4
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

SIGNATEのコンペに初挑戦!

Last updated at Posted at 2022-02-02

はじめに

Qiita初投稿!!

今回、プログラミング初心者である私はSIGNATEで行われているコンペに初挑戦することにしました。

挑戦したコンペは、【練習問題】都市サイクルの燃料消費量予測です。

コンペの概要

車の情報を元に、燃料消費量を予測します。

課題種別:回帰
データ種別:多変量
学習データサンプル数:199
説明変数の数:9
欠損値:あり

与えられたデータ

  • 学習用データ(train.tsv)
  • 評価用データ(test.tsv)
  • 応募用サンプルファイル(sample_submit.csv)
カラム名 説明 データ型
id インデックス int
mpg 燃料消費量 int
cylinders シリンダー int
displacement 変位 int
horsepower 馬力(一部欠損) int
weight 重量 int
acceleration 加速 float
model year モデル年 int
origin 起源 int
car name 車名 varchar

実践

早速実践です!

  • 環境:google colab

データの読み込み

SIGNATEにはデータを直接ダウンロードすることなくできる便利な機能「SIGNATE CLI」というものがあったため、こちらを使いました。

参照

上記を参照したため、この章は省略します。
また、各種ライブラリの読み込みはここでは省略することにします。

欠損値の処理

データの説明にもある通り、horsepowerに欠損値があることを確認します。

trainデータ

train.info()

と実行すると

RangeIndex: 199 entries, 0 to 198
Data columns (total 10 columns):
#   Column        Non-Null Count  Dtype  
---  ------        --------------  -----  
 0   Unnamed: 0    199 non-null    int64  
 1   mpg           199 non-null    float64
 2   cylinders     199 non-null    int64  
 3   displacement  199 non-null    float64
 4   horsepower    199 non-null    object 
 5   weight        199 non-null    int64  
 6   acceleration  199 non-null    float64
 7   model year    199 non-null    int64  
 8   origin        199 non-null    int64  
 9   car name      199 non-null    object

と表示されます。

一見、欠損値がないようにも見えますが、コンペテーブルには

欠損箇所は文字列"?"で表記されています

と書かれていました!

では?はあるのか確認してみましょう。

train.isin(['?']).sum()

を実行してみると、

Unnamed: 0      0
mpg             0
cylinders       0
displacement    0
horsepower      3
weight          0
acceleration    0
model year      0
origin          0
car name        0
dtype: int64

たしかにありました!

では、この欠損値をどの値で埋めるか考えるべく、horsepowerの分布を見てみることにします。
horsepowerはobject型のようなので、どの文字列が頻出しているのかSeries型でみてみましょう。

train['horsepower'].value_counts(ascending = False)
88     11
110    11
100    10
90      9
97      8
       ..
125     1
138     1
153     1
82      1
137     1
Name: horsepower, Length: 72, dtype: int64

頻出度を降順(大きい順)にし、上からみてみると88と110が11回、100が10回登場していることがわかります。

今回は88で欠損値を埋めることにします。

#まず?をNaNに変換
train.replace('?', np.nan, inplace = True)

#88で欠損値を埋める
train['horsepower'].fillna('88', inplace = True)

最後に欠損値がなくなったか確認します。

train.isnull().sum()
Unnamed: 0      0
mpg             0
cylinders       0
displacement    0
horsepower      0
weight          0
acceleration    0
model year      0
origin          0
car name        0
dtype: int64

無事欠損値の処理が終わりました。

testデータ

trainデータと同様の作業を行なうため、省略します。

データの可視化

今回のコンペでは、

  • 説明変数:mpg
  • 目的変数:その他

となります。

従って、mpgと相関関係が強い変数を探すため、ヒートマップを作成することにします。

sns.heatmap(train.corr(), annot = True, cmap = 'bwr', linewidths = 0.2);

image.png

このような結果となりました。

mpgと高い相関がある変数は

  • cylinders
  • displacement
  • weight

であることがわかります。

この変数を使って学習をするとよいのでしょうか。

しかしよくみると、
これらの変数は相互に高い相関関係にあります。
つまり、このまま使うと多重共線性が発生する可能性があります。

※多重共線性については、以下を参照いただきたい
https://www.ydc.co.jp/column/mi/mieruka04.html

従って、ここではmpgと最も相関が大きいweightのみに変数を絞ることにします。

機械学習

いよいよ機械学習の実装です。
今回は回帰問題であるため、LinearRegressionを用いることにします。

#trainデータをmpgとweightのみにする
train1 = train[['mpg', 'weight']]

X = train1.drop('mpg', axis = 1)
y = train1['mpg']

#学習データとテストデータに分割
X_train, X_test, y_train, y_test = train_test_split(X, y, test_size=0.5, random_state=0)

#モデルの作成
model = LinearRegression()

#学習
model.fit(X_train, y_train)

#評価
print('決定係数(train):{:.3f}'.format(model.score(X_train, y_train)))
print('決定係数(test):{:.3f}'.format(model.score(X_test, y_test)))
決定係数(train):0.671
決定係数(test):0.767

テストデータのほうがスコアが高いため、過学習は起きていないと思われます。

最後に回帰曲線がどのようになったか示してみます。

print('\n回帰係数\n{}'.format(pd.Series(model.coef_, index=X.columns)))
print('切片: {:.3f}'.format(model.intercept_))
回帰係数
weight   -0.007107
dtype: float64
切片: 44.725
mgh = 44.725 - 0.007107 * weight

のような式になったことがわかりました。

提出

最後にサンプルファイルを参考に、提出用にデータを加工していきます。

実は、私自身ここでかなり手こずりました(°ー°〃)

まずテストデータのweightを用いて、mgtを予測します。

#テストデータからweightを取り出す
X_test = test[['weight']].values

#予測データをpredictに格納
predict = model.predict(X_test)

#テストデータにpredictを追加
test['mpg'] = predict

#提出するファイル用に、Unnamed: 0(id)とmpg(予測)のみを取り出す
sub = test[['Unnamed: 0', 'mpg']]

ここでサンプルファイルを見てみます。

1	40.9
0	2	28.8
1	4	11.0
2	5	19.4
3	6	14.0
4	7	32.9
...	...	...
193	391	20.5
194	392	16.0
195	393	18.2
196	394	37.2
197	397	38.0
198 rows × 2 columns
  • ヘッダーなし
  • mpgは小数第一位まで(コンペの説明文にはmpgはint型と書いてありましたが、intにするとなぜかエラーになったため)
  • インデックスなし(Unnamed: 0をidとして用いるため)

以上の点に気を付けて加工を行います。

#小数第一位までに丸める
sub = sub.round(1)
#csvに変換(インデックスなし、ヘッダーなし)
sub.to_csv('mpg.csv', index = False, header = None)

これで提出用のファイルが完成しました。

ちなみに、提出した結果はかなり悪かったです。
下から数えたほうが早い順位でした≡(▔﹏▔)≡

参照
https://www.kaggle.com/katotaka/kaggle-prediction-house-prices
37行目あたりからかなり参照させていただきました。

反省(備忘録)

  • 特徴量の意味をしっかり捉える必要がある
  • ドメイン知識がかなり重要
  • 新たな変数を作ってもよかった

SIGNATEは日本の分析コンペプラットフォームであるため、kaggleよりは初心者の私でも気軽に取り組むことができました。
これからも勉強しつつ、コンペに参加し、そのアウトプットとしてこのqiitaに記録していこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

4
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?