composer installで指定したバージョンと違うライブラリがインストールされたときの対処

はじめに

composer installした際、composer.lockに記述されているバージョンとインストールされたライブラリのバージョンが違うというバグに遭遇したので、
その対処を書く。

対処

composer.lock のライブラリの詳細が書かれている箇所で、commit referenceが
そのバージョンを指しているかを確認する。

例

自分のときはmockeryで起こったので、それを例として示す

composer.lock

.
.
.
{
            "name": "mockery/mockery",
            "version": "0.8.0",
            "source": {
                "type": "git",
                "url": "https://github.com/padraic/mockery.git",
                "reference": "10ef0f8a63392f244e5b19de261b6a08eb8e4109"
            },
            "dist": {
                "type": "zip",
                "url": "https://api.github.com/repos/padraic/mockery/zipball/10ef0f8a63392f244e5b19de261b6a08eb8e4109",
                "reference": "10ef0f8a63392f244e5b19de261b6a08eb8e4109",
                "shasum": ""
            },
.
.

この例では、versionは 0.8.0 と書いてあるが、 sourceのreference, distの urlとreferenceは　0.7.2 を指しているので、　正しいcommitに書き換える。

composer.lock

.
.
.
{
            "name": "mockery/mockery",
            "version": "0.8.0",
            "source": {
                "type": "git",
                "url": "https://github.com/padraic/mockery.git",
                "reference": "35f0e18022f5538df9df8920a3d96c1761d63220"
            },
            "dist": {
                "type": "zip",
                "url": "https://api.github.com/repos/padraic/mockery/zipball/35f0e18022f5538df9df8920a3d96c1761d63220",
                "reference": "35f0e18022f5538df9df8920a3d96c1761d63220",
                "shasum": ""
            },
.
.

これで一旦vender以下を削除してcomposer installすればOK。

確認の手順はgithubで管理されているライブラリであれば、

1. ライブラリのページに移動 https://github.com/padraic/mockery.git
2. releasesをクリック　https://github.com/padraic/mockery/releases
3. versionとそれが指すコミットが、 同一かどうかをチェックする

という感じ

終わりに

話としてはこれで終わりで、原因は多分 composer update　のバグだろうと思われるが、
最新（1.2.2）のバージョンでは発生していないのを確認したので、深く追求していない。
ちなみに composer update を行ったバージョンは 1.2.0。
需要があるとは思わないけど、いい感じの記事も見つけられず地味にハマったので、
同じバグに遭遇した人にヒットしたらいいなと思います。
self-update はこまめにやりましょう。
終わり。