インターホン鳴らす前は

ほんとやばいところにきてしまったのではないかとも思ってました。

でもそんな不安も一瞬でした。

実際にHappinessChainのCEOともCTOとも会って話したり、

他のスクール生さんとも話したりして

とにかくモチベが上がったのを覚えています。

課題が何個もあるのですが、それを1つずつバシバシと倒していく爽快感。

先の課題をやっているスクール生さんを追い越すために

とにかくMacbook開いて格闘してました。

誰よりも自分はやっている。絶対やってやる。

そのくらいの自信はありました。

その勢いのまま HappinessChainのEuforiaというものにも入会しました。

入会するときには審査があります。

審査という文言にビビりましたが、「そんなもん知らん!」

という蛮勇状態だったので突っ走りました。

とにかく自身のエンジンをかけ直して、フルスロットルで駆け抜けていきました。

スクリーンショット 2024-12-03 10.18.38.png

少しの鬱

年明けて少しくらいしてからでしょうか。

鬱かどうかはわかりませんが、妙にやる気が出なくなる時がありました。

ガス欠というのでしょうか。

全く楽しくない時がありました。

課題が難しくて終わりそうにないと絶望したからですかね。

転職エージェントさんとの面談で転職の内容が芳しくなかったからですかね。

どちらもあり得るかと思いますが、転職先として紹介された企業さんに

自分が行きたいと思えるような企業さんがなかったからだと思います。

エージェントさんはおそらく裏でいろいろ動いていただいてたと思うんですけどね。

申し訳なかったとも思います。

でも自分の人生だし、なんとしてでも変えたいと心の底から願っていたので、

失望が大きかったのだと思います。

まじかよ。

ダメやん、人生終わったやん。

まだ抜け出せないの。

きつかったです。

キツすぎて、現実直視できなくて、

仕事中胃潰瘍もどきみたいになって

その時は早退しました笑

お腹痛くて寝ても治らないし、立つのがやっとの状態。

常にお辞儀した姿勢で歩かないとなんか痛くて、

自宅から病院に行くまでの10分程度の道のりが5キロくらいに感じられました。

食べられるのはおかゆくらい。それでも食べたあとお腹激痛で。

夜、1人で泣いた時もありました。

痛くて泣いた時もあったし、心細すぎて泣いた時もありました。

なつかし。笑笑

復調

少しして現実と向き合えられるようになってきて、

それに伴い体調も回復していきました。

「なんとしてでもやったる」

その思いがやはりまだ残っていました。

元々負けず嫌いというのもあったし、彼女さんがいたのも大きかったと思います。

絶対にこの人を支えないと。
楽させてあげないと。
やったれ、やったるしかない。

その思い一心でまたひたすらに脳筋ムーブをかましました。

Euforiaの勉強会にもいったし、勉強合宿にもいきました。もちろん参加料払って。

下手にケチると大損するのはわかっていました。

それにあの時やっておけば、という後悔を限りなく減らしたかったからです。

この頃の課題としては RailsオンリーのXクローンが終わった時かそれくらいだったと思います。

それか前スクールで訳分からず動かしていたJavaScriptを学び始めたくらいですかね。

1泊2日の勉強合宿で、翌日TOEICがあるからと

2日目の朝食を食べずに激寒の軽井沢をガクブルしながら新幹線で帰ったのはいい思い出です。

(ちなみにこのTOEICは過去最高点でした笑)

そしてついに(2度目)

3年目の6月ですね、Web系の自社開発企業様に転職が決まりました。

HappinessChainのCEOの紹介でした。

半年前、自分が羨んでいたスクール生さんに近しいレベルで

無事転職が決まりました。

本当に本当に長かったです。

かれこれ独学の時から始めてから1年半くらいですか。

インフラやって資格とってたらなんともう1年目が終わっていました笑

この時に投げやりにならず、

最終成果物を進めていくうちにとある不安が募っていったのもの事実です。

この時に信じてひたすら前に進み続け

お腹痛くて寝ても治らないし、立つのがやっとの状態。

この時にそれでも倒れず、

ただひたすらに自分の目指すべき理想に向かって

3年かけて少しづつ歩み続けてきて本当に良かったと思いました。

真っ先に彼女さんに報告しましたし、何かと心配をかけた両親にも連絡しました。

どちらも喜んでくれてとても嬉しかったです。

最後に

新卒の頃から自分のなりたい将来をうまく言語化できずに

ふわふわしたまま過ごしていて、

納得のいく現実を過ごせずに

足掻き、もがき続けていました。

現在は、新しい企業様のもとで現在4ヶ月目として

Frontendは Next.jsとTypeScript、Backendは Railsという技術スタックの元

Web系のエンジニアとして仕事をしており、個人の学習としてはGolangとかも進めています。

勉強し始めの時は Next.jsはおろか、Rails、Rubyすらまともに知りませんでした。

GitのPushもCloneも。

そんな人間が時間をかけてゆっくりと下から上がってきた結果がこれです。

天才的な頭脳があったわけでもなく、ただひたすらに続けてきただけです。


今、一生懸命転職しようと勉強を頑張っている方、

現状からなんとしてでも抜け出したい方、

各人が置かれている状況は異なるかと思いますし、

誰もが大変であると思います。

私はこの現状に至るまで金額的にはおよそ200万、時間で言うと約2年強かかりました。

ですが、やり続けていれば道は必ず開けると思います。

馬鹿にされても、後ろ指さされても、無理だと思っても

気にせずマイペースで歩き続けていってください。

応援しています。

私も負けじと頑張ります( ´ ▽ ` )

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今後のためにいろいろ感想いただけると嬉しいです。

それではこれにて、終点です。

今年ラスト1ヶ月、走り切りましょう!

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