Go言語のサービス層設計 - DBコネクションの効率的な管理方法

Goにおけるサービス層とデータベース接続の最適な設計パターン

こんにちは！フリーランスエンジニアのこたろうです。

サービス層の設計とデータベース操作について、実践で得た知見を共有します。

サービス層の責務

• ユーザーリクエストのデータベース操作への変換
• ビジネスロジックの実装
• データベースから取得したデータのハンドラ層用整形

非推奨パターンと推奨パターン

非推奨：頻繁なDB接続

// 非推奨パターン
func (s *Service) GetPost(id int) (*Post, error) {
    db, err := sql.Open("postgres", "connection-string")
    if err != nil {
        return nil, err
    }
    defer db.Close()
    // ...
}

推奨：構造体でのDB保持

package services

import "database/sql"

// サービス構造体の定義
type MyAppService struct {
    db *sql.DB
}

// コンストラクタ
func NewMyAppService(db *sql.DB) *MyAppService {
    return &MyAppService{db: db}
}

// サービスメソッド
func (s *MyAppService) PostArticleService(article models.Article) (models.Article, error) {
    newArticle, err := repositories.InsertArticle(s.db, article)
    if err != nil {
        return models.Article{}, err
    }
    return newArticle, nil
}

設計のポイント

1. sql.DBの接続は初期化時に1回のみ実行
2. DBコネクションをサービス構造体で保持・再利用
3. サービス層はデータ整形とビジネスロジックに集中
4. コネクション管理の一元化

この設計により、保守性の高い効率的なアプリケーション構造を実現できます。

参考文献

-『Goで作るはじめてのWebアプリケーション改訂版』技術書典

• https://techbookfest.org/product/jXDAEU1dR53kbZkgtDm9zx