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config gem と dotenv-rails gem を共存させるときの ポイント

Last updated at Posted at 2021-07-26

Rails での開発では、以下の2つのgemを使い分けたり、併用して設定情報を管理する方が多いかと思います。

  • config gem
    yaml 管理
  • dotenv-rails gem
    .env(及び環境変数) での管理

ですが、「設定情報を、 yaml に記載したのか、.env(及び環境変数)に記載したのか?」と分からなくなり手が止まる瞬間があります。
なので、最近は config gem を介して .env を参照するようにして、設定情報の参照先を一本化しています。
その中で、以下の 2 つのポイントのどちらかを押さえておかないとエラーになることを確認したので、共有します。

実行環境

  • Ruby 3.0.0
  • Rails 6.1.4

前提

読み込みの対象になる yaml と、.env ファイルは以下のものになります。

# config\settings.yml
comment: これはテスト用アプリ

# .envに記載した環境変数 SAMPLE_API_KEY の内容を読み込む
sample_api_key: <%= ENV.fetch('SAMPLE_API_KEY') %>
# .env
# config\settings.ymlから参照される 
SAMPLE_API_KEY=sample_api_key

注意するポイント

次に示す 2 つプランのうちどちらかを守らないと、以下のようなエラーになります。

# エラー内容
(erb):2:in `fetch': key not found: "SAMPLE_API_KEY" (KeyError)

プラン A:Gemfile で dotenv-rails gem を先に記述する

Gemfileにて、dotenv-rails gem を読み込んでから config gem を読み込むようにします。これだけでエラーを回避できます。

# NG
gem 'config'

gem 'dotenv-rails'

# OK

gem 'dotenv-rails'

gem 'config'

プラン B:yaml ファイルでロードメソッドの実行する

gemfile での、記述の順番に配慮しなくても yaml 内で、Dotenv::Railtie.load を実行することで、エラーを回避して読み込みできます。
プランAと比べて、明示的に .env が参照されていることがわかるという利点があります。

# <% Dotenv::Railtie.load %> を追加する
<% Dotenv::Railtie.load %>
comment: これはテスト用アプリ
sample_api_key: <%= ENV.fetch('SAMPLE_API_KEY') %>

それでは皆さん、安全で便利に設定情報を管理していきましょう。

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