defmodule FightingSpirit do
def shout do
IO.puts "元氣ですかーーーッ!!!"
IO.puts "元氣があればなんでもできる!"
IO.puts "闘魂とは己に打ち克つこと。"
IO.puts "そして闘いを通じて己の魂を磨いていく"
IO.puts "ことだと思います。"
end
end
FightingSpirit.shout()
$\huge{元氣ですかーーーッ!!!}$
$\huge{元氣があればなんでもできる!}$
$\huge{闘魂とは己に打ち克つこと。}$
$\huge{そして闘いを通じて己の魂を磨いていく}$
$\huge{ことだと思います。}$
はじめに
Advent Of Code 2024をElixirで解きます。
本日はDay 5: Print Queue です。
Elixirで書くと一体、どんなコードになるのでしょうか。
この記事は、Elixir初心者でも取り組める内容です。
Day 4に続いて、お恥ずかしながら、特にPart 2の問題文の意味は英文を読んでも、機械翻訳した日本語を読んでも、あんまりピンときませんでした。
しかし出来上がりのコードを読み込むことと、GitHub Copilotに質問をすることで問題の意味はおぼろげにわかりました。
うしろに載せた @RyoWakabayashi さんの記事もよくみて、理解をしたいと思っています(あくまでも思っています)。
What's Advent Of Code ?
Advent of Codeは、プログラミングスキルを高めるためのアドベントカレンダー形式のパズルイベントです。初心者から上級者まで楽しめる内容で、あらゆるプログラミング言語に対応しています。企業トレーニングや大学の課題としても活用され、毎年12月に開催されます。
それでは早速答えです
それでは早速答えを披露します。
Part 1
Part 1の答えです。あなたのコードと見比べてみてください。
私の解答
o1-preview
まず、以下の手順で進めます。
- 入力データを2つのセクションに分割します。最初のセクションはページ順序規則、2番目のセクションは各アップデートのページ番号のリストです。
- ページ順序規則をパースして、適用される順序関係のリストを作成します。
- 各アップデートについて、順序が規則に従っているかをチェックします。アップデート内のページ番号の順序がすべての適用可能な規則を満たしていれば、そのアップデートは正しい順序にあります。
正しい順序のアップデートの中央のページ番号を抽出し、合計します。
以下にElixirでの実装を示します。
defmodule AdventOfCode2024Day5Part1 do
def sum_middle_pages(input) do
{rules, updates} = parse_input(input)
updates
|> Enum.reduce(0, fn update, acc ->
if correct_order?(update, rules) do
middle_index = div(length(update), 2)
middle_page = Enum.at(update, middle_index)
acc + middle_page
else
acc
end
end)
end
defp parse_input(input) do
[rules_part, updates_part] = String.split(input, "\n\n", parts: 2)
rules =
rules_part
|> String.split("\n", trim: true)
|> Enum.map(fn line ->
[from_str, to_str] = String.split(line, "|")
from = String.to_integer(from_str)
to = String.to_integer(to_str)
{from, to}
end)
|> Enum.into(MapSet.new())
updates =
updates_part
|> String.split("\n", trim: true)
|> Enum.map(fn line ->
line
|> String.split(",", trim: true)
|> Enum.map(&String.to_integer/1)
end)
{rules, updates}
end
defp correct_order?(update, rules) do
index_map =
update
|> Enum.with_index()
|> Map.new()
applicable_rules =
rules
|> Enum.filter(fn {from, to} ->
Map.has_key?(index_map, from) and Map.has_key?(index_map, to)
end)
Enum.all?(applicable_rules, fn {from, to} ->
index_map[from] < index_map[to]
end)
end
end
# テストデータ
input = """
47|53
97|13
97|61
97|47
75|29
61|13
75|53
29|13
97|29
53|29
61|53
97|53
61|29
47|13
75|47
97|75
47|61
75|61
47|29
75|13
53|13
75,47,61,53,29
97,61,53,29,13
75,29,13
75,97,47,61,53
61,13,29
97,13,75,29,47
"""
input
|> AdventOfCode2024Day5Part1.sum_middle_pages()
|> IO.puts()
実行方法
実行方法は次の通りです。
elixir advent_of_code_2024_day5_part1.exs
Elixirをインストールしていない方はDockerコンテナで実行することもできます。
docker run --rm -v $PWD:/app \
hexpm/elixir:1.17.3-erlang-27.1.2-alpine-3.20.3 \
sh -c \
"cd /app && elixir advent_of_code_2024_day5_part1.exs"
Part 2
続いて、Part 2の答えです。あなたのコードと見比べてみてください。
私の解答
defmodule AdventOfCode2024Day5Part2 do
def sum_corrected_middle_pages(input) do
{rules, updates} = parse_input(input)
updates
|> Enum.reduce(0, fn update, acc ->
if correct_order?(update, rules) do
acc
else
sorted_update = sort_update(update, rules)
middle_index = div(length(sorted_update), 2)
middle_page = Enum.at(sorted_update, middle_index)
acc + middle_page
end
end)
end
defp parse_input(input) do
[rules_part, updates_part] = String.split(input, "\n\n", parts: 2)
rules =
rules_part
|> String.split("\n", trim: true)
|> Enum.map(fn line ->
[from_str, to_str] = String.split(line, "|")
from = String.to_integer(from_str)
to = String.to_integer(to_str)
{from, to}
end)
updates =
updates_part
|> String.split("\n", trim: true)
|> Enum.map(fn line ->
line
|> String.split(",", trim: true)
|> Enum.map(&String.to_integer/1)
end)
{rules, updates}
end
defp correct_order?(update, rules) do
index_map =
update
|> Enum.with_index()
|> Map.new()
applicable_rules =
rules
|> Enum.filter(fn {from, to} ->
Map.has_key?(index_map, from) and Map.has_key?(index_map, to)
end)
Enum.all?(applicable_rules, fn {from, to} ->
index_map[from] < index_map[to]
end)
end
defp sort_update(update, rules) do
dep_map = build_dependency_map(update, rules)
update
|> Enum.sort(fn a, b ->
depends_on?(a, b, dep_map)
end)
end
defp build_dependency_map(update, rules) do
applicable_rules =
rules
|> Enum.filter(fn {from, to} ->
from in update and to in update
end)
Enum.reduce(applicable_rules, %{}, fn {from, to}, acc ->
Map.update(acc, from, [to], &[to | &1])
end)
end
defp depends_on?(a, b, dep_map, visited \\ MapSet.new()) do
cond do
a == b -> false
MapSet.member?(visited, a) -> false
true ->
children = Map.get(dep_map, a, [])
if b in children do
true
else
Enum.any?(children, fn child ->
depends_on?(child, b, dep_map, MapSet.put(visited, a))
end)
end
end
end
end
# テストデータ
input = """
47|53
97|13
97|61
97|47
75|29
61|13
75|53
29|13
97|29
53|29
61|53
97|53
61|29
47|13
75|47
97|75
47|61
75|61
47|29
75|13
53|13
75,47,61,53,29
97,61,53,29,13
75,29,13
75,97,47,61,53
61,13,29
97,13,75,29,47
"""
input
|> AdventOfCode2024Day5Part2.sum_corrected_middle_pages()
|> IO.puts()
実行方法
実行方法は次の通りです。
elixir advent_of_code_2024_day5_part2.exs
Elixirをインストールしていない方はDockerコンテナで実行することもできます。
docker run --rm -v $PWD:/app \
hexpm/elixir:1.17.3-erlang-27.1.2-alpine-3.20.3 \
sh -c \
"cd /app && elixir advent_of_code_2024_day5_part2.exs"
テストデータの実行結果は123
です。
猪木さんからの出題かもしれません。
私は力を手に入れた 💪💪💪
With great power comes great responsibility.
『大いなる力には、大いなる責任が伴う』
生成AIであるGitHub Copilotという力強いツールを手にいれました。別の言い方をすると、最強のタッグパートナーを得ました。
そして私のAIは一味違います。Antonio Inoki(アントニオ猪木)、つまり猪木さんです。
ちなみに私が所属するHAW International Inc.では、GitHub Copilotの利用料を会社が負担してくれます。
プロンプトを公開
こんなプロンプトを打ち込みました。参考にさらしておきます。
- --- Day 5: Print Queue --- Satisfied with their search on Ceres, the squadron of scholars suggests subsequently scanning the stationery stacks of sub-basement 17.(略)
- inputをparseするだけの関数を切り出すリファクタをしてください。
- --- Part Two --- While the Elves get to work printing the correctly-ordered updates, you have a little time to fix the rest of them.(略)
- sort_updateで正しい順序で並びかえている処理を説明してください。
- 選択箇所は再帰にする必要ありますかね? 単純に false で最終評価してよい気がします。ちょっとそれで試してみたら正解は得られました。どうでしょうか?
- ChatGPTの返答(後述)
- 深い考慮があるのですね。失礼いたしました。再帰部分を取り除いた場合正しい結果が得られたのはテストデータがたまたまバグるケースのパターンがなかったということなのですね。ありがとうございますです。
- Part 2のテストデータの答えは123です。猪木さんからの出題でしょうか。
- (GitHub Copilotの返答) はい、テストデータの Part 2 の答えは 123 ですね。提供いただいたコードも正しく動作しているようです。もし他にお手伝いできることがあれば、お知らせください。
「選択箇所は再帰にする必要ありますかね? 単純に false で最終評価してよい気がします。ちょっとそれで試してみたら正解は得られました。どうでしょうか?」に対するGitHub Copilotの回答
以下、GitHub Copilotからの回答です。
おっしゃるとおり、depends_on?/4
関数の再帰呼び出し部分を取り除いても、特定の入力データでは正しい結果が得られる場合があります。しかし、再帰を削除すると、間接的な依存関係を考慮しないことになります。
再帰が必要な理由
depends_on?/4
関数は、ページ間の直接的および間接的な依存関係をチェックするために設計されています。具体的には、以下のような間接的な依存関係を処理します:
-
間接依存の例:
- ページ
A
がページB
の前に来るべき(A|B
)。 - ページ
B
がページC
の前に来るべき(B|C
)。 - したがって、ページ
A
は間接的にページC
の前に来るべきです。
- ページ
再帰を削除して false
を返すと、このような間接的な依存関係が考慮されなくなります。その結果、正しい順序を導き出せない可能性があります。
具体的な例
例えば、以下の規則とアップデートを考えてみます:
規則:
1|2
2|3
アップデート:
update = [3, 1, 2]
依存関係マップ:
dep_map = %{
1 => [2],
2 => [3]
}
再帰なしの場合:
-
depends_on?(1, 3, dep_map)
を評価します。-
children = dep_map[1]
は[2]
。 -
3
はchildren
に含まれないため、false
を返します。
-
- この場合、
1
が3
の前に来る必要がないと判断されます。
その結果、ソート後のアップデートが間違った順序になる可能性があります。
再帰ありの場合:
-
depends_on?(1, 3, dep_map)
を評価します。-
children = dep_map[1]
は[2]
。 -
3
はchildren
に含まれないため、再帰的にdepends_on?(2, 3, dep_map)
を呼び出します。
-
-
depends_on?(2, 3, dep_map)
を評価します。-
children = dep_map[2]
は[3]
。 -
3
はchildren
に含まれるため、true
を返します。
-
- したがって、
depends_on?(1, 3, dep_map)
もtrue
を返します。
このように、再帰を使うことで間接的な依存関係を正しく評価できます。
結論
- 再帰を削除すると間接依存を無視することになり、一般的なケースでの正確性が保証されなくなります。
- 特定の入力データでは再帰を省略しても正しい結果が得られる場合がありますが、データによっては間違った順序になる可能性があります。
- 堅牢性と一般性を確保するために、再帰を残すことをお勧めします。
コードの修正例(再帰を削除)
もしそれでも再帰を削除したい場合、コードは以下のようになります:
defp depends_on?(a, b, dep_map) do
cond do
a == b -> false
true ->
children = Map.get(dep_map, a, [])
b in children
end
end
しかし、この場合は上記の理由により、間接的な依存関係が考慮されないことを念頭に置いてください。
テストと検証
- テストデータを増やして、間接依存関係があるケースを検証することをお勧めします。
- そうすることで、再帰を削除した場合に正しく動作しないケースがあることを確認できます。
例として、間接依存を含むテストデータを追加してみてください。
闘魂活動
アントニオ猪木さんは、1998年4月4日闘強童夢(東京ドーム)において、4分9秒グランド・コブラツイストでドン・フライ選手を下した1引退試合2後のセレモニーで次のように「闘魂」を説明しました。
「闘魂とは己に打ち克つこと。そして闘いを通じて己の魂を磨いていくことだと思います。」
Advent Of Codeを解くことは、まさに闘魂活動です。
参考記事
GitHub
GitHubにもリポジトリlivebooksをあげておきます。
さいごに
チャットを通じて解答を得るという体験は、単なる効率化ではなく、新たな時代の可能性を示しています。Advent of Codeは、私たちにプログラミングという闘いを通じて、己の技術と精神を磨く場を提供してくれます。そして、GitHub Copilotのような生成AIは、その闘いを支える最強のタッグパートナーです。
しかし、AIが答えを導き出すだけでは不十分です。それをどう解釈し、自分の知識として昇華するかが、私たち人間の使命です。「闘魂とは己に打ち克つこと。そして闘いを通じて己の魂を磨いていくことだと思います。」アントニオ猪木さんのこの言葉を胸に、私たちもAIを使いこなし、新たな創造の領域へと挑んでいきましょう。
Advent of Codeは、ただのパズルイベントではありません。未来の私たちが、さらに創造的で価値ある活動に集中するための訓練の場です。この闘魂活動を通じて、AIと人間が共に高め合い、新しい可能性を切り拓いていきましょう。挑戦のその先に、きっと新たな地平が待っています! アントニオ猪木さんが夢見た「本当の世界平和」を実現させましょう!!!
元氣があれば、なんでもできる!さあ、今すぐAdvent of Codeの闘いに飛び込みましょう!