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ORACLE MASTER Bronze DBA 2019 を終えて

Last updated at Posted at 2024-08-31

お疲れ様です.Tomです.

Bronzeではあるものの,先日ようやくOracle Masterを取得しました.
いろいろ思ったことやTipsなどを書いていこうと思います.

BRZDBA19CJPN.jpg

● 試験概要

試験概要とテスト範囲は下記から調べていけます.
https://education.oracle.com/ja/oracle-master-bronze-dba-available-only-in-japan/trackp_DB19CBRNZ

有効なのは日本だけのようですが,Silverも日本のみで有効のように見えました.

● 試験の予約から受験までのながれ

1.チケットの購入
試験は楽天からバウチャーを買うことをおすすめします.
そのままだと約3.5万円と結構な数字で,「Bronzeにここまで払うのか」という気分になりますが,セールの時期を選んで買っておくとポイントがつくので幾分か気が楽になります.僕は実質2万円台で買えたので,自分の中の財務大臣から受験の許しが出ました.


(2024/08/21 執筆現在)楽天モバイルに入っておけば,SPUでがっぽり楽天からカモれる仕組みになっているので,オペレータから連絡が来る回線を分けたいエンジニアや公私を分けようと考えている方にもこの機会に入会おすすめです.乗り換えで最もポイントをもらえるキャンペーンのURLを貼っておきます.

https://r10.to/hUvybG?openExternalBrowser=1

2.試験の予約
上記で購入すれば,翌営業日くらいにコードが送られてくるので,PearsonVUEのHPで試験の予約をします.通常予約の方はクレジットカードでPearsonVUEから決済したあと,そのまま予約に誘導してくれます.

3.受験
当日は試験場内で勉強ができません.近くにカフェを探して直前まで確認することをおすすめします.ただし,すぐ受けたいという人も対応可能そうでした.

● 勉強した内容

大きく4点です.

1.構築
自分でVMを切って構築まで行いました.また構築だけではなく実際のコマンドやSQL操作も可能な限り行いました.下記も合わせてご参照ください.

2.黒本

1週めはかなりちんぷんかんぷんで,ギリわかるところや「こういう考え方になっているんだな」であったり「こういう製品になっているんだな」というところをPing-tの手持ち知識とした.最後にもう一度戻って,模擬試験や巻末の問題を使ったり,ChatGPTで聞いてまとまった考えをメモする用途で使ったりしました.

3.Ping-t
はじめはかなり間違えます.
0問正解とかもあったが公式ドキュメントやChatGPTを使い,ユースケースや原理を納得するまでかなり細かく見た.柔道でいうところの「打ち込み」といった具合.数カ月間みっちり苦しみながら,脊椎反射で原理まで答えられるレベルでやります.
また最近ChatGPTの機能が実装されました.プロンプトは保存されませんが英語で聞いてもきっちり返してくれるのでかなり重宝しました.納得できるまで聴き倒しても嫌な素振りをしないですし,「いい質問ですね」と褒めてくれることがしばしばあるので励みになります.

4.Oracleの公式ドキュメントや有名な海外サイト
わかりやすい図が多いのは海外のサイトかと思います.下記のみで理解するのはかなり難しいですが,理解したあとはとても親切でわかりやすい世界に変わります.

Appendix) 根性は結構大事です
時代と逆行しますが個人的に大切だと考えています.好きなことをやっているのでめんどくさくても,しんどくても「よし!やるか」と気合いを入れて,こだわり抜いて納得する粒度まで理解しきります.

● 理解に時間がかかる場所

最後まで時間がかかったのは大きく3つでした.

1.どのオブジェクトに対して何が実行できるのか
※ Viewにデータを挿入できたりできなかったりが少しややこしかった.SQLの性質上Tableに対する操作もViewに対する操作も文構造がよく似ているので混同してしまいがち.

2.バックアップ取得方法とログ運用モード,リカバリの関係性
※ 3つ変数があるので,少しややこしい.「NOARCHIVINGLOGモードで何ができるのか」と「なぜできない操作があるのか(言い換えればなぜARCHIVINGLOGモードには可能か)」という論理を考えられるようになっておくべきです.

3.細々した本質に関係ないこと
資格試験の鬼門とも言えます.ユーザやインスタンスに対してEMでできることできないこと,各ロールでできることやできないことなど,自分の目的とはかけ離れた知識も頭に入れなければなりません.直感に擦り込むかのごとくPing-tをやり込みました.センター試験と同じ要領ですね.

● 資格試験を経て

勉強の動機は 『Webシステムの根幹であるDBがどのように機能していて,どのように働いていることで私達の生活に恩恵をもたらしているのかを理解してみたい!』 というものでした.以下が心境の変化です.

資格勉強開始時: 構成要素は比較的少なそうだが,細かいことが多く聞かれるな… 同じような言葉が莫大に合ってツラい…
--- 4 months later… ---
資格取得後 : 業務で飛び交っている言葉を理解できるようになり,目的であった仕組みや整合性を担保している機能を知ることができた.データベースってすごいきめ細かくて美しいんだなぁ

なお,今後DBAを目指しているわけはないのでこれ以上Oracle Masterに特化した勉強をしようとは考えていません.また今回も資格に寄った勉強ではなく,「DB全体の理解とその表明,技術英語への慣れ」という目的の手段としてOracleを勉強したので,4ヶ月もの時間を要しました.勉強方法によってはかなり短縮できるのではないかなと思います.

個人的にテーブルや表領域のマネジメント,データファイルなどのデータ管理の最適化が面白いなと感じました.データベース稼働中の整合性管理についてもテストにはあまり出なかった記憶ですが,DBの本質を抑えることができるので楽しいです.

勉強当初はまるでわかる気がしませんでした.当時の日記を見返しても打ちひしがれている様子がありありと伝わってきます笑
ただ受ける直前はわからないことが少なくなっており,費用対効果として”Bronzeだもんなぁ.本当にこれで良かったのか”などという自分にも失礼な思いを抱くようになっていました… 最終的に70問中68問正解という成績を残すことができたので自信にもなりましたし,満足です.

●次のチャレンジ

CKAに挑戦します.一段落すればアップデートしますので乞うご期待!

長いにも関わらず読んでいただきありがとうございました!

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