Xcode 7でiOSアプリを作る際、http通信をデフォルトでブロックするATS(App Transport Security)という機能があります。詳しくはiOS9 ATS問題にまとまっています。
正しい対応方法やinfo.plistを直接編集する方法はあるのですが、テストをしたい時などに手軽にXcode上からATSを無効にする方法を紹介します。多分これが一番楽だと思います。
① ナビゲーターのプロジェクト名部分を選択
② [info]を選択
③ 任意のKeyの、[+]ボタンをクリックしてKeyを追加する
④ 図の④の箇所をクリックする
⑤ 図の⑤の箇所でKeyを選択できるので、[Allow Arbitrary Loads]を選択する
⑥ Valueを[YES]にする
以上です。
やっていることはinfo.plistの編集と同じなのですが、直接ファイルを編集するよりもUI上から行うほうが安全でしょう。
テストするには下記のようなコードを使うとよいです。
上記の[Allow Arbitrary Loads]をYESをした場合のみ、http通信が可能になります。
Swift-ViewController.swiftのviewDidLoad()内
let myWebView:UIWebView = UIWebView();
myWebView.frame = CGRectMake(0, 0, 320, 480);
self.view.addSubview(myWebView);
// http通信を試みる。ATSが無効の時のみ成功する
myWebView.loadRequest(NSURLRequest(URL: NSURL(string: "http://yokanavi.com/")!));