Mac miniが故障?したのでバックアップ→復旧したかった
- Mac mini (2018)から出力していたLGのモニタがブラックアウトを繰返していた。
- LGモニタ以外(我が家にあったのはナナオのモニタ)でも発生した。
- ブラックアウトは常に繰返すわけではなく長時間使用しているとたまに発生、一度発生すると何度か短時間に発生。
- ケーブルもHDMIやThunderbolt3のケーブルを家にあったものから新品購入したものまで試してみたけど直らず。
- Appleのサポートチャットで修理という流れになった。
- 今回はその修理時に行ったTimeMachineへのバックアップ、TimeMachineからの復元でトラブルが発生したのでそれをまとめたいと思う。
TimeMachineのバックアップ先として使用したストレージ
- Drobo5N(https://www.drobo-jp.com/products/pdr5n.html)
- 購入して4年くらいほぼ放置していた(試しに使った程度)
- 改めて今回セットアップしてストレージとして利用可能であることを確認
- 修理に出す前にDrobo5Nをバックアップ先としてTimeMachineを設定。
- バックアップ容量はおよそ1TB(990GBくらいだった)
- 初回バックアップ時は20時間かかった
- 夕方バックアップ開始、一晩放置して翌日の昼間に終わっていることを確認してシャットダウン
- 回収に来たクロネコヤマトにMac miniを裸で渡して回収完了。修理を待つ。
Mac mini帰還後のトラブル
- 中1日で無事に戻ってきたMac miniだが、ロジックボードが交換されたので、当然オンボードになっているSSDも交換された。つまりデータはなくなりました。
- BigSurがクリーンインストールされている状態。からの復旧
- BigSur初回起動時に表示されるデータ移行の画面でTimeMachineから復元するを選択して進めるも、エラー発生。
- どうにもできなくなったので、復元は諦めて一旦初回起動時のウィザード的なのを終わらせる
- データ移行アシスタンスを起動して復元を試みるも、Drobo5Nがリストに出てこない
- smb://Drobo5N/sharefolder を入力してバックアップされた時点データの閲覧まではできた
- 移行するデータの種別はすべて選択した状態でデータ移行を開始
- これは何度か行ったが、何度やっても移行するデータのカウント中に止まってしまって実際にコピーが始まらない
- たまに始まるときもあるが途中でエラー、もしくは完了じゃないのに完了ステータスになってしまいデータ移行が不完全。
- 直接TimeMachineのバックアップデータ(*.sparsebundle)をマウントしてTimeMachineから見てみた
- 現在しかデータがなく、過去に遡れない。
- マウントしたデータを直接見てみると、
2021-01-08-140145.inprogress
というフォルダだけが見えていて他に何もない。- .inprogressフォルダはTimeMachineで何かエラーが起きて中断したりしたときに生成されるもののようで、基本消すことができない。(消せばいいという記事がいくつか出てきたが。)
- .inprogressフォルダはTimeMachineが正常に動作すれば解消されるので一度バックアップ先をきれいにしてから再度バックアップするといいです、という記事を見かけたが、今回そんなことは物理的に不可能(バックアップ元はもうない)なので.inprogressフォルダをどうにかする方法は諦める
-
mount
コマンドでマウントしているストレージを改めてみてみると、TimeMachine
としてマウントしたsparsebundleと共有フォルダとしてマウントしたTimeMachineのフォルダが/Volumes
の下に存在していた。- 何度かmountとunmountを繰り返していたので気が付かなかったが、
/Volumes/.timemachine/UUID
的なフォルダがマウントされていた
- 何度かmountとunmountを繰り返していたので気が付かなかったが、
-
.timemachine
フォルダの下に実際にバックアップを取得した時のデータがあったので必要なものをここから手動コピーしてサルベージ完了した。
まとめ
- TimeMachineのバックアップを初めて行うときはちゃんと復元できるか試しておこう。
- 今回は時間がなかったので確認までできなかったが時間ある人は絶対にやっておいたほうがいい。
- 仮に復元でコケてもバックアップされたデータが消えていることはないので落ち着いて探せばデータは見つかる。
- 今回の.timemachineフォルダが/Volumesにマウントされていたのが何がトリガーだったのかはまだ追えていないが、同じトラブルに見舞われてしまった人の参考になれば幸い。
- Macが修理されて戻ってくる場合、新品でない場合でも中身が別物になっていて、厳密には同一機体ではなくなっていることがある(?)ので注意しておこう。