概要
CentOS7 のサーバに Git を導入する時の備忘録。
yum install git
で入る Git は少し古いので、新しいバージョンを入れる方法を記載する。
手順
依存関係のあるライブラリをインストール
依存関係があるライブラリ(curl、zlib、openssl、expat、libiconv あたり)を導入する。
真っさらなサーバだと、コンパイルするのに必要な gcc がそもそも入ってないパターンもあるのでこれも入れる。
sudo yum -y install gcc curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel perl-ExtUtils-MakeMaker autoconf
ダウンロード対象を確認
https://mirrors.edge.kernel.org/pub/software/scm/git/ で Git の落としたいバージョンを確認し、アドレスのリンクをコピーする。
(今回は git-2.9.5.tar.gz
のリンクをコピーした。)
※ もしかしたら、最新の Git がここにない可能性もあるので、Gitの公式サイト からリンク先情報等を探してみてくださいませ。。。
Git パッケージをダウンロード
# インストールに適切な場所に移動
cd /usr/local/src/
# サイトから Git の圧縮ファイルをダウンロード
sudo wget https://mirrors.edge.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.9.5.tar.gz
# ファイルを解凍
sudo tar xzvf git-2.9.5.tar.gz
※ もし wget が入ってなかったら sudo yum install wget
でインストールできる
ダウンロードが完了したら、tar.gz ファイルは不要なので消してもいい
/usr/local/src
# 圧縮ファイルを削除
sudo rm -rf git-2.9.5.tar.gz
Git をインストール
/usr/local/src
# 解凍した Git ディレクトリに移動
cd git-2.9.5/
# make コマンドでインストール
sudo make prefix=/usr/local all
sudo make prefix=/usr/local install
確認
インストールされたか確認
# バージョン確認コマンド
$ git --version
git version 2.9.5
以上で完了。