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転職とは、ただ新しい仕事に就くことではない。自己を深く見つめ、次の一歩を決意する『決断の旅』である。私が35歳でこの旅に出たのは10年前だが、その時の決意と成長は今も私の心に刻まれている。今回のキャンペーンを機に、この歩みを振り返り、さらに成長を続ける自分を記録しておこうと思う。

はじめに

まず、転職ドラフト×Qiita記事投稿キャンペーン「今年の転職活動で考えたこと・やったことを書き残そう」キャンペーンは、タイトルにある通り「今年の転職活動で考えたこと、やったこと」をテーマとしていることを理解しつつも、私はこの1年、転職活動を行っていないことを先にお伝えします。しかし、「前回の転職活動で何を考えていたのか思い出せない…」という説明文に、私自身が深く共感しまさにその状態にあるため、この機会を使って10年前の転職活動を振り返ることにしました。

転職活動は今振り返ってみれば私にとって一種の祭りのようなもので、このキャンペーンも「まつり」として楽しむつもりで参加してみます。

転職活動を決意した背景

2014年、私が35歳の時。人生を真剣に見直す時期が訪れました。私は福岡県旧庄内町(現在、飯塚市)の出身です。2014年当時は横浜市に住んでいました。「武蔵野の地で朽ちていくのか、それとも生まれ故郷の飯塚へ戻るべきか」という岐路に立たされたのです。最終的には飯塚で新しい挑戦を始めることを選び、転職を決意しました。

当時の仕事は主にガラケー向けのソフトウェア開発で、C言語やC++を駆使しながら、ガラケー上で動くツール系アプリケーションを手がけていました。スマートフォンが普及し始めたころは、Androidアプリ開発へとシフトし、私はJavaを用いたスマートフォンアプリ開発も担当するようになりました。これが新たなスキルを身に着ける第一歩だったのかもしれません。

今の会社には間に誰も挟まずに直接、問い合わせフォームから応募しました。
運良く採用していただき、直接応募した点を会社からとても喜ばれました。(その理由はあえてみなまで書きますまい)

転職後の成長と進化

転職後の私の技術スタックは、JavaとRubyを中心としたものになりました。特に大きな転機となったのは、2014年の転職直後に参加したエンジニアコミュニティe-ZUKA Tech Nightの存在でした。それまで孤独にコードを書き続けていた私にとって、この世界は驚きであり、刺激に満ちたものでした。エンジニア同士が意見を交わし、技術や知識を共有する場に触れ、私もLT(ライトニングトーク)で発表する機会を得たことが、自己成長への意欲をさらに引き出したのです。

また、40歳になった2019年には、Elixirというプログラミング言語と出会い、これも私のキャリアにおいて重要な転機となりました。Elixirに関することをQiitaにアウトプットしはじめたのです。すると、Elixirに関する執筆活動から声がかかり、2021年には『Interface 2021年1月号 IoT向きモダン言語Elixirの研究』に寄稿、2022年には『WEB+DB PRESS Vol.127 Elixirによる高速なWeb開発! 作って学ぶPhoenix』に寄稿しました。さらに、今年は『Elixir実践入門』の執筆陣に加わり、ブロックチェーンに関する中学生・高校生向けの解説本も執筆することができました。

Qiitaに記事を投稿(闘魂)しつづけたことにより映えある賞をいただいたこともあります。
2021年の日本マイクロソフト賞④ (FLEXISPOT スタンディングデスク 電動式 昇降デスク & 天板)を皮切りにさまざまな賞をいただき、その賞品群(軍)で私の生活は成り立っています。Qiitaさんには感謝してもしきれません。

転職活動をしない中での「活動」

直接的な転職活動は行っていないものの、Linkedinで「皇帝」ビル・ゲイツ氏をフォローしたことが、ある種の新しい挑戦のように感じました。
Linkedinからフォローを勧められたのでフォローしました。ビルさんからのフォローバックは未だありません。

転職活動の一環で得た教訓

  • 転職は単なる仕事探しではなく、自分自身の見直しと決意の場である
  • 技術や経験を新しい場所で試すことで、自身の成長がより一層加速する
  • エンジニアコミュニティに参加することで、孤独から解放され、視野が広がる

エンジニアとしての未来への展望

私のエンジニアとしての道の先には、単なる技術の進化だけでなく、人々が真に「繋がり合う世界」の実現があると信じています。技術は、私たちをより豊かに、そしてより強く繋ぐための道具です。私はこれまで、Elixirやブロックチェーンなどの新たな技術を通じて知識を共有し、エンジニアとしての成長を支え合う仲間たちに出会ってきました。エンジニアは孤独ではない。むしろ、世界中のエンジニアが一つのコミュニティとして力を合わせれば、真の平和と繋がりの実現に貢献できるのではないかと思っています。

アントニオ猪木さんが夢見た「本当の世界平和」。それは単なる理想のようでありながら、エンジニアとしての仕事に魂を込め、他者と繋がり、助け合う姿勢そのものではないでしょうか。技術を活かして誰もが参加できる社会をつくり上げ、私たちが培った知識と闘魂を次の世代に引き継いでいく。こうした取り組みがやがて人と人とを深く繋げ、戦争や争いを超越した「真の平和」への一歩になると信じています。

私の挑戦はまだ続きます。これからも技術を磨き、エンジニアとしての成長を止めることなく歩み続けることで、「本当の世界平和」の実現に少しでも貢献したいと考えています。挑戦し続けることが、道を切り拓き、その一歩がまた新たな未来を創り出す──迷わず行けよ。行けばわかるさ。

最後に:私の進化は止まらない

10年前の転職活動から始まった私の成長の旅は、まだ道半ばです。私には伸びしろしかなく「まだまだ発展途上」にあると確信しており、エンジニアとしての挑戦は続いていきます。新壱万円札の肖像となった渋沢栄一翁流にいうと、「文明の老人」でありたいと思います。このキャンペーンに乗っかって、この振り返りを書き残すことが、未来の自分へのエールとなることを願っています。

転職は一度の決意ではない。成長の旅であり、挑戦の連続だ。次に進むために、己の価値を信じ、勇気を持って道を切り開く──これが私のエンジニア魂であり、これからも進化し続ける覚悟です。

アントニオ猪木さんの「道」を引用してこの記事を締めます。

この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ

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