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Raycast とは

Macで使えるランチャーツールです。
ちょうど、

  • クリップボード履歴・スニペット機能の Clipy
  • ウィンドウ制御の Spectacle
  • アプリランチャーの Snap
  • Mac標準の検索機能 Spotlight

をすべて兼ね備えたようなアプリになっています。

ざっくり以下のことができます。

  • ホットキーでアプリを起動
  • ウィンドウ制御
  • クリップボード履歴
  • スニペット機能
  • アプリ・ファイル検索
  • 電卓
  • ...etc

その中でも私がよく使っていて便利だと思った機能を紹介します。

ホットキーでアプリ起動

ダウンロード.gif

Snap でできることと変わりませんが、M1チップになってから Snap が不調で使えなかったのでめちゃくちゃ助かりました。

⌥Aで Arc を表示・非表示、⌥C で VSCode を表示・非表示など、任意のキーの組み合わせで任意のアプリの表示・非表示ができます。

これでキーボードからいちいち手を離さずにアプリの切り替えが可能になり、開発効率がめちゃくちゃ上がります。

ウィンドウ制御

ダウンロード (1).gif

Spectacle とできることは同じです。

私は Spectacle に合わせて、⌥⌘Fで画面最大化、⌥⌘→で右寄せなどを割り当てていますが、アプリのホットキーと同じく、好きなキーの組み合わせを設定できます。

クリップボード履歴

image.png

Clipy と基本的には同じですが、最大の違いは画像の履歴も保持できることです。

スクリーンショットを複数枚撮って Slack などに投稿したいとき、普通は

  • 保存先をクリップボードにして1枚撮って貼り付け、次の1枚を撮って貼り付け…
  • 保存先をどこかのフォルダにしてファイルとして保存してアップロード

のどちらかだと思います。

前者は往復が面倒ですし、後者はスクリーンショットを Slack で送ったらもう不要とかだと、いらないファイルが溜まって嫌だったりしますよね。

そんなとき Raycast のクリップボード履歴なら、保存先をクリップボードにして複数枚撮影した後、Slack に複数枚貼り付けとかができて便利です。

スニペット機能

これも Clipy にもありますが、Raycast の方がカスタマイズ性は高いです。

image.png
image.png

例えば上のように「日付」というスニペットを用意すると、今日の日付がスニペットとして用意できます。

これを応用すると、ある一文の特定の場所だけ今日の日付を入れたいというスニペットを以下のように作成できます。

add -r {date format="yyyy/MM"} 2310EA129 001 100
→ add -r 2024/06 2310EA129 001 100

nits: Quicklink 特定のリンクを瞬時にブラウザで開く機能

少々ニッチですが、個人的にとても便利な機能です。

私の使い方としては、毎日入る Zoom のリンクを登録するです。

Untitled.png

Quicklink に登録してそれをお気に入りに登録しておくと、

  1. Raycast を開く(私の場合はShift + Space)
  2. Enter

と、キーボード操作だけで Zoom のリンクを開けます。

私の開発チームでは毎日 Zoom で朝会やモブプロ・ペアプロを行っています。
このとき毎回特定の Zoom のリンクを開く必要があるわけですが、通常は

  1. リンクがメモしてあるアプリを開く
  2. リンクがメモしてある場所を開く(メモやブラウザのお気に入りなど)
  3. リンクをクリックする

という動線になり、すばやく Zoom に入りたいときなどなかなか面倒だったので、この機能は嬉しかったです。

おわりに

Raycast はその他にも多くの機能があり、正直私は全然使い切れていないほどです。
これからも色々試していきたいと思います。

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