はじめに
COVID-19の影響による強制フルリモートワークにより、私のチームのメンバーも全員オフィスにいない状況が続いています。
元々コミュニケーションツールとしてslack、Trello、Backlog、Teams、Googleドキュメント等を利用しており
リモートワーク自体もコロナ禍以前から継続して行われているので、仕事をする分には全く支障は出ていないのです・・・が
雑談が圧倒的に足りていない!
slackがあるのでチャットで雑談するのがベストなんでしょうけども
チャットツールは使う人はめっちゃ使いますが、使わない人は全く使わないという状況が生れるのが問題です。
とはいえ、わざわざ雑談のためだけにslack通話を繋げるのは
結構心理的ハードル高いのでどうにかならんかなと思っていました。
そんな時、 remo.co 良いんじゃね?的な話がslack上で噴出し、トライアルですが実際に全社で使い始めたので
その使い心地や感想を記載していきます。
remo.coとは
remo.coはビデオ会議の為のWebサービスですが、一般的なビデオ会議とはちょっと違った面白い仕組みを採用しています。
- 大小いくつかの部屋があり、参加者は自由に部屋を行き来できる
- 小さい部屋は4人、一番大きな部屋だと30人まで入ることが可能
- 部屋の中の通話はその部屋の中にいる人しか聞くことが出来ない
- 部屋はロックを掛けることが可能
- ロックされている部屋に入りたいときは、ノックをすれば中の人に参加可否のダイアログが表示される
remo.coを使ってみた
試行錯誤しながらどんな風に使えるか試してみましたが
プロジェクトメンバー同士で作業しながら仕事の会話や雑談するのに向いていると思います。
特に明確にルール化はしていないので各自の自由ですが私は以下のように使用しています。
- リモート出社したらとりあえずremoのプロジェクト部屋に入る
- スピーカーは常時オンにしておき、マイクは喋る時だけオンにする
- カメラはオフでも良いですが、物足りないので適当にFaceRigのアバターを表示
チームメンバーが部屋に入ってきたら
「おはようございまーす」
と挨拶を交わしそのまま黙々と作業を続けつつ
「そういえば、〇〇ってどうなってます?」
「△△みたいにリファクタしようと思うですけどどう思います?」
「□□についてslackで投げたんでチェックお願いしまーす」
「mergeしようと思ったらconflict地獄で死ぬ!(笑)」
「今朝のニュースで~」
みたいにゆるーく会話しています。
ちょっと息抜きしたい時は別の部屋に移動してみて
今まであまり話した事のない人とも雑談をしてみたりして
むしろ物理的なオフィスにいる時より会話する人の人数自体は増えています。
業務終了後はそのままだらだらと雑談を続けて
「ちょっと飯食ってから酒持って戻ってくるよ」
みたいな流れで幹事的な人が居なくてもそのまま自然に飲み会の流れになるのも面白いですね。
この感覚何となく覚えがありますがアレですね、ネトゲのフレンド同士の会話のノリですね。
上手く活用できれば会社というネットゲームをプレイしてる感覚で仕事出来るようになるかもしれません。
remo.coを使ってみての感想とかいろいろ
- 「今から会話します」のような事前のネゴシエーションが不要なのでビデオ通話の心理的ハードルが低い
- remo.co上でのステータス見れば話しかけて良さそうか分かるので気軽に話しかけやすい
- slack通話やTeamsと比べて大人数でわいわい話すのに向いている音声品質は高い
- 試用期間中はパスワード掛けられないのでURL知っていれば誰でも入れちゃう
- ホワイトボード機能はちょっと不安定なので使えない
- 回線が遅い人は6人以上集まるとROMになってしまう
オフィスで隣にいる人に話しかける感覚でゆるーく繋がれるツールという印象でした。
弊社の社長も気に入ってるのでたぶん利用を継続するんだと思います。
何となくですが、コロナ禍によりこういったリモートオフィスが一般化していくと
「もしかして全社員が入れるデカいオフィス要らないんじゃないか」
ということに気付き始める人が増えるじゃないかなと思ったりしました。