#はじめに
Wordpress用フレームワーク「Herbert」の設定ファイルを読み解こう
設定ファイルの中心はherbert.config.phpである
前記事→Wordpress用フレームワーク「Herbert」プラグイン名の設定
#環境
ホストOS:Windows 10
ゲストOS:CentOS 6.7
Vagrant(ローカル開発環境)
vccw(Wordpress導入用)
Wordpress 4.5.1–ja
PHP 5.4.45←5.4だと動きませんでした.
==>5.6.21
#Config
##バージョン管理(Constraint)
作成したプラグインを動かすのに必要なHerbertの最低バージョン(?)を指定
とは言え今のところ0.9しか出てないので...というかこれ更新されるのだろうか
##変数の拡張(Extend)
herbert.config.phpの中で独自の変数を定義でき,かつ他の場所で簡単に取り出せる.
/**
* My plugin name
*/
'pluginName' => 'Social Icons Pro',
/**
* My table prefix
*/
'prefix' => 'sip_',
/**
* The Herbert version constraint.
*/
'constraint' => '~0.9',
/**
取り出すとき
$pluginName = Helper::get('pluginName');
###名前空間による分離(Namespacing)
前記事の修正で,ひたすら名前空間を指定する作業をした.
形式は以下のうように決まっている.typeにはroutesやpanelsが,Namespaceには設定したい名前空間,file.phpは任意のphpファイルを指定する.
'type' => [
'Namespace' => 'file.php'
],
ここを読んで理解したが(お恥ずかしい),複数の名前空間を用意すれば,機能ごとにファイルを分離する事ができる.
typeによって設定できる項目は以下4つ.細かい内容はまた後日
- Routes(routes) →ルーティング制御
- Panels(panels) →管理画面のサイドバー設定
- Api(apis) →API
- Views(views) →フロント制御
###ファイル読み込み(Flat Files)
独自に作成した外部phpファイルを読み込む.いわゆるrequire_once
やinclude
と同じ処理をまとめてしまう.
'requires' => [
__DIR__ . '/app/customPostTypes.php',
__DIR__ . '/app/hooks/postIsTrashed.php'
],
#おさらい
herbert.config.phpに関して各設定について解剖した.
重要なトピックとしては名前空間の扱いを指定する,ということであろう.
何かと処理が複雑になってくると,名前空間を複数用意して切り離す.そんなときに色々書き換える必要がある,といったイメージでしょうか.
とりあえずは前回の修正で問題ないと信じて次に行ってみよう.
今回はここまで
フレームワーク的に大事であろうRoute,Controller,Viewなどに触れていきたい.
次回はRoutes編
ルーティングの設定をしていこう