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CentOS7 に MongoDB を導入する方法

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概要

MongoDB を GCP で借りてるサーバに導入した時の備忘録。

前提

  • OS: CentOS Linux release 7.6.1810 (Core)
  • 後述の手順は、基本的にルート権限のユーザで実行している前提とする

尚、「公式の導入手順」に則っているので、そちらも参照のこと。

手順1: MongoDB を導入

リポジトリ作成

/etc/yum.repos.d/mongodb-org-4.0.repo というリポジトリファイルを作成。

sudo vi /etc/yum.repos.d/mongodb-org-4.0.repo

リポジトリファイルの中身を以下のとおりにする。

/etc/yum.repos.d/mongodb-org-4.0.repo
[mongodb-org-4.0]
name=MongoDB Repository
baseurl=https://repo.mongodb.org/yum/redhat/$releasever/mongodb-org/4.0/x86_64/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=https://www.mongodb.org/static/pgp/server-4.0.asc

インストール

質問事項に全て Yes と答えることをデフォルトにして最新をインストール

sudo yum install -y mongodb-org

ちなみに、もし任意のバージョンを指定したい場合は以下の様にインストール

(v4.0.6を指定した例)
sudo yum install -y mongodb-org-4.0.6 mongodb-org-server-4.0.6 mongodb-org-shell-4.0.6 mongodb-org-mongos-4.0.6 mongodb-org-tools-4.0.6

入ったか確認するためバージョン表示コマンド実行

mongod -version

起動

sudo systemctl start mongod

起動できかた確認

# 確認コマンド
$ sudo systemctl status mongod

# 結果
● mongod.service - MongoDB Database Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mongod.service; enabled; vendor preset: disabled)
   # 以下が 「active (running)」 になっていれば OK.
   Active: active (running) since Sun 2019-03-03 15:36:18 JST; 30s ago
     Docs: https://docs.mongodb.org/manual
   :

※ デフォルトの起動ポートは 27017 番

SELinux の設定

SELinux の設定状況を確認するコマンドを実行。(Permissive ならこの手順はスキップする。)

# 確認コマンド
$ getenforce

# 結果: Permissive なら何もしなくて良い
Permissive

SELinux が有効になっている場合は、以下のコマンドで一時無効化
(本当はちゃんと設定すべきだが、今回はやらない)

setenforce 0

手順2: 管理ユーザ作成と認証機能有効化

管理ユーザ登録

# MongoDB に入る
mongo

# admin データベースに接続する。
use admin

# 管理ユーザを登録
db.createUser({user:"admin", pwd:"Zaq12wsx", roles:[{role:"root", db:"admin"}]})

# ユーザの存在確認
db.getUsers()

# もしくは以下でもユーザ確認できる (パスワードはハッシュ化されているので文字列になっている)
db.system.users.find()

管理ユーザ登録時は以下に注意

  • user: 管理者 ID を適当に決めてください(任意)。上記は一例。
  • pwd: 適当なパスワードを決めてください(任意)。上記は一例。
  • roles: 上記に記載のとおりに書いてください(固定)

MongoDB 認証有効化 (その1)

# 一度 MongoDB から抜ける
exit

# 認証・認可を有効にして再起動
mongod --auth --dbpath /var/lib/mongo

MongoDB 認証有効化 (その2)

その1 の認証付き再起動コマンドがエラーでうまくいかない場合は、こちらで試してください。

# 一度 MongoDB から抜ける
exit

# 一度 MongoDB サービスを停止
sudo systemctl stop mongod

# 設定ファイルを編集 (sudo 不要でできるならそれで OK)
sudo vi /etc/mongod.conf

以下の記述を、設定ファイルの末尾に直接追記する。
(もともと security という行があるので、コメントアウトを外して修正する)

/etc/mongod.conf
:
# 認証機能を使用しない場合, 下記をコメントアウト
security:
  authorization: enabled

設定後、MongoDB 再起動

# MongoDB サービス再開
sudo systemctl start mongod

コレで認証設定も完了。mongo コマンドで入ることはできても、検索や登録・更新などを行うと認証エラーの記述が表示される。

mongo -u ユーザID -p パスワード -authenticationDatabase admin で mongo に入るか、
mongo で入った後に use admindb.auth("管理者のID", "パスワード") を実行して中でログインすると、
問題なく検索・登録・更新などが行える。

前者のやり方は、サーバでコマンドログの記録などを行なっている場合は、推奨されない。(パスワード情報が履歴に残っちゃうので)

以上で、MondoDB の構築から認証設定まで完了。

おまけ: MondoDB をアンインストールする時

以下を全部やる

sudo yum remove mongodb-org*
sudo rm -r /var/log/mongodb /var/lib/mongo

なんかエラーで混乱してきたら、データ次第だが、上記で消してから再インストールするのも一つの方法。

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