卒業研究に取り組んできた1年間で見聞きして良かったリンクを集めてみました.
初級者向け
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研究をはじめる前に知っておいて欲しい7つのこと / Welcome to Lab - Speaker Deck
- 研究をはじめる前に読んでおくべき基本的なことが書かれています.
- 特に規則正しい生活は大切だと思います.
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はじめての論文執筆
- お茶の水女子大の伊藤先生が書かれた資料です.
- 具体的かつ体系的に論文執筆でおさえるべき観点が整理されています.
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卒論の書き方 / Happy Writing - Speaker Deck
- 卒論を書くときの心構えとツールの話が書かれています.
- GitHubは難しめなのでOverleafやCloud LaTeXを使うのもアリだと思います.
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学生でできる情報系の研究のテーマは何か? また見つけるコツは?Vol.60 No.10(2019年10月号)- 情報処理学会
- 研究テーマ探しで悩んだときに見つけた記事です.
- 面白さを感じる分野をテーマにすると良いと思います.
- 最初は面白くなかったテーマも,取り組んでいくうちに面白く感じてきました.
中級者向け
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論文の書き方 - 主にメンタル面の対処を中心として - Speaker Deck
- メンタルヘルスを保つために有用だと思いました.
- 心が折れそうなときに見ると良いと思います.
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「新規性」と「有用性」 - Vol.59 No.12(2018年12月号)-情報処理学会
- 新規性や有用性という言葉で倒れそうになっていたときに見つけました.
- これまでの取り組みと課題を明確にする(ポジショニング)ことで,新たな発見の価値をアピールすることだと思いました.
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優れた研究論文の書き方―7つの提案
- How to write a great research paperをリーダブルコードで有名な角征典さんが翻訳されています.
- ハイレベルな内容が多めですが優れた論文を書き上げるのに役立つと思います.
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必要最低限クリアして欲しい水準
- 情報処理学会の編集委員が論文をチェックする基準が紹介されています.
- 友達の理解できない内容は査読者も理解できないーという表現が当たり前でありながら刺さりました.
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楽しい研究のために今からできること 〜新しく研究を始める皆さんへ〜
- 研究への向き合い方やパフォーマンスの上げ方を中心に書いてあります.
- 大学院生が研究を上手く進めるためには必読です.
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四月から大学院に進む人へ - bluelines
- アマデウスのサリエリに私もなりました.(実体験)
- 大学院の博士前期課程(修士課程)に進学する学生にはおすすめです.
上級者向け
博士課程あたりのハイレベルなノウハウが書かれた記事を集めてみました.
- 情報系研究者のための研究ノート - Qiita
- 博士課程の誤解と真実 ー進学に向けて、両親を説得した資料をもとにー
- コンピュータ科学の博士課程にきて初めて分かったこと4つ | junkato.jp
- OS系トップ会議の査読プロセス|Michio Honda|note
- 査読の仕方
- 「良い研究をする方法論」というのは何だろう | 鈴木 健嗣 | ヒューマンインターフェース学会 トップカンファレンス・アドバンスト・ワークショップ 2021
余談
日本大学の川西先生が研究室不登校の分析と対策について論文で書かれています.学生と教員の双方の視点で分析されています.
川西利昌. "理工系大学・高専の研究室不登校." 工学教育 65.5 (2017): 5_2-5_7.
なぜ研究するのか疑問に思っていたときに見つけたツイートが良かったので貼ります.静岡大学の後藤先生がツイートされていました.
この前の高校での職業講話で、「なぜ大学で(みんながみんな研究者になるわけでもないのに)卒業研究/卒業論文あるのか」という文脈で使ったスライド。こういう汎用スキルを身に着けるために「卒業研究をして卒論としてまとめる」というトレーニングがある、と個人的には考えている。 pic.twitter.com/lt8McuVR4A
— Hiroki Gotoh (@Cyclommatism) November 28, 2020
伊藤先生が書かれていた余談でも「7.2 研究職を目指さない皆さんへ」で研究へ取り組む理由が書いてありました.
なぜ学会発表するかに対する回答の1つになるツイートを伊藤先生がされていました.
研究職以外の職種で修士で就職する人にもガンガン学会発表を勧める理由の一つがこれなのよね。24歳で修士で就職して数年後に転職するとして、転職先が応募資料をみてその人の名前で検索すると、見つかる情報は新卒時就職企業の仕事よりも学生時代の学会発表、という場合が多いのよ。
— 1T🍵T (@1T0T) February 2, 2022
情報処理学会の「先生,質問です!」は,研究に限らず面白いコンテンツが多いのでオススメです.