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闘魂AWS: AWS SimuLearnでクラウド&生成AIを体験!講師目線でも感心した完成度の高さ

Last updated at Posted at 2025-06-21

はじめに

AWS公式の学習プラットフォーム「AWS Skill Builder」で、無料で提供されているSimuLearnコンテンツを2つ体験してみました。

  • AWS SimuLearn: クラウド、はじめの一歩(主にEC2を扱います)
  • AWS SimuLearn: 生成 AI を使い始める(SageMaker AIを体験できます)

どちらも「仮想シナリオ」の中でステップバイステップで操作しながら学んでいく形式で、学習用にAWSコンソールまで提供されるという親切設計。AWSアカウントすら不要で学べます。

私は普段、学生にAWSやプログラミングを教えることがあります。その目線から見ても「講義の設計として非常に優れている」と感じました。

✅ Educator(教育者)としてのCredlyバッジを披露しておきます。
私のバッジはこちら:
👉 AWS Academy Educator

SimuLearnの構成:冷たく突き放すDIYが最高

どちらのコースも、以下のような4段階構成になっています:

  1. 背景ストーリー(小話)
     登場人物やビジネスの課題が紹介されます。意外と大事。

  2. 学習ビデオ
     仕組みの解説。基礎的ですが丁寧です。

  3. 実践チュートリアル
     用意された演習用のAWSコンソールを使って、丁寧にステップバイステップで進みます。

  4. DIY(Do it yourself: お主、やってみろ)
     「さっきのやつ、自力でやってみよう!」というパート。急に冷たくなったようでいて、実は大切な最後のステップです。

この流れがとても良くできていて、一方向的なビデオ学習ではなく、「ちゃんと手を動かして理解を定着させる」設計になっていました。


クラウドはじめの一歩:復習にも最適

「AWS SimuLearn: クラウド、はじめの一歩」は、EC2を中心にクラウドの基本的な考え方が学べるコースです。

すでにAWSを少し触ったことがある方にとっては「知ってる内容も多い」と思うかもしれませんが、それだけに復習として非常に良い構成だと感じました。

特に以下の点が印象に残りました:

  • グローバルインフラストラクチャの話が丁寧
  • なぜ今クラウドなのか、というビジネス背景の解説
  • クラウドプラクティショナーやソリューションアーキテクトの入口として最適

「AWSって何ができるの?」と聞かれたら、このコースを紹介しておけば間違いありません。


生成AIを使い始める:SageMakerを触れるワクワク体験

「AWS SimuLearn: 生成 AI を使い始める」では、名前だけ聞いたことのあるSageMakerを実際に使ってみることができます。

  • モデルのエンドポイントを立てる
  • Jupyter Notebookを開く
  • Promptを書き込む(Zero-shot / One-shot / Few-shot)

という流れで、「自分で生成AIモデルをデプロイして、叩くってこういうことか!」と感覚がつかめる体験ができます。
しかも、無料で、アカウント不要で。これ、めちゃくちゃ大きいです。


講師目線でも高評価:教材設計の良さにうなる

私は大学や専門学校でもAWSやプログラミングを教えることがあります。SimuLearnの構成は非常に参考になります。

  • 導入でシナリオ(Why)を示す
  • 動画で理論(What)を伝える
  • 実践で手を動かす(How)
  • 最後にDIYで自力で再現する(定着)

という構成は、まさに理想的な教材の流れです。今後の講義にも取り入れていきたいと感じました。


まとめ:全人類にオススメできる無料体験

AWS Skill BuilderのSimuLearnシリーズは、AWS未経験者にも、経験者の復習にも、そして教育者にも強くオススメできる内容です。この記事では2つのトレーニングのみを紹介しました。他にも魅力的なコンテンツが多数用意されています。

スクリーンショット 2025-06-22 0.17.49.png

AWSアカウント不要でここまでできるのか……という感動すらあります。
AWSに少しでも興味のある方、とりあえずSimuLearnで「一歩目」を踏み出してみてはいかがでしょうか?

迷ったら、まず触ってみる。行動が未来を変える第一歩です。

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けば分かるさ

🧠 本記事が誰かの学びの背中を押すきっかけになれば、筆者としてこれ以上の喜びはありません。

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