EドライブにインストールしたMySQLをFドライブへ移したときに苦戦したので手順を備忘録として残す。
手順
1. MySQLのサービスを停止
2. MySQLの実体ファイルを移動先のドライブにコピー
3. MySQLの設定ファイルを変更
4. Windowsの環境設定を変更
5. スタートアップの実行ファイルのパスを変更
6. MySQLのサービスを起動(PC再起動)
1. MySQLのサービスを停止
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、MySQLをインストールしたディレクトリのbinディレクトリに移動して以下を実行する。
mysqladmin -u root -p shutdown
DBのパスワード入力を求められるので入力する。
2. MySQLの実体ファイルを移動先のドライブにコピー
MySQLの実態ファイル(今回はE:\MySQL)を移動先のドライブにコピーする。
コピー元は念のためバックアップで残しておく。
3. MySQLの設定ファイルを変更
mysql.exeに「--help」オプションを付けて実行し、設定ファイルの場所を確認する。(コピー元で確認)
⇒参考:Windows10で稼働するMySQLのデータディレクトリを変更する手順
コピー元で確認した設定ファイルに相当するファイル内のパスを移動先のドライブを向くように変更する。(たぶん2か所、コメントも含めると3か所)
4. Windowsの環境設定を変更
システムのプロパティから「ユーザー環境変数」の「Path」内にあるMySQLのパスを移動先のドライブを向くように変更する。(詳しい環境変数の変更手順は調べて)
⇒参考:2.3.4.8 Windows のサービスとして MySQL を起動する
※参考ページだとシステム環境変数のPathに設定されているみたいだが自分の環境ではユーザー環境変数だった
5. スタートアップの実行ファイルのパスを変更
レジストリエディタを起動し、「MySQL80」のImagePathを移動先のドライブを向くように変更する。
「MySQL80」は以下の階層に存在する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MySQL80
管理ツールから「サービス」を実行し「MySQL80」のプロパティを開いて実行ファイルのパスが変更されていることを念のため確認する。
6. MySQLのサービスを起動(PC再起動)
PCを再起動してタスクマネージャーや実際にDBに接続してMySQLが起動していること、データが問題ないことを確認する。
コマンドプロンプトから「mysqld」で起動してもよいがPC起動時のスタートアップの確認もかねてPC再起動で確認する。