タイトルにあるとおり、Homebrewのインストール方法だったり使い方については他のサイトでもかなり目にするものです。
でも、それでも、書かないといけない!それくらい優秀なパッケージマネージャーです。
前職までWindowsを使っていた僕からすると、現職Macに替えて最初の衝撃が、まさにHomebrewでした。
こんなに簡単にパッケージやらアプリケーションがインストールできるのかと。。。
まだ律儀に公式ページにインストーラーをダウンロードしにいっている人がいたら、この記事をみた暁に、Homebrewを使ってみてはいかがでしょうか!?
この記事でわかること
- Homebrewのインストール方法
- Homebrewのよく使うコマンド
- Homebrew(Cask含む)でインストールできるパッケージまたはアプリケーション
Homebrewとは
冒頭でも軽く言いましたがHomebrew(ホームブルー)は、macOS(またはLinux)用パッケージマネージャーになります。
パッケージマネージャーはざっくり言うと、AppleStoreやGooglePlayストア的なイメージでしょうか。
Homebrewをインストールする大きなメリットとしては、PCに入れたいソフトウェアをインストールするときの圧倒的な手間軽減にあります。
Homebrewを使わない場合は、お求めのソフトウェアの公式ページなどを検索して、ダウンロードページからインストーラーを落とし、インストーラーを起動しなくてはいけません。
この作業は手間とストレスが掛かりますよね。(インストールしたいソフトウェアが多ければ多いほど)
あとインストーラーがローカルのダウンロードフォルダに残るのが地味にウザいです。。
そんな問題を解決してくれるのがHomebrewさんです。
それでは次から具体的なインストール方法について見ていきましょう!
Homebrewのインストール方法
前提
Homebrewをインストールするためには、Command Line Tools (Xcode) がinstallされている必要があります。
現在のHomebrewはXcodeが入っていなかったら一緒にインストールしてくれるようになった模様。ただしインストールに時間がかかるのでHomebrewのインストール前にXcodeを入れていきたい方は続きをご覧下さい。
ターミナルを開いて、Xcodeのインストール状況を確認しておきましょう。
% xcode-select -v
xcode-select version 2384.
もしインストールされていないようでしたら、以下のコマンドを実行してインストールしましょう。
$ xcode-select --install
はい、これで前提は完了です。
Homebrewインストール手順
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
このコマンドは公式サイトのトップページにあるもので、コピペが可能なのでそちらでコピペしてもOKです!
https://brew.sh/index_ja
ターミナルでコマンドを実行して「Installation successful!」と表示されていれば、インストールが完了です!
こんなメッセージが出る場合もある
ターミナルでコマンドを実行すると「The Xcode Command Line Tools will be installed.Press RETURN to continue or any other key to abort」というメッセージが出てきます。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
・・・(省略)
/usr/local/var
==> The Xcode Command Line Tools will be installed.
Press RETURN to continue or any other key to abort
これはXcodeをインストールしていない人に出るものです。
Xcodeがなくても自動でインストールしてくれるようになったので、もしこのメッセージが出た場合は、Enterキーをクリックして、処理を継続してください。(他のキーを押して中止することもできます)
パスワードが求められた場合はMacにログインするときのパスワードを入力しましょう。
Homebrewの動作確認方法
インストールできたか動作確認してみましょう。
% brew --version
Homebrew 3.3.11
Homebrew/homebrew-core (git revision b1428afc7d6; last commit 2022-01-20)
Homebrew/homebrew-cask (git revision 57114b9828; last commit 2022-01-20)
「command not found」とならずに結果が帰って来ればOKです!
インストール可能なパッケージ確認方法
インストール可能なパッケージ確認方法
% brew search [パッケージ名]
で確認することができます。今回はPythonをインストールしたい前提で進めましょう。
% brew search python
すると、たくさん出てきますね!
% brew search python
==> Formulae
app-engine-python bpython micropython python-markdown python-tk@3.9 python@3.7 reorder-python-imports jython
boost-python gst-python ptpython python-tabulate python-yq python@3.8 wxpython cython
boost-python3 ipython python-launcher python-tk@3.10 python@3.10 python@3.9 pythran
==> Casks
awips-python
この中から、ご自分がインストールしたいパッケージをインストールしましょう!
また公式ホームページに一覧が載っていますので、そちらでお求めのパッケージがHomebrewでインストールできるか検索かけることも可能です!
パッケージのインストールとアンインストール方法
インストールは以下のコマンドを実行します。
$ brew install [パッケージ名]
アンインストールは以下のコマンドを実行します。
$ brew uninstall [パッケージ名]
インストールしたパッケージの確認方法
インストールしたパッケージの確認方法は以下のコマンドを実行します。
$ brew list
Homebrew-Cask
Caskとは
Homebrewの拡張機能で、Mac用のアプリケーションをコマンド一発でインストールできる優れ者です。
例えば、GoogleChromeとかslackとかのGUIアプリケーションも、公式サイトからインストーラーをダウンロードしなくてもコマンド一発でインストールできちゃいます!
Cask自体はHomebrewがインストールされていれば特別インストールしなくて大丈夫です。
Caskの基本的な使い方
基本的にはHomebrewで扱ったコマンドと同じですが、加えて以下のコマンドを付与してあげる必要があります。
-- cask
アプリケーションをインストールしたかったら、以下のような形ですね。
$ brew install --cask [アプリケーション名]
Homebrewのコマンドに「--cask」を追加すると覚えておきましょう!
Caskでインストール可能なアプリケーション確認方法
Homebrewでインストール可能なパッケージ確認方法に--caskを追加すれば良いです。(こんな感じ)
% brew search --cask chrome
==> Casks
chromedriver-beta chromedriver ✔
google-chrome-beta dmm-player-for-chrome
google-chrome-canary epichrome
google-chrome-dev google-chrome
chrome-devtools mkchromecast
chrome-remote-desktop-host
まとめ
以下について見てきました!ぜひHomebrewを使って快適なMacライフをお過ごし下さい!
- Homebrewのインストール方法
- Homebrewの基本的な使い方
- Homebrew-Caskの基本的な使い方