概要
業務内でテレビ会議用のスペースの空席情報が知りたいといった需要あったので、一つのユースケースとしてAWS IoT Coreについて検証を行いながら、RaspberryPiと組み合わせて座席の空席情報の表示ができるアプリを実際に構築してみました。アプリを構築した際の手順等のメモを各機能ごとに記載しています。
ユースケース詳細
着座センサの付いた raspberry Pi を使って座席の空席状況を監視するアプリケーション。
デバイスから送られてきたデータに対して以下の流れで処理を行っています。
① RaspberryPiからAWS IoT Coreへのセンサーデータ送信。
② AWSの証明書を利用したデバイスの認証認可。
③ デバイスの稼働状況などの管理情報を記録。
④ IoT topicでデバイスから送られてきたデータを受信。
⑤ IoT topicで受け取ったデータにIoT ruleでデバイス管理情報等をDynamoDBから抽出して追加。
⑥ 加工したデータをIoT actionから他サービスに送信。
⑦ デバイス状態の更新。
⑧ 空席情報を判別してモニタリング用Webアプリへのデータ連携。
座席のセンサーを検知してこんな感じで画面が遷移します(画像)
検証内容のメモ(リンクのURL調整中)
このアプリを作成した際の検証内容をAWS IoT Coreの各機能ごとに以下の内容で記載していきます。
- AWS IoT Core検証メモ①:AWS IoT Core事始め
- AWS IoT Coreの設定とデバイスの登録、デバイス側の設定とIoTCoreへのメッセージ送信について
- AWS IoT Core検証メモ②:IoT rule について
- AWS IoT Coreにデバイスからメッセージが送られてきた際のアクションの追加方法について
- AWS IoT Core検証メモ③:IoT action について
- AWS IoT CoreからIoTactionを利用して他サービスへのデータ連携を行う際の設定方法について
- AWS IoT Core検証メモ④:IoT shadow について
- AWS IoT Coreに接続しているデバイスの状態監視、デバイスへの指示をクラウドから行う方法について
- AWS IoT Core検証メモ⑤:FleetProvisioningについて
- AWS IoT Coreへのデバイス登録を自動化する仕組みについて
- AWS IoT検証メモ⑥ : AWSIoTを使ってみて便利だって点と気を付けるべきこと
- 自分がAWS IoT Coreを使ってみて活用した方がいいと思った機能や運用上の注意点などについて