GitHubで白熱した議論を落ち着かせるため、コメント投稿、プルリクエスト作成、Issue作成できるユーザーを一時的に(24時間だけ)制限できる機能が本日(2017/5/31)にリリースされました。
Introducing temporary interaction limits
本エントリーでは、本機能の設定方法について解説します。
設定を有効にするには
[Settings]→ [Options]→[Restrict editing to collaborators only]にチェックを入れて設定できます。
制限するユーザーを設定するには
どのユーザーに対してだけコメントやIssue作成を許可するかは、設定画面下部にある[Temporary interaction limits]で設定します。
設定できる制限は次の通りです。
以前から存在するユーザーのみ許可する
設定名:[Limit to existing users]
最近アカウントが作成されたユーザーは、コメントやIssue作成が不可能になります。
以前コミットしたことがあるコントリビューターのみに許可する
設定名:[Limit to prior contributors]
一度もマスターブランチにコミットしたことのないユーザーは、コメントやIssue作成が不可能になります。
コラボレーターのみ許可する
設定名:[Limit to repository collaborators]
コラボレーターとして許可されているユーザー以外は、コメントやIssue作成が不可能です。
制限されたユーザーはどうなるのか?
許可されていないユーザーは、次のアクションが24時間の間、不可能になります。
- コメント投稿
- Issueの作成
- プルリクエストの作成
次に示すのは、制限のかかっているリポジトリで、Issue作成許可のないユーザーがIssueを作成しようとしているキャプチャーです。リポジトリに制限がかかっている旨のエラーが表示され、許可されていないユーザーはIssueを作成することができなくなります。
同時刻、Issue作成が許可されているユーザーは、従来通りIssueを作成できます。
有効活用して、健全な議論を
議論が白熱して収集がつかなくなったり、リポジトリが荒らしにあっているときなど、この機能を有効活用して健全な議論を進めましょう。