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はじめに

はじめまして、本田技研工業遠野です。

QAエンジニアをしています。(QA=Quality Assurance、品質保証)

6月半ばにソフトウェアテストのシンポジウム”JaSST'24 Kansai”へ参加してきましたので、そのレポートとなります

レポート1:基調講演「QAエンジニアの仕事をつくる」

当日の資料が公開されています

共感したこと

  • QA業務をどうするのか、QAの業務についてよく聞く疑問や悩みについて

    1人目だったり、話せる人が周りに少ないと、こう思うことがよくあるのではないだろうか

  • QAがいなかった組織においてQAは”謎の存在”か”嫌な存在”どっちかが多い

    謎の存在だから(必要な情報がわからなくて)会議に呼ばれていなかったり、
    嫌、まではいかなくとも最初は距離を感じたりしたことがあるため共感しました
    わかってもらうまでが重要なのかなと思いました

自分でもやってみたいこと

  • QAの使い方、やりたいこと、やらないことを伝えた
    わからない・知らないから、はよくあるので、
    わかりやすく宣言しておくのはいいなと思った

  • 可視化×トップダウン:QAガイド&クライテリア

    つくるのはかなり大変そうと正直思ったけど、
    書いてあるということはやったほうがいいこと
    と直接言わなくてもわかるのはすごくいいなと思った

印象に残っていること

  • 巻き込むときのポイント
    • 課題意識・危機感
    • 時間的・精神的な余裕(炎上中は改善は進まない)
    • 信頼関係
  • 仕事をつくるうえで大切なこと
    • 自分に何ができるか把握しなければならない
    1. 手持ちの武器を増やす
      1. 学習、スキル習得
      2. 味方を連れてきてやってもらう
      3. 日常的にやる
    2. 持っている武器を駆使する
      1. あるものでなんとかする腕力と覚悟
      2. 一人しかいないから!
      3. パワー!!!
  • ジョブ・クラフティング の考え方はヒントになる
    • 作業クラフティング
    • 人間関係クラフティング
    • 認知クラフティング

感想

  • わたしも、品質の領域に関しては、監督・コーチ的なポジションだと思うことがよくある
  • サービスやプロダクトに対しては別の監督が居る気がする
  • (監督の比喩から)どうなったら勝ちなのか、説明できたらもっといいのかな

レポート2:テーマセッション1「品質活動を事業に結びつけるためのQA文化の築き方」

こちらも資料が公開されているため、詳細はそちらをご確認ください

印象に残っていること

セッションのまとめで話されていた内容が特に印象に残っています。

  • トレード・オフするならスコープを削ることから検討する
  • ソフトウェア品質だけではない
  • その先にある体験価値の創造
  • ソフトウェアが完璧につくりこまれていても、旅体験がよくなければその人にとっての旅は悪いものになる
  • プロダクトの中に旅はない
  • ソフトウェアが良くなければ旅にすら出てくれないけど、ソフトウェアがすべてではない
  • かけ合わせで総合点はもっと上がる
  • サービスの改善活動に取り組める領域はたくさんある
  • QAエンジニアのキャリアの選択肢もたくさんあるはず
  • QA組織という枠組みだけではなく、チーム全員で

感想

  • 文化をつくるのはすごく難しいし、大変、時間がかかると勝手に思ってしまう
  • 文化づくりに成功しているなと思った
  • 戦略的に動けば可能なんだ!と思えた
  • 「ソフトウェアが完璧につくりこまれていても、旅体験がよくなければその人にとっての旅は悪いものになる」にハッとした
  • ソフトウェアだけに限らないということは、”品質”に対しては、QAができることは無限にあると思った
  • 自分がこれまでやったああいう動きはあながち間違いではなかったかも、と思えて元気が出た
  • 視野広く持とう

レポート3:テーマセッション2「組織全体で品質を担保するための品管メンバーとしてのさまざまな役割」

同様に、資料が公開されています

印象に残っていること

  • プロダクト品質の担保は誰がコミットメントするか
    • 得意なのはQAに関する職種のメンバー
    • ただし全部をやるのは無理なので「リード」しながら組織全体で動くことが大事
    • 品管メンバーがやみくもに動いても勝手にコラボレーションは生まれない
  • コラボレーションに至るまでのステップ
    • 認知
      • 存在、やっていること
      • 品質にまつわることを知ってもらう
    • コミュニケーション
      • 一緒にやる
    • コラボレーション
      • 一体となっていく
    • 品管メンバーの存在を認知
    • 品管メンバーの活動を認知
    • 品管メンバーとコミュニケーション
    • 品管メンバーとコラボレーション
    • 品管メンバー関係なく自発的に様々なアクションが発生する

感想

  • 情報密度高かったけど、わかりやすかった、聞きやすかった
  • 全部を自分たちでやることは無理(泣)それはそう
  • やったことをかなり具体的に知ることができて、イメージがつきやすかった
  • 特に「品管週報」やってみたい!
  • やりはじめたら無限に続けられると思うけど、終わりにしたのはなんでだろう?
    • 役目を果たしたから、と回答をもらいました
  • (仕様起因のバグってあるあるなのかな…)

さいごに:JaSST'24Kansai 全体を通して感想

  • 自身の状況的には実質ひとり目QAなので、参考になる話ばかりだった
  • 自分の仕事を知ってもらうこと の、いろんなやり方を知れた
  • やってみたいと思える事例に出会えた
  • ワークショップのほうも行きたかった!

レポートは以上です

お疲れさまでした、楽しかったです!

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