デザインで視せる企業価値について
ブランディングはとても大事だけど、本質的な部分をちゃんと理解できていないような気がしたので参考に読んだ本を元にまとめてみた。古い本ですが前半の『ブランディングがなぜ重要か』の解説がとてもわかりやすかった。なんとなく無意識で理解していた事が言語化されてさらに理解が深まった気がする。
【参照本】
デザインで視せる企業価値について
デザインを通して企業の成長につなげる
ユーザーにとっての価値を大きくする
- 同業他社と差別化・付加価値で意味づけする
- エンドユーザー・ビジネスパートナー・世間とのコミュニケーションを戦略的に行う
企業戦略とデザインを一体化させる
企業にはそれぞれどう在りたいかという理想・サービス分野内での目標や対象となるユーザーが存在する。
【対象となるユーザー】
社内の人
企業の想いを発信できる・ある程度理解できている
社外の人・業界の人・世間
数字や理念よりも見ためのイメージで『好き』か『嫌い』か感覚で判断されやすい情報の伝達の大半は視覚を介する。情報よりも視覚デザインが購買行動に直結した影響をもたらす。
企業のビジョン・想い・社会や業界内で目指す方向性などを
視覚的に落とし込み、より正確に企業のイメージを伝える手段。
企業イメージのブレをなくす
企業のイメージは大きく3つの情報媒体を通して定着していく。
- 商品・サービスの質
- 宣伝・広告・ロゴ
- 人々の評判
コーポレートデザイン、マニュアル書、ロゴやトレンドマークなど会社が発信するビジュアルが開発の意図通りに使用されるよう定めておかないと長い時間の中で当初の意図と大きくズレて行ってしまう。
発信側が企業ビジュアルの意味するもの・意図を共有している事が何より大事。
web・パンフレット・名刺などそれぞれ与える企業イメージがバラバラになると、
受け取り側も企業イメージのズレが発生してしまうからだ。
企業の発信する表現の全てが、企業『らしさ』を創り出し
経営戦略と一体化する事がビジネスにおいて何より重要。
まとめ
企業価値は可視化される事によって初めて認識され、
認識されることでコミュニケーション可能になる。
通常は不可視の企業価値に色を与え、形を与え、言葉を与える事が可能になる。
この継続が企業価値を高める事に繋がるからこそ、ブランディングはとても重要