事象
昔のサーバー(CentOS6)に、セキュリティ対応目的でyum updateをしたところ、postfix
までインストールされてしまいました。
どうやらcronie
のアップデートに引きずられてインストールされたようです。
postfix
がインストールされるだけだったら問題ないのですが、
alternative
で、mta
がpostfix
になってしまったので、sendmail
コマンドを使用しているプログラムが軒並みqmail
を使用できなくなってしまいました。
※qmail
はソースインストールしており、alternative
には出てこない。
そのためなんとか元の状態に戻します。
対応内容
postfixの強制アンインストール
yum
でアンインストールしようとすると、依存性の関係で他の必要なパッケージまでアンインストールされてしまうため、
rpm
コマンドで強制的にアンインストールします。
rpm -e --nodeps postfix
qmailをsendmailに紐付ける
sendmail
コマンドを使うと裏ではqmail
を使用するように、手動でリンクを貼り直します。
ln -s /var/qmail/bin/sendmail /usr/sbin/sendmail
ln -s /var/qmail/bin/sendmail /usr/lib/sendmail
qmailの再起動
qmail
を再起動します。
svc -t /service/qmail/log/
svc -t /service/qmail/
svc -t /service/smtpd/log/
svc -t /service/smtpd/
本来どうすべきだったか
postfix
はcronie
のアップデートに引きずられてインストールされたようですので、
yum update
ではなく、
yum update --exclude cronie*
とすればpostfixはインストールされないようです。(cronieはアップデートされないままですが…)
以上。