7
7

More than 5 years have passed since last update.

TypeScriptを一番手軽に書けるエディターはWebStormである

Last updated at Posted at 2015-08-20

TypeScriptはJavaScriptを安全に書ける強力な言語です。しかし、TypeScriptを使うには、コマンドラインからtscコマンドを使ったり、GruntやGulpなどのタスクラナーでコンパイル処理を記述するなど、何かと面倒です。TypeScriptを始めようと思っても、準備段階で心が折れる方も多いのではないでしょうか。

JavaScriptのIDE「WebStorm」では、TypeScriptのコンパイラーが内蔵されているため、WebStormさえインストールすればTypeScriptが使えるようになります。設定も簡単です。

WebStormでTypeScriptを手軽に使う方法

まず、公式サイトからWebStormをインストールします。WebStormはシェアウェアですが、試用期間が30日あります。HTMLやCSSの開発環境としても非常に優秀なので、使ってみて気に入った場合は購入するとよいでしょう。
起動したらEmpty Projectで新規プロジェクトを作成し、任意の場所にプロジェクトファイルを作ります。
プロジェクト設定画面

画面左のファイルエクスプローラー画面で右クリックし、[New]→[TypeScript File]を作成し、任意の名前で保存します。ここでは、hoge.tsというファイルを作っています。
TypeScriptの新規作成

すると、画面上部に[TypeScript Compiler]と表示されるので、[Enable]を力強く押します(※)。

TypeScript Compiler

※ もしこの画面が出ない場合は、[WebStorm]→[Preferences]→[Languages & Frameworks]→[TypeScript]→[Enable TypeScript Compiler]にチェック

設定が終わったら、早速TypeScriptのコードを書いてみましょう。変数aをnumber型で宣言します。

TypeScript
var a:number = 1;

記述が終わると、自動でTypeScriptのコンパイルが実行され、JavaScriptファイルが生成されているのがわかります。

JavaScriptへのコンパイル

中身を見てみましょう、先ほどTypeScriptで記述していた「number」という文字が消え、正常にJavaScriptに変換されているのがわかります。

コンパイル後のJavaScript
var a = 1;

最後に

簡単ですよね。筆者はいくつかTypeScriptを書くためのエディターを試してみましたが、結局一番WebStormが手軽だなと思って使い続けています。今回は導入部分だけでしたが、WebStormはコード入力補完やデバッグ機能など、TypeScriptを記述するのに便利な機能が揃っています。WebStormを使いこなして快適なTypeScriptコーディングを。

7
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
7